ラッパー・トラックメイカー、SONOTA。

元々ユニットで活動を行っていたが、2022年6月頃よりソロとしての活動をスタート。

これまではユニットであったことやプロデューサーもいたことから、良くも悪くも負担は少なかったが、現在はセルフ・プロデュース的な面も強いソロ活動を展開。


環境が一変する中で、同年7月シングル『Take me out』を配信リリース。

さらに翌8月にもシングル『monochrome』を発表。
注目度をさらに高めている。


また、えりいとのユニット『おーるどにゅーすぺーぱー』のメンバーとしても活動中。




・Take me out/SONOTA



ソロとしての活動について「今までとは違う初めてのことだらけの活動の中で、新鮮さだったり刺激だったり、制作にもいい影響がある」と話す彼女。

そんな彼女がソロ名義で初めて発信した楽曲がこの『Take me out』だ。


現代社会できっと多くの人が抱えている孤独感。そんな心情とリンクするようなメロウで穏やかなトラックと、想いを吐露するようなラップ。

それは夜の街を一人で歩く誰かに共鳴する。


聴けば脳内は孤独から抜け出して、世界の広がりを感じるだろう。そしていつの間にか、また再生ボタンを押している。


・monochrome/SONOTA



2022年8月配信リリースの作品『monochrome』。以前はCDのボーナストラックとして収録されていた同曲は、今回が初めてのサブスク配信。
作詞・作曲・編曲を全て自身で行うなど、彼女が生まれてはじめてDTMで生み出した楽曲だ。


HIPHOP・ラップのリリックには、その時のその人の心情がリアルに描かれることが多い。この楽曲もまた「以前のグループに入る以前より作曲には興味があった。その頃から貯金をはじめて、機材を揃えた。元々楽譜を読めないところからのスタート。最初はとにかく機材やピアノに触れるところから。そんなころの想いも込められているため、リリックには先の見えない不安や焦燥感などが綴られている。独学のためあっているかどうかもわからないが、その分思い入れが強い」と話す、等身大のリリックがリアルで、刺さる。


優しい鍵盤の音色や穏やかなリズム、そしてオートチューンがかけられているのに機械的ではなく、逆に感情的に響く歌声。≪心の奥の方がなんだかいつも空っぽで 染まりたくないのに染まりそうで でも染まりきれない≫。そんな想いを抱える多くの人も、その音と言葉に救われるはずだ。


≪モノクロの向こうの世界はきっと色鮮やかで光に満ちて 色を足していくのは自分自身だから 一つ一つ進めばいい 見える世界もきっと変わるから≫と歌う言葉に背中を支えられ、前を向いていけるようになるはずだ。




「現状はまだソロのライブを行えていないから、年内にはソロライブを主催したい」という彼女。

バトルも精力的に活動中で「まずは初優勝を目指して取り組んでいきたい」と話してくれた。


音源もバトルもライブも、どれも彼女の違った魅力を感じることが出来るだろう。
是非全てチェックしていっていただきたい。


この先も要注目のラッパーであることは、間違いない。