もともと弾き語りで活動していた松本明人が、2006年の大晦日、真空ホロウとしてバンドキャリアをスタート。
2012 年、エピックレコードよりメジャーデビュー。
テレビ東京系アニメ"NARUTO- ナルト - 疾風伝"のEDテーマとして1st Single『虹』をリリース。
その後メンバーチェンジを経て、2019年12月10日よりVo./Gt.松本明人、Dr./Cho.MIZUKIの 2 人体制で活動中。
それぞれ、アーティストへの楽曲提供やレコーディング、ライブサポートも精力的に行なっている。
2020年春からは、レコーディング行程全てをリモートで完結させたデジタルリリース音源
『KINDER ep』シリーズや、ステイホームライブ動画『おうちでたのしむ「真空ホロウ」』
を配信するなど、 時代性を加味した表現活動にもフレキシブルに挑戦。
ギターロック、歌謡ロックをルーツとし、心の機微を情感豊かに表現する歌声とリズムで、
多くのリスナーの共感を呼び、魅了し続けている。
・【MV】知らんけど / 真空ホロウ
2021年7月30日発表のデジタルシングル『KINDER ep4』の1曲目に収録されている楽曲。
「毎月ソロとバンドでリリースをしているので季節感を大事にしている」という松本。
この楽曲『知らんけど』は、「夏フェスがテーマになっている。夏フェスが無くなってしまって
悲しい気持ちもあって、自分たちがステージ立つ感じをイメージした」と話す1曲だ。
その言葉通り、そのサウンドには夏を思わせる軽やかな爽快感が輝く。
かといってそのまま爽快に突き抜けるだけではなく、時にハードに、
そして時にサイケデリックに、時にダンサブルにと、様々な要素も感じさせるのだ。
それでいて一貫してライブで盛り上がるシーンが想像できるから、ライブで聴くのが楽しみになる。
・【MV】夢の綴 / 松本明人(真空ホロウ)
Vo./Gt.松本のソロプロジェクトより、雨がテーマとなっている楽曲『夢の綴』。
「元々アコギ一本でやっていたという、原点を大事にした楽曲の一つ」だという同曲は、
アコースティックギターの豊かな響きと、耳なじみが抜群のメロディーライン、
そして温かみのある歌詞の世界観に心が温かくなる1曲だ。
しかしそれだけでは終わらないのがこの楽曲のミソ。
≪Singing The Rain≫を曲の中に入れてクラシカルな展開を目指したり、
転調やコーラスの入れ方などに舞台音楽的な要素が感じられたりと、
ギミックが凝らされているのだ。
コアな音楽ファンも、ポップなメロディーラインに重きを置く人も、
どんな人にもぐっとくる要素がある。
・【MV】IKIRU / 真空ホロウ [Vertical Video]
2021年5月リリースの『KINDER ep3』収録曲。
『KINDER ep2』の時からテーマとして生きると死ぬがテーマとしてあり、
そのテーマがそのまま曲名となった。
「コロナ禍で人生観を見つめ直したのがきっかけになっている」
というこの楽曲には、リリースが五月ということもあり、
「五月病みたいなものに対して負けるなというメッセージ」が込められている。
そしてそのメッセージは、≪「頑張れ」「がんばれ」って五月蠅えな 一応やってるよ≫
≪あと少ししたらやってみてもいいか 思える日まで僕のペースで≫と、決して剛腕なものではない。
今回は最新作『KINDER ep4』への思いや、2021年下半期の活動について
インタビューさせてもらったので、そちらも紹介しよう。
・『KINDER ep』について
去年の6月からステイホームで取り組んで連続リリースを行なっています。
今回の連続リリース作品では今までの真空ホロウのイメージである“ロック”という部分に加えて
エレクトロ色を出して行きたいと思って制作しています。
またデジタルリリースならではの良さとして、作曲をしてから世に出るまでのスピードが早いので
僕が伝えたい旬なメッセージが盛り込めていると思います。
・『KINDER ep4』はどんな思いが込められた作品ですか?
全体としては夏フェスやお祭りといった「夏」を意識した作品になっていると思います。
一曲目の「知らんけど」は夏フェスをイメージして書きました。
今年はいくつもの夏フェスが無くなってしまっていて、悲しい気持ちもあって、
だからこそ自分たちがステージ立つ感じをイメージしました。
2曲目の「夢のあとの祭り」は日本の夏祭りをイメージして作った曲で、
屋台が出ているお祭りを意識してテイストとして盛り込みました。
「お祭り」というワードで僕が連想するのが美空ひばりさんの「お祭りマンボ」なんですけど
あの曲実は結構展開が複雑でそこにもインスパイアを受けていると思います。
3曲目の「あの日、君は小さな骨になった」は七夕的なニュアンスを曲の中に散りばめました。
アレンジをするにあたり七夕には織姫と彦星というドラマチックな物語があるのに
当日は現実的にいつも雨なので会えてないという悲しい気持ちを盛り込めるように意識しました。
またこの曲では初めての試みとしてバイオリンを弾いてみました。
曲の中で良いアクセントになっていると思うので是非聞いてみてください。
・今年の下半期はどういう活動をしていこうと考えていますか?
現在バンドと僕のソロで2個進行している連続リリースがどこまで続くのかを挑戦したいです。
いつまでやるかは現状決めていないので続けられる限り頑張って行きたいです。
あとは実は今年で活動15周年なのですが、今の情勢下で企画を行うことができなかったので、
来年の16周年目に向けて思いっきり楽しめるように準備をしています。
有観客でライブを行うことが僕たちとしても、見に来てくれた方々を直接感じられるのでとても大事にしています。
なので是非来年は有観客での16周年記念のイベントが何かできればいいなと思っています。
新しい試みにもチャレンジし、進化し続ける彼ら。
この先もきっと、これまでのファンはもちろんのこと、
新しいファンをもどんどん引き込むような進化をし続けていくことは想像に難くない。
真空ホロウ:https://twitter.com/shinku_horou (@shinku_horou)
Vo./Gt.松本明人:https://twitter.com/AKITO_M_SH (@AKITO_M_SH)
Dr./Cho.MIZUKI:https://twitter.com/mizukki_niii (@mizukki_niii)
真空ホロウ:https://www.instagram.com/shinkuhorou_official/ (@shinkuhorou_official)
Vo./Gt.松本明人:https://www.instagram.com/akito_m_sh/ (@akito_m_sh)
Dr./Cho.MIZUKI:https://www.instagram.com/mizukki_ni/ (@mizukki_ni)
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