幅広い声の表現でリスナーを魅了する宅録声優、がび。


フリーの声優として活動している彼女は、ゲームアプリのCVや企業CM・動画などのナレーション、キャラボイス、さらにはゲーム主題歌歌唱など、ジャンルレスな活動で実績を重ねてきた。


一方で、2020年からは自身のYouTubeチャンネル「がびのお部屋」にてストーリー重視のオリジナルシチュエーションボイスやASMR作品を数多く投稿。お姉さん、後輩、妹、アイドル、幼馴染、甘えたがりの彼女、ヤンデレメイドに僕っ子にツンデレと、ありとあらゆるキャラクターを巧みに演じて支持を集めてきた。


感情豊かな声と言葉は多くのリスナーの心をわしづかみにしており、チャンネル登録者数は3.9万人を突破。人気のシチュエーションボイス作品は数十万再生に達している。


YouTube界を中心に話題を集める実力派声優として、要注目の存在だ。




・【MV】きみにとける【オリジナル曲】



シチュエーションボイスやASMRだけでなく、オリジナル曲も発表しているがび。その第三弾作品となった「きみにとける」は、バレンタインに投稿されたラブソングだ。


詞世界にはバレンタインの女の子の気持ちと「可愛い」が詰め込まれていて、同じくバレンタインに発表したシチュエーションボイスとも関連した内容になっている。間奏のセリフパートは彼女自ら手がけたそうだ。女の子の純粋な気持ちがストレートに込められたポップナンバーとして聴いてみてほしい。


ファンからの「歌も聴いてみたい」という声がきっかけで音楽系コンテンツも投稿するようになったという彼女。今後はバラード曲など新たな表現も考えているそうなので、今から注目しよう。



・【溺愛甘々】ナースの彼女を待っていたら熱中症で倒れて怒られた【男性向けシチュボ】



がびのメインコンテンツであるシチュエーションボイスでは、多彩なキャラクターを感情豊かに演じている。

この動画は恋人である看護師彼女に介護される甘いシチュエーションで魅せる作品になっていて、人気を博している。


子供の頃からオリジナルのストーリーを考えることが好きで、学生時代は演劇部で脚本執筆やアドリブ劇などをやっていたというがび。シチュエーションボイス作品の収録はテーマを決めてアドリブで行っており、最初はアドリブが苦手だったが、毎月のラジオ企画「がびのラジオ」をやっていくうちにトーク力が磨かれて、自由にセリフが出るようになったそうだ。


現在は中国でもシチュエーションボイスが人気で、bilibiliでも活動を展開しているという彼女。今後ますます人気を拡大していくこと間違いなしだ。


・【本編まとめ】好きです、先輩(#1~6)【ツンデレ/ASMR/シチュエーションボイス】



こちらは自身最大の人気シリーズとなっている、ツンデレな先輩キャラをテーマにしたシチュエーションボイスASMR作品。ダウナーで無気力な先輩が、主人公にだんだん優しくなっていくストーリーが語られている。


シチュエーションボイスを始めたきっかけの作品でもあるそうで、はじめは遊びで投稿したところ、リスナーから「続きを聴きたい」という声が集まって続編を制作し、シリーズ化を果たしたという。この作品によって自身の表現の方向性も決まったそうだ。


「昔の作品なんですが今でもたくさんの方がこの作品を聞いてくれてとても嬉しい反面、自分にとっては今聴く未熟な部分が多くて恥ずかしいんですよ」、と話す彼女。イラストやアニメーションをつけて作品としてのクオリティを上げ、今の自分でリメイクしたいとも考えているそうだ。


がびのシチュエーションボイスといえばこの作品、という代表作として必聴だ。




今まではソロで作品を投稿してリスナーに届ける、比較的閉じた活動をしてきたというがび。


「活動においての食わず嫌いはやめよう!」と思っており、これからは他のクリエイターと関わったり、リスナーと交流する機会を増やしたりと、新たな活動に挑戦していきたいそうだ。


また、新たにアニメやゲーム作品にもチャレンジしていきたいという彼女。より一層活躍の場を広げていくがびから、今後も目が離せない。