
関西を中心に活動を展開している女性アコースティックデュオ「CAPRICE」のギターヴォーカルであり、ソロアーティストとしても確かな足跡を残している林愛果。
自身の音楽の可能性をさらに深く追い求めるため、2016年10月にソロとしてのキャリアを始動させた。
現在はデュオとしての活動と、弾き語りを中心とした個人活動の二軸を並行させており、個人での歩みは今年で10周年という大きな節目を迎える。
最大の武器である聴き心地のよい柔らかな歌声と、親しみやすい歌詞やメロディ。
絵本やアニメを彷彿とさせるファンタジックな世界観から、郷愁感の溢れるノスタルジックな楽曲まで、多彩な表現アプローチで聴き手を惹きつけている。
近年はDTMによるアレンジやイラスト制作にも挑戦し、表現の幅をさらに拡張し続けている彼女の音楽世界を、3つの映像作品から紐解いていく。
最小限の音のなかで歌声の実在感が際立つ「橙 」
声の輪郭はどこまでもマイルドでありながら、言葉のひとつひとつが確かな実在感を持って耳に届く。音数を絞ったシンプルな編成だからこそ、歌声が持つ本来の透明度と響きの深さがダイレクトに伝わる構造だ。
忙しない日常から一歩離れ、夕焼け空を静かに眺めているかのような穏やかな空気感を内包しており、過去の記憶を美しく呼び起こすような温かさに満ちた一作と言える。
自主制作のイラストとポップな世界観が弾ける「えんがちょ」
楽曲展開の軽快さと、彼女の得意とする柔らかな歌声のコントラストが耳に心地よく響く。特筆すべきは、本作のMVで使用されているイラストや動画編集のすべてを、林愛果自身が手がけている点だ。自主制作ならではの温かみと、ポップで可愛らしい世界観が画面いっぱいに表現されている。
日々の小さなわだかまりや疲れをリセットしてくれるような軽やかなリズムが特徴であり、聴き手の沈んだ気持ちをすっきりと晴れやかにさせてくれる魅力がある。
アニメのキャラクターソングを意識した切ない叶わぬ恋の歌「夕立夢」
恋愛アニメにおける主人公の「恋敵」にスポットを当て、キャラクターソングのようなイメージで構築されたという本作。描かれるのは、決して届くことのない切なく儚い恋の物語だ。歌声の響きは切なさと温かさを内包しており、リスナーの感情の琴線に触れる表現力をみせる。アレンジの細部にまでこだわりが息づいており、空間に広がる音の残響までがドラマチックに演出されている。
誰もが胸の奥に眠らせている等身大な思い出に共鳴するような、張り詰めた心を優しく解きほぐすバラードだ。
10周年の節目、そして万全の状態で次なる未来へ
【Live Information】
senoo ricky(Dr)

■ 林愛果10周年感謝祭
開催日: 2026年9月5日(土)
時間: OPEN 14:00 / START 15:00
会場: 東向日 SecondRooms
料金: 前売 ¥3,000(別途1ドリンク代)
act.
林愛果(trio)
寂しがり屋なピアニシモ
Ribet towns
u-full
みみみ食堂
真田柊太
北川知早
石黒文野
かしもとゆか
岸本文夫










