ピンクの髪と、頭の上に乗ったミズダコの女の子「まだ子」がトレードマークのバーチャルYouTuber、がんばるぅ子。


「2050年からやってきた未来のエージェント」の彼女は、相棒のまだ子と一緒に、未来を救うために現代で活動中。

2018年7月にデビューを果たし、2020年8月にはイラストレーターのLAM氏が手がけたイラストデザインで再始動した。


その活動内容はゲーム配信や雑談配信、アカペラ配信やアニメの同時視聴のような企画配信など幅広く、「番組MC」「週1 3Dライブ」などユニークな内容のものも。

さらに2021年からは言語勉強やウクレレの弾き語り配信など活動の幅を広げ、音楽系の活動にも力を入れてきた。


また、イベント出演なども行ってきた彼女。

2021年8月8日にはワンマンライブ「Cheer」を開催し、グッズデザインからライブ内容の企画まで自ら行って大成功を収めている。

企画力と活動力、そして魅力的な個性を武器に、多方面で才能を発揮する要注目Vtuberだ。




・【オリジナル曲】My world / がんばるぅ子【MV】



2021年8月に公開されたオリジナル曲「My world」は、自身の誕生日記念として制作・発表された楽曲。


作詞作曲・編曲・MIXを手がけたのは現役高校生ボカロPのGlue氏で、ミニマルに研ぎ澄まされたサウンドと耳に心地よく響くメロディに乗せて、どこか切ない詞世界が描かれている。


未来からやって来て、未来を救うために現代で活動中の彼女。

そのVtuber活動が進むほどに彼女の知る未来と現実の未来の線はずれていく……という哀しい運命の物語が抒情的に綴られていて、2番では感情がダイレクトに伝わってくるセリフ調のパートがあったりと、表現も多彩になっている。


がんばるぅ子の歌声と、彼女の持つ世界観を体感できる一曲として必聴だ。



・【がんばるぅ子】シャルル / バルーン【歌ってみた】



2019年4月に公開された、バルーンの人気曲「シャルル」の歌ってみたカバー動画。


自身が初めて投稿した歌ってみた動画として思い入れのある作品だそうで、伸びやかな歌声はもちろん、全て自作のオリジナルMVも大きな見どころとなっている。


MVはVR空間に入り込んで演技から撮影までを行える「AniCast」の技術を使って制作したそうで、リアルタイムで動きを捉えた映像は、彼女の小さな身振りもしっかりと反映して、歌唱とパフォーマンスをより感情豊かなものにしている。


より自然に、より活き活きと表現を見せるがんばるぅ子に注目しよう。


・ジターバグ / がんばるぅ子(Cover)



2020年8月には新たなLive2Dモデルで再始動を果たしたがんばるぅ子。

その再始動が既に決まっていた7月に公開されたのが、蜂屋ななしの「ジターバグ」の歌ってみたカバーだ。


挑戦的な詞世界を見せる原曲を軽快に歌い上げていて、そこには「新しいことをやっていきたい」という彼女の気持ちが込められているという。

自分のことを愛して、自分のために、そしてファンのために生きていく。そんな決意のメッセージが込められた歌唱に注目だ。


イラストと動画はパペ子氏が制作。バックに出てくる風景は自身と関係のある地の景色だそうで、映像面にも見入ってほしい。




今年は未来のこれからの活動を見据えた展開をしていきたいと語っているがんばるぅ子。


オリジナルアルバムのリリースが大きな目標のひとつだそうで、今年中にもオリジナル曲のデジタルリリースをできたらと考えて計画を進めているそうだ。

活動4周年と誕生日のときにも企画を用意しているそうなので、そちらにも期待したい。


また、今年は他Vtuberとのコラボ企画やコラボ歌ってみた動画など、周囲のクリエイターとの関わりも増やして新たな挑戦を行っていきたいという彼女。

さらなる躍進に要注目だ。



【リリース情報】


【歌ってみた】夢にエール!パティシエール♪(Yume ni eeru! patishieeru♪) - Kureiji Ollie &がんばるぅ子 (Cover)

https://youtu.be/OTEZi88c6dc

デビュー時より関わりの深いイラストレーターLAM氏がデザインした姉妹Vtuber、ホロライブIDのKureiji Ollieとのデュエットカバーソング。
「人見知りを克服して今年はコラボを頑張りたい」という目標への大きな第一歩となった楽曲。がんばるぅ子の新たな第一歩を飾る作品として必見だ。