バーチャルYouTuber、現実みろ。2021年10月に『歌う墓守』をコンセプトに活動を開始。


そのダウナーなボイス、気だるさとやわらかさが共存した歌声が一つの特徴。攻撃的な名前にも関わらず、性格はいたって温厚でファンからは“鎮静剤”などと評価されている。

 

2022年1月にHifumi,Inc.所属のNARUMI HELVETICAが作詞作曲を担当した初のオリジナル楽曲『ラヴレス』をリリース。同年6月には音楽クリエイターのちろ:Dを迎えて『real love』をリリースし、翌2023年2月には『ラブレス』を手掛けたNARUMI HELVETICAと再度タッグを組み、3曲目のオリジナル楽曲『幽霊とU.F.O.』を発表するなど、アーティストとして精力的に活動中。


『幽霊とU.F.O.』では、リリース初日にiTunes Storeエレクトロニックトップソング4位(日本)を獲得するなど、その音楽への評価は高い。




・幽霊とU.F.O - 現実みろ [MV]



2023年5月にMVを公開した3rd Single『幽霊とU.F.O』。


ノリが良い踊れるサウンド感で描かれている1曲ながら、決してアッパーな仕上がりではなく、彼女の気だるげで柔らかい歌声と相性が抜群。

心地よくノることも出来るし、じっくりと聴き込むことも出来る。様々な楽しみ方が出来る作品だ。


そんな楽曲だけに、聴き終える頃には自然ともう一度聴きたくなってしまうような、高い中毒性がある。

ひたすらに電車に揺られるというシンプルでレトロなMVも印象的。サウンドとの親和性が抜群で、それもまた中毒性に繋がっていることは間違いないだろう。



・ラヴレス - 現実みろ [MV]



2022年1月に発表した1st Single『ラヴレス』。


どこかセリフチックな歌詞の世界観と、それを歌い上げる透明感のある歌声。そしてポップでありながらドラマチックな雰囲気が漂うサウンド。間奏明けで優雅に響く琴の音もポイントだ。そんなパーツが組み合わさって描かれるこの楽曲が、没入感の高い1曲であることは間違いない。


世界観にどっぷりと浸かりながら、隠れた名作映画を見ているような感覚に陥ることが出来るだろう。またやはりサウンドと歌声の心地よさが抜群だというのも特筆すべきポイント。何度聴いても疲れることはなく、むしろ癒されていくようだ。


・real love - 現実みろ [MV]



2nd Single『real love』。


跳ね感があり、瑞々しく響く鍵盤の音色と、グルーヴ感が抜群のバンドサウンド。

そんなサウンドに支えられながら、キャッチーでどこかお洒落な雰囲気のあるメロディーラインを歌い上げる。


甘さと切なさを同居させたような歌声は、そんなサウンドの個性に負けず劣らず印象的で、改めて彼女の歌声の良さに気が付かされるだろう。

抑揚も抜群で、力を抜くところは抜き、インパクトを残すところではバシっと決める。


単純な歌唱力や歌声の良さだけではなく、シンガーとしてのトータルのクオリティの高さを感じさせてくれる作品だ。




シンガーとして多くの魅力を持ち、オリジナル楽曲にも何度も聴きたくなるような完成度の高い作品が多い彼女が、この先さらに注目度を高める可能性は高いだろう。
今、チェックしておきたい存在だ。


【ライブ情報】


2023/07/29(土)

YouTubeにて3Dお披露目ライブを開催予定。