旭川ユカラは、北海道旭川市のご当地Vtuberである。カムイの国からやってきた神の使い「十字キツネ」の女の子で、旭川市の観光大使を目指している。YouTubeでの動画投稿や配信活動の他、旭川市を中心にイベント出演、メディア出演、ご当地企業とのコラボ、パラスポーツの応援大使、学校訪問等など……旭川の発展に寄与しその魅力を全国に伝えるべく、幅広くマルチな活躍を見せている。
人の温かさ、街の住みよさ、自然の美しさ……「旭川が大好き」という彼女は、本稿取材でも数え切れないほど旭川の魅力を語ってくれた。しかし、旭川自体がとてもシャイで遠慮がちな街だという。道内の近い規模の街と比較しても、アピールが控えめで良さを知ってもらう機会が少ないそうだ。だからこそ、彼女自身が「もっともっと魅力を伝えて沢山の人が来てくれるようにしたい!そして旭川を今以上に元気で住み良い街にしたい!」と思い立ち、活動を始めたそうだ。
昨今ではリモートワーク化が進み、ネットが繋がる場所であれば日本全国、あるいは世界中どこからでも仕事ができる環境となっている業種も多い。旭川ユカラ自身も、旭川に住みながらバーチャルな世界を通し全国に旭川をPRしており、「旭川の住み良さをもっと知っていただければ、そういった方々が移住してくれ街をさらに盛り上げてくれるはず」と語る。
本稿取材を通し、筆者は旭川ユカラに「とても正直で誠実で責任感があるこだわり派で企画力と行動力に溢れたVTuber」という印象を抱いた。活動に関しても人を選ぶような内容が極めて少なく、安心してどなたにでもオススメできる。だからこそ老若男女幅広い層から支持を受け、様々なメディア、企業、学校などとのコラボや出演活動が実現しているのではないか。彼女だからこそ大切な広報活動を任せることができ、大切な子供たちを預けることができるのだろう。
ぜひこの流れをより強く広いものとし、いつか旭川市観光大使に就任して欲しい。取材を終え、早速旭川市のホームページや観光サイトをチェックしてしまった筆者が、旭川ユカラの持つポジティブエネルギーの証人となり、大使への就任を強く推薦したい。
1. 【旭川ユカラ オリジナル曲】メルティソルティ ディスシティ【MV】
2024年2月22日にリリースされたオリジナルソングで、リアルな旭川がこれでもかというほど詰め込まれた曲。
北海道関連のイメージソングというと「雪」「大自然」「風景」といった綺麗なイメージのものが多いが、この曲においてはより身近な旭川の日常が歌われている。旭川市民であれば「わかる!」「あるある!」となる、マニアックな旭川ソングである。現地在住の旭川ユカラだからこそ実現できた作品であろう。この曲を知った後に現地に移住する方は「ああ!このことか!」と納得すること請け合いである。
2. 【旭川ユカラ オリジナル曲】Magical Snow Land【MV】
こちらは2024年3月10日にリリースされたオリジナルソング。前項の「メルティ〜」が「身近でリアルな旭川」だったのに対し、本曲は「イメージ通りの綺麗な旭川」がテーマとなっている。
サラサラキラキラと粉雪が待っているかのような透き通ったサウンドと歌詞が特徴で、聴いていると情景とともに雪の香りが鼻先をくすぐるような感覚になる。聴覚だけではなく、視覚と嗅覚にも訴えかけてくる不思議な作品だ。
「シルキースノー」と呼ばれる全国最高の雪質を誇る旭川にピッタリな曲で、映画やドラマで見ることができる美しい北海道を堪能できる。ゲレンデや冬のドライブのお供にしたい曲である。
3. 【旭川ユカラ PV】3DCGで焼餅!マツモト大飯店【歌って踊ってみた】
旭川ユカラ初のフル3DCG歌って踊ってみた動画。旭川市に本社を構える北海道地図株式会社様の協力により制作が実現しており、同社が提供する日本最北のモーションキャプチャースタジオサービスにて収録されている。
全編通して元気に歌い踊る彼女と相棒のマツモトくんを見ることができる。ステージのセットなどもかなり凝っているので、注目して欲しい。
原曲は、カムイの国に住む旭川ユカラの友人が所属するバンドの大人気曲で、非常にクセが強い、しかし同時にキャッチーで耳に残る名曲である。ライブでも定番で、非常に盛り上がる曲とのこと。旭川ユカラのライブにおいても大好評である。
とにかく中毒性が高く脳内リピート力が凄まじい作品なので、ぜひ最後まで視聴してみて欲しい。歩きながら、家事をしながら、作業をしながら……気づけばいつのまにか口ずさんでしまっているはずだ。
【出演情報】
「ほっとニュース道北・オホーツク」