清水崇監督のホラー映画『輪廻』の主題歌を歌ったことでも知られる歌謡パンクシンガーソングライター“扇愛奈”と、数々の有名ミュージシャンとのセッションを重ねて来たロックンロールドラマー“kanna”による2ピースロック女子ユニット、AINAKANNA。


コンセプトは「MINIMUM×MAXIMUM」。
バンドとしては最小限である2人組編成でも、最大限のパワーを発揮するという意味だ。
実際にその音楽は、パワフルに心を揺さぶり続けている。


2019年8月、1st Album『東雲プレリュード』を発売。

翌2020年9月には2nd Album『TRANSIT HAKKEI』をリリース。
さらに同月、国際的音楽ショウケースイベント『関西ミュージックカンファレンス』にオンラインで出演するなど、その注目度をますます高めている2人組。




・シャンソン娘 / AINAKANNA MV



海外の方でも楽しめるように初めてアニメーションでMVを作成したという作品『シャンソン娘』。


そのタイトルや、「海外の方でも楽しめるように」という考えからも分かる通り、この楽曲のメロディーラインやサウンドなどには、異国情緒が漂う。しかしJ-POP的な日本の音楽特有のキャッチーさや、歌謡曲特有の粘り気のようなものが感じられるというのもポイントだろう。そこに、AINAKANNAというユニットの強いオリジナリティを感じる。


そのオリジナリティは、きっと海の向こうにも届くものだろう。そしてもちろん国内にも、より広く響いていって然るべきものだ。



・勝利のレーン / AINAKANNA MV



2021年度プロボウリングトーナメント『SSS Cup』のテーマソング『勝利のレーン』。


「キーボードとドラムというあまりない組み合わせで、試行錯誤してメロディーを制作していく中で、重くならずポップなメロディーが綺麗にハマった」という楽曲で、まさにその言葉通りのポップでキャッチーな、華やかさのあるメロディーラインに心惹かれる。


それでいて歌詞は≪揺ぎなく咲きほこれ 何度膝をついても≫≪たゆまずに突き進め 限界を乗り越えて≫と力強く、パワフルな歌唱と演奏によってその熱量はさらに倍増していく。明るいメロディーラインと高い熱量によって、ぐっと気持ちにスイッチを入れてくれる1曲だ。




・逆襲プレリュード / AINAKANNA



プロボウリングトーナメント公式戦・全卸連プレゼンツ『JPBA☆2019年度SSSカップ』テーマソング『逆襲プレリュード』。


歌謡曲の匂いが強く香るメロディーラインが、サビで一気に開けていく同曲では、その解放感がクセになる。
さらにサビのずんずんとした行進感のあるサウンドに、≪進め 進め≫と歌う歌詞の内容。そんな音と言葉に、やはり気持ちは昂っていく。


これから何かの大会や試合、試験などが控えている人は、この楽曲を聴いてから挑めば、すごく前向きでパワフルな精神状態で挑めるのではないだろうか。心を上の方に運んでくれる作用を持つ1曲。




元々2019年にクラウドファンディングを行い(見事目標達成)、2020年よりヨーロッパツアーを行う予定だった彼女たち。しかし残念ながらコロナで延期になってしまった。


この先の展望を尋ねるとまず「ヨーロッパツアーを実現させたい」ということを挙げてくれた。そこで「AINAKANNAの音楽がどう受け取られるか体感したい」という思いがあるのだ。


きっとその音楽は、海の向こうでも刺さることだろう。その瞬間を、楽しみに待っておこう。

またこの2022年には、10月頃に3rd Albumを発売予定とのことなので、そちらにも注目だ。


【リリース情報】



2020年9月2nd Album
「TRANSIT HAKKEI」発売中
各サブスクリプションでも配信中



【ライブ情報】



7/7(Thu)下北沢ろくでもない夜
「AINAKANNAカレーROCKフェス〜ついでに扇も爆誕〜」
※来場のみの予定です。
出演:AINAKANNA /クロメ/ SHAKE FILLETS / お気楽どるちぇ / 美・衝撃
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥2,000 / 当日¥2,300

チケット予約はAINAKANNA OFFICIAL WEBまで

https://ainakanna.ougiaina.jp/category/schedule/