2012年1月、それぞれが行っていたプロジェクトが休止したタイミングで、札幌にて結成した音楽ユニット、HAMBURGER BOYS。
2022年で10年目となる。
北海道の市町村の歌をうたうタイミングがあり(最初はたらこが有名な鹿部町)、町の方の反応がすごく良く、そこから道内の市町村の曲を依頼されて制作することが多くなっていった。そして現在も北海道を中心に活動を展開し、そんな市町村とタイアップした楽曲で話題沸騰中。「北海道179市町村の歌を作る」ことを目指している。
楽曲制作からレコーディング、そしてMV制作にいたるまでメンバーのみで行う一貫生産流通システムも特徴的。楽曲提供や、CMタイアップ曲も多数あり。
2018年からは自身初のレギュラーラジオ番組『おばんです!HAMBURGER BOYS』をFM NORTH WAVEでスタートした。(毎週土曜日18:00〜19:00)
斬新な歌詞とキャッチーなメロディーに、ジャジーかつセクシーなギターリフが絡み合い、お腹一杯夢 一杯になる事間違いなし、これがハンバーガーサウンドだ!
・HAMBURGER BOYS / 雨竜うまい[Official Video]
札幌から車で北へ1時間半、北海道空知地方に位置する雨竜町。
バンドの中ではゆったりしたサウンド感の楽曲であり、その柔らかい空気感と、メロンやお米といったような多くの人が好きであろう食材の魅力が混ざり合い、何ともお腹が空いてくる。いや、むしろ瑞々しい描写によって、勝手に食べた気になって、お腹がいっぱいにすらなってくるから不思議だ。
ドローンで撮影しているMVからも、同地の魅力が伝わってくるので、是非映像にも注目してほしい。
・HAMBURGER BOYS / NOU NOU NOUKA[Official Video]
お米や玉ねぎで有名な地域である栗山町と由仁町という2つからなる、JAそらち南からの依頼で作った曲『NOU NOU NOUKA』。
ファンキーかつダンサブルなサウンドに乗せて放たれるキャッチーな言葉たちや、意外なほどに美しいメロディーラインによって、聞いているとなんとなく農家の未来が明るく感じてくる。
「地域の特徴を入れたりしつつ、サビはキャッチーに。乗りやすい曲になっていると思う。ニューアルバムの中でも一番アップテンポな曲」という通りのテンポ感のよさも、そんな明るい未来へのイメージへと繋がっていることは間違いない。
農作業の前に聴いたりしたら、ぐっと気持ちが上がるのではないかな…なんて、誠に勝手ながら想像してしまう1曲だ。
・HAMBURGER BOYS / 小樽のおタテ[Official Video]
そのタイトル通り、「小樽のホタテの歌」。
「小樽はホタテの稚貝を育てていることで有名で、実は北海道で食べているホタテの故郷は小樽なんです。小樽産のホタテも有名にしたいという思いの中で考えたのが、おタテというネーミングでした」と話す1曲。
サウンド的にはディスコチックな楽曲で、ラップ的なメロディーラインと、思わず身体を揺らしたくなるような深いグルーヴ感が心地よい。
それでいて勉強にもなるユーモアを感じる歌詞を歌うという、彼らの魅力が特に炸裂している作品だといえるだろう。
そんな彼らはきっとこれからも変わらずに、ユーモアとクオリティ、さらには地域のアピールを両立させたような幾重にも重なる魅力を感じる音楽を、発信し続けていってくれることだろう。
この1月には6枚目のアルバムもリリースされているので、気になった方は是非まずはそれを聞き込んでみていただきたい。
2022年1月26日配信スタート
HBGB-1038 / アルバム / 8曲 / ¥2,000(+tax)
M8:うんちエモーション