北海道は札幌発のシンガーソングライター、塩入若葉。
2013年に"音楽で人を幸せに"という精神を掲げて活動を開始。
世界各国の音楽をルーツにした音楽を鳴らす。
視線も国内のみならず世界中に向けられており、
全世界を舞台にして活躍するグローバルアーティストを目指している。
シンガーソングライターとしてソロで活動している理由は、音楽の専門学校に通っている時、
お世話になっていた恩師に「塩入は『○○というバンドの中の塩入若葉』というより
『塩入若葉』として売り出していく方が合う」と言われ、自身もその言葉に納得したことがきっかけ。
作詞作曲では歌詞を先に書くことが多く、日々の生活で思い浮かぶ言葉をメモに書き溜めておいて、
曲を作るタイミングになった時に、ギターで適当にコードを弾いて即興でメロディーを作り、そこに歌詞を組み合わせていくスタイルで制作。
詩には「このフレーズをいれたい」とこだわりを持ったものや、
意味合いではっとさせることが出来るものを入れるようにしている。
・塩入若葉(Shioiri Wakaba) - HERO | 2020.1.12(Sun)
≪ふと思い立って手紙を書いた 宛先は海の向こうのヒーロー≫という歌い出しで始まるこの楽曲。
そんなヒーローの存在に救われ、その言葉に生かされてきたと伝えようとする。
しかしただ一方的にそれを伝えようとするのではなく、そのヒーローも一人の人間であることを心に留め、
魅せる笑顔の裏にたくさんの思いを隠していることも思いやる。
そして最後には≪今度は僕がヒーローになるよ≫と歌うのだ。
この楽曲で描かれるそんな世界観は、きっと一人一人自分と誰かに置き換えることが出来るものだろう。
こちらはライブ映像だが、その歌声の安定感やサビでのハイトーンにも注目したい。
低いところから高いところまで、力強く歌い上げられるシンガーであることが分かる。
・塩入若葉(Shioiri Wakaba) - 七竈(Rowan)
イントロ、まず軽快なリズムで描かれだす1曲だが、
その実この楽曲は軽やかなポップソングというわけではない。
むしろブルージーな雰囲気を孕んだ、ディープな雰囲気の1曲だ。
それは歌声にも表れていて、ブルースやソウルを思わせる深みのある歌声で世界観を描く。
≪声を殺した私の 切れた唇から血を舐めて≫と歌う歌詞もまた、ディープ。
そんなこの楽曲では、独特の世界観を描く言葉選びのセンスや
楽曲作りのセンスも光っているが、やはりその歌声の表現力に驚かされる。
ビブラートや発声、そして抑揚をうまく操りながら、
聴く者をその世界観の中に引き込む表現を聴かせている。
誘われる通りに引き込まれ、是非そこにどっぷりと浸かっていただきたい。
8月25日には「札幌の音楽を皆さまに開拓していって欲しい」という思いを込めてライブを企画。
plumsらも出演する同ライブで自身は、バンドセットで出演するという。
有料配信も行われるので、直接足を運ぶのが難しいという人は、そこから参戦してみるのも良いだろう。
これまでにあまり北海道の音楽シーンに触れてこなかったという人は特に、良い驚きをもって楽しめるはずだ。
【Official Site】
https://shioiriwakaba.wixsite.com/wacka-official
【Twitter】
https://twitter.com/shioiriwakaba
【Instagram】
https://www.instagram.com/shioiriwakaba/
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCxP16d2fHOwYd_4p00TY51Q
【ライブ情報】
2021.08.25(Wed)