歌を中心に、配信やリアルイベントなど幅広く活動中の、とのま。


「僕の歌が誰かに届きますように」


元々は『TokyoNoise.』(https://x.com/tkns_jp)のメンバーとしてデビュー。翌年11月卒業。

現在はソロで活動している。主な配信内容は、マシュマロ読みや人生相談など。




◆Dec. / とのま 【歌ってみた】 -Dec. / Covered by Tonoma



「歌い手活動の中でスランプに陥る時期があった。初心に帰るべく、初期の歌みた動画を確認してみたところ、1曲の中で歌い方を目まぐるしく変える遊び心のある内容だったので、それを意識して今作も歌った」。そんな風に話す1作『Dec.』の歌ってみた動画。


自身の言葉通り同作では、息の成分多めでクールな歌声から、より力強く突き抜けていくような太い歌声など、様々な歌い方を駆使した表現を聴かせている。


全体を大まかにまとめると、退廃的・荒廃的といえるような荒々しい雰囲気なのだが、その中で時にハッとさせるような透明感を放つなど、そこだけに収まっているわけではないので、終始引き込まれる。


細部までじっくりと聴いていただきたい1作だ。



◆ ホワイトハッピー / とのま 【歌ってみた】



「1曲の中でカワボとイケボを使い分けて歌った。ふざけ半分で収録したが、この歌い分けが好評となり再生数も伸びた」という1作品『ホワイトハッピー』の歌ってみた動画。


まさしくカワボとイケボを使い分けられている1作で、冒頭にハイトーンで甘めのすこぶるカワイイ歌声を聴かせていたかと思ったら、次の瞬間には太めな質感のロックなイケボが飛び込んでくる。その歌声の違いは、一人で歌っているとは思えないほどで、とにかく驚かされる。


ただ1作の中で質感の異なる歌声を聴かせているというだけではなく、カワイイ歌声もイケボも、そのどちらも質が高いというのが大きな魅力だろう。


◆ 私が明日死ぬなら / とのま 【 歌ってみた 】 - Promise Me / Covered by Tonoma



「自身の誕生日に歌った曲だが、リスナーにプレゼントするつもりで歌った。歌詞の内容になぞらえて、人間関係で悩む人の背中を押せるように感情を込めて歌い上げた」とコメントをくれた作品『私が明日死ぬなら』。


楽曲に込められている想いをそのまま歌声に乗せたような切実な雰囲気で、誰かの心に真っ直ぐに届く歌声を聴かせている。端的に言えば、爆発的な感情表現に飲み込まれる。


終始切実な雰囲気があるのは、自身の言葉にもある通り、人の背中を押せるように感情を込めて歌い上げられているからだろう。まさに≪あたなは明日も生きていくんだ 約束だよ≫という想いが感じられる作品だ。




今後の目標として「数字を伸ばしたい。大きくなっても変わらずファンと近い距離感で寄り添えるような関係性を保ちたい」ということを挙げてくれた彼女。


その歌声のクオリティや個性に疑いの余地はなく、今後さらに注目されて然るべき存在だといえるだろう。


是非、今のうちからチェックしておいていただきたい人物の一人だ。