長崎市生まれのシンガーソングライター、松尾貴臣。


音楽を通じた社会活動を行う音楽活動家。非常にリアルで、生活感のあるような活動を基本とする。
千葉大学大学院社会科学研究科在学中にCDデビューを果たすと、2008年に自身のマネージメント会社である株式会社こころざし音楽工房を設立。


2011年リリースのCD『キボウノオト』では、アンパンマンの作者、故・やなせたかし氏からジャケット画の提供を受ける。

そして翌2012年、CD『アイノコトバ』でメジャーデビューを果たす。


全国の病院・福祉施設・学校などで『歌う坂本龍馬プロジェクト』を展開しているというのも一つの特徴で、それが評価されて2009年より高知県観光特使に就任している。

また、2020年からはNHK千葉放送局FMにて『花ラジちば』のMCも担当。




・「へんぺいそく(サンドアートVer.)」松尾貴臣 "Henpeisoku (Sand Art Ver.)" Takaomi Matsuo



この楽曲のタイトルである「へんぺいそく」には、松尾氏の家族への想いが詰められている。
ひらがなで表記されている「へんぺいそく」とは、もちろん扁平足のこと。
これは、彼の祖父が口癖のように言っていた「扁平足だったから戦争に行かなくてすんだ」という、冗談のような語り草が由来だそうだ。


「当時の祖父は銀行員で恰幅もよく、厳格な雰囲気もあり少し怖かった。なので祖父の戦争の話も、少し怖い大人の語る、自分にはあまり関わりのない話。戦争に行かなくてよかったね、というぐらいに思っていた。」という話からも、当時は何気ない会話だと思っていたことが伺える。


しかし、いざ自分に娘が出来ると、この思い出にも新たな意味が生まれた。
「祖父が生きていたからこそ母が生まれ、自分が生まれ、だからこそ娘に出会えたという事実に感動と感謝が芽生えた」と話す彼。
この楽曲『へんぺいそく』には、そんな想いが込められている。

きっと彼の祖父が彼に伝えたかったのは、激しい時代を生き抜けた幸運と、その先にあった素敵な出会いへの感謝に違いないはずだ。
そして彼もまた、音楽という彼の生きた証に想いを乗せ、我々や次世代に伝えてくれる。
ドキュメンタリー的といえる歌詞の世界観、そして想いを丁寧に届けるかのように、リアルな感情とストーリー性を感じる歌声は、聴く者に命の繋がりを想起させるだろう。

楽曲に負けず劣らず印象的な、サンドアートアニメーションで作られたMVは、飯面雅子氏に依頼。
「サンドアートは一度作っても保存できない。必ず消えてしまう儚さが楽曲にマッチしていると感じた」と話す、思いの込もった作品が出来上がっている。



・「アカツキ2020」松尾貴臣 "akatuski2020" Takaomi Matsuo



「もともと坂本龍馬を非常に尊敬していて、坂本龍馬が曲を作ったら、という考えで制作した」という、2011年にリリースした楽曲『アカツキ』。


この楽曲を作曲した当時、2020年に稲佐山でライブをする!という目標を掲げ、10000枚のチケットを作成。その目標に向かって日々活動していたが、いざ2020年4月を迎えたらコロナに。「会場も準備も全て進めていたため、非常に落ち込んでしまった」そうだ。しかし彼は、「でもライブは中止ではないので、必ずやります」と続ける。


そんなストーリーもある同曲は、その言葉通りの前進力を覚える1曲だ。≪悩む暇はない少しでも前へ≫≪死ぬ時も前に 倒れ込むのさ≫と歌う歌詞はもちろんのこと、サウンド感や歌声にも、溢れるエネルギーを感じる。


そんなエネルギーに引っ張られるように、聞いていて力が満ちてくる人というも多いのではないだろうか。


・Facebookでの生配信のプレイリスト



木曜日の21時にはツイキャスを使った音楽トーク番組、土曜日の18時からはFacebookで生配信ライブを発信中。

こちらはそのうちのFacebbokでのライブ配信のプレイリストだ。


元々は2020年4月に、コロナ渦でもなにかできないかと、活動のつなぎという感じで始めた。しかしやるからには「良いものを楽しんでもらいたい」という思いから、配信をキッチリ1時間と決め、番組形式で放送。CMもありゲストもありと、ハイクオリティに仕上げている。


ホスピタリティあふれる彼の活動に、ぜひ注目してほしい。



「今後も、全てのファンの方が楽しめる活動を目指して様々な可能性を模索していきたい。また、オンラインライブのクオリティを、より高くしていく」と、今後の活動に対してさらに期待が高まる言葉をくれた彼。

そしてその第一弾となる彼のファンクラブの大型リニューアルが、4月17日(日)に実施されるので、そちらも要注目。


是非これからの活動も、注目しておいかけていっていただきたい。

きっとその歌に、言葉に、音楽に、心が共鳴するはずだ。