音楽と映画をこよなく愛するバーチャルYouTuber、月城セシル。


2021年9月にデビューした月城セシルは、「新人量産型吸血鬼見習い」な個人勢Vtuber。

人間が作る映画に魅了されて、月からやってきて地球に住み着いたという。


年齢は3400歳。吸血鬼見習いだが血は苦手で、代わりに紅茶を浴びるように飲んでいる彼女。

配信ではゲーム実況から映画の同時視聴、ガンプラ制作、コラボ配信など、幅広いジャンルで活躍している。


また、歌枠配信や歌ってみた動画など音楽ジャンルでも積極的にコンテンツを展開していて、オリジナル曲も制作。

バーチャルシンガーとしても人気を博してきた。


活動1周年を迎え、チャンネル登録者数は4500人を突破するなど、順調に支持を広げている彼女。その魅力に触れていこう。




・月城セシル「百花繚乱」 Music Video



自身2曲目のオリジナル曲として2022年8月に公開された「百花繚乱」。


デビューして3か月目のときに参加した「歌ってみた甲子園」にて入賞した特典として制作された楽曲で、和テイストのロックサウンドに乗せて「芯のある強い女性」が描かれている。モチーフは花魁で、力強さと華やかさを併せ持っているのが見どころだ。


歌うにあたってかなりの試行錯誤があったそうで、Aメロの幼げな印象の声から、曲が進むにつれて成長を感じられるような声の変化を取り入れているという。そうした変化にも注目しながら聴いてほしい。


作詞作曲を手がけたのは、嵐やAKB48などに楽曲提供を行ってきた名プロデューサーの多田慎也氏。また、ロゴやイラストは幼馴染の公子氏に作ってもらったそうだ。


「この1曲に様々な思い入れを込めた、自身のターニングポイントにもなった楽曲」だという本作。各種サブスクリプションサイトでも配信中なので、必聴だ。



・【original MV】青い月の鎮魂歌-requiem-【team ぱゃぱゃぬ〜どるず】



自身初のオリジナル曲「青い月の鎮魂歌-requiem-」。ボカデュオという企画で制作された楽曲で、シアトリカルな音像と月城セシルの声が一体になって、独特の空気感を生み出している。


作詞作曲を手がけたこぅもりちゃんは月城セシルのデビュー当初からMixを手がけているクリエイターだそうで、今回は彼女の世界観に合わせて「青い月の歌」をイメージして制作。「青い月の物語」という小説をモチーフのひとつとしているという。


死後の世界をポジティブにも捉えられる世界観に、現在のボカロカルチャーを融合させたこの曲。まるで物語を観ているかのような、幻想的でストーリー性豊かなナンバーとして注目しよう。


Music/Lyric- こぅもりちゃん

Movie- なかにし

https://twitter.com/naka_ni_shi

Illust - 甘井める

https://amaimel.amebaownd.com/

Vocal- 月城セシル


・【1周年記念】シモbのうた【オリジナルソング】



デビュー1周年を記念して投稿されたオリジナル曲「シモbのうた」は、自身のファン(シモb)に捧げられた楽曲。


活動当初にファンソングを作る企画を実施したそうで、デモソングを公開してファンから歌詞を募集し、そこに自身で作った歌詞を合わせて制作したのがこの曲だという。合いの手も合わさって、楽しげな雰囲気の楽曲になっているのが魅力のポイントで、月城セシルとファンの気持ちが一体になった等身大のナンバーとなっている。


また、MVもファンからもらったシモbのイラストをもとに制作されているという。インスト音源も公開されているので、自由に歌ってもらいたいそうだ。




「ここまでこれたのはファンのおかげなので、今後も感謝の気持ちを忘れずに取り組んでいきたい」とファンや活動への思いを語っている月城セシル。

年内にオリジナルの新Live2Dをお披露目する予定だそうなので、今から楽しみにしよう。

月城セシルのさらなる活躍に、今後も要注目だ。