2006年、札幌で結成されたスカバンド、beat sunset。
松竹谷清、PAPA B、Carroll Thompson、Keith & Texなどのレゲエアーティストのバックバンドを務めたほか、
ジャズフェスへの出演など幅広いフィールドで活動する。
2013年8月には1stフルアルバム『one』をリリースし、MUSIC MAGAZINE『ベストアルバム2013』
ジャパニーズレゲエ部門ベスト5に選出される。
2014年8月に東京スカパラダイスオーケストラ主催のイベント“トーキョースカジャンボリー”のオープニングアクトを務めたほか、
2015年には“RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO”にRISING★STARとして出演。
2021年には自主レーベル<Ezo Ska Records>を設立し、7年ぶりとなる3rdフルアルバム『Progress』をリリースするなど、
その注目度は日に日に増している。
・なまらくさ
2021年にリリースした7年ぶりのフルアルバム『Progress』。
この映像内で音楽として使われている楽曲『なまらくさ』は、
ロックテイストな音作り・ミックスが施されているそんな『Progress』に収録されている1曲だ。
ちなみにこの映像は、「このコロナ禍で発表するものとして、なにか楽しいものをお届けしたいと思って、
MVは自分達を全く知らない方にも楽しめるようなものにした」というスカエクササイズ。
一緒にエクササイズをしてみるのも良い気分転換になるだろう。
ジャマイカ発祥の音楽であるスカを鳴らす彼ら。
同曲は「スカに、自分達の色をもっと足した」と話す、攻撃的でオールドスクールな1曲に仕上がっている。
「ライブでは元々結構やっていた」という通り、テンションをぐっと高めてくれる音の熱量の高さもポイント。
・PAPA BEAT SUNSET - canal street 【MV】
札幌在住の実力派レゲエアーティスト、PAPA B。
この楽曲『canal street』は、そんな日本のレゲエ界でレジェンドと呼ばれる方とのコラボによって鳴らされる。
踊れるスカのムードに、チャイナテイストをプラス。何とも異国情緒あふれる1曲となっている。
とはいえあからさまなチャイナの音楽というわけではなく、やはりスカとの融合となっているので、
多国籍感というべきか、国籍不明感というべきか、独特の雰囲気を放つ。それがまた、面白い。
MVも、サウンド同様に陽気な雰囲気で、チャイナテイスト。
「スカという音楽自体楽しいもの。陽気なものが多い。なのでMVも全体的に楽しい雰囲気のものを作るようにしている」
という言葉通りの仕上がりだ。
・beat sunset - 大きな嘘【PV】
ライブの定番曲でありバンドの代表曲である楽曲『大きな嘘』。
レゲエの一種に1970年代中期のロンドンで誕生し、甘い質感のあるサウンドで主に恋愛やロマンスについて歌う『ラヴァーズ・ロック』というジャンルがある。
様々なアーティストとの共演歴があるbeat sunsetだが、"ラヴァーズ・ロックの女王” Carroll Thompsonとの共演をきっかけに、自分達でもラヴァーズ・ロックテイストの曲をやってみようと、3rdアルバムでは"大きな嘘"のリアレンジバージョンが収録されており、メロウで柔らかいサウンド感とスウィートでビターなボーカルに、なんともぐっとくる。心に触れるようなそのサウンドは、きっとレゲエ好きの人以外にも広く刺さるものだろう。
テンションをぐっと上げてくれるサウンドもこのバンドの魅力の一つであることは間違いないが、こうしたぐっとくる世界観を構築することが出来るというのもまた魅力的だ。
「このコロナ禍で3rdアルバムのレコ発ができていないので、少しお待たせしていますが、レコ発はしっかりやりたい」
「アルバムのレコードカットも考えてる」との言葉ももらっているので、これからが楽しみだ。
「このメンバーで長く音楽を続けていき、スカという音楽をもっと幅広い世代に届けていきたい」
「メキシコなどスカが盛り上がっている南米でもライブをやりたい」と今後の目標を話す彼らは、きっとこれから先もどんどんとその音を遠くまで届けていくことだろう。
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URL: https://www.casinodrive.info/