男女3人から成る8bitミュージック・ユニット、YMCK。
2004年に発売した1stアルバム『ファミリーミュージック』の大ヒットをきっかけに、幅広い世代の支持を受ける。
『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008』や『COUNTDOWN JAPAN 08/09』への出演をはじめ、
国内のみならずフランス、スウェーデン、オランダ、米国、台湾、韓国、タイ等、8 カ国以上で国際的なフェスやイベントに出演。
映像と完全にリンクしたユニークなライブパフォーマンスは、世界的にも高い評価を獲得している。
楽曲リリース以外にも、楽曲提供、リミックス、映像制作、DJパフォーマンス、ゲームサウンド・プロデュース、
音楽制作ソフトウェア用の8bitサウンド・プラグイン『Magical 8bit Plug』やiPhoneアプリ『YMCK Player』の開発など、
国内外において幅広く活動を展開している。
2019年11月、2年ぶりとなるニューアルバム『ファミリーサーカス』をリリース。
サーカスを舞台にした光と闇をYMCK独自の世界観で繰り広げている。
また、既存曲のリミキサーにジャパニーズ・ハウス・レジェンド寺田創一と、新進気鋭のパソコン音楽クラブを迎えた意欲作となっており、
リリースの度に毎回開催する趣向を凝らしたワンマンショウには多くの注目が集まる。
・YMCK「Magical 8bit Tour」
結成18周年を迎えたYMCKの原点であり、代表曲『Magical 8bit Tour』。
本人たちいわく「ジャズと8-bitサウンドを掛け合わせた楽曲」とのことだが、
メロディーラインやコーラスにはシティポップ的な雰囲気もあり、
うごめくベースラインと合わせてとても軽やかに聞こえてくる。
そしてそれを8-bitサウンドで鳴らすから、何とも言えないわくわく感がある。
そのわくわく感は、何度も聴きたくなるような中毒性をもたらすものだ。
YMCKの原型は「偶然」結成されたものだという。
「当時あるイベントで出演者に欠員が出たため、代打の即席バンドとして結成したのがきっかけ」。
そのときのライブに手応えを感じた除村が、
"このメンバーで、昔のゲームに使われていたような音色を使った曲を作りたい"
と声をかけ再集結し、本格的に活動を開始。
除村を含めメンバー全員チップチューンというジャンルがあるということも知らなかったなど、
まだジャンル自体が黎明期だったころの話だ。
・Tuesday Happy
毎週火曜日22:00~23:00にYMCKのYouTubeチャンネルにて、
除村をメインパーソナリティに展開されているインターネットラジオ『ファミリーレディオショー』。
ときにはゲストを交えながらチップチューンを中心とした曲紹介や、
リスナーとのコミュニケーションを取りながらのリアルタイムでの楽曲、
ムービー制作配信コーナーなどを行なっている。
この楽曲『Tuesday Happy』は、そんなファミリーレディオショーのオリジナルEDテーマだ。
カラフルで華やか、そしてやはり軽やかで心地よいその音楽は、別の日から火曜日へと、
そして火曜の夜からまた次の日へと、心を連れて行ってくれるだろう。
ファミリーレディオショーは元々、Ustreamで展開されていた。
その後ツイキャス、YouTubeへと配信サイトが変わっていった。
同曲は、YouTubeへの移行に際して、記念企画として作った曲。
番組内でリスナーから歌詞のアイデアなど募りながら、その場で作られたものだ。
生配信も行うなど、音楽だけではなく多岐に渡り活動しているYMCK。
その活動の一部も、いくつか紹介しておきたい。
■ファミリーレディオショー
https://www.youtube.com/playlist?list=PLkGSGLBBj1REEmTdH-NKQWymeJ02aJnWR
■ナカムラセンター
https://youtube.com/playlist?list=PLkGSGLBBj1RFCWtEK43H5C_9Tzwq53G0p
http://www.ymck.net/download/magical8bitplug/index.html
https://apps.apple.com/jp/app/ymck-player-2/id1428403549
YMCKオフィシャルの似顔絵アプリ。パーツを選ぶだけで簡単にYMCKスタイルのドット似顔絵を作成できる。iOSのみ対応。
・レトロ・リバイバル[Audio/Lyrics] (JA/EN Subtitles)
制作中のYMCK最新作、9枚目のアルバムからの先行公開曲『レトロ・リバイバル』。
「2022年春頃を目標に制作中の新作は、チップチューン先駆者としてのスタイルを貫きつつ、
さらに新しいYMCKを展開する意欲作となる予定」とのこと。
さらに「かなり“社会派”になっている」との言葉も。
その中の1曲、この『レトロ・リバイバル』には「ITやテクノロジーが大きく生活に関わっている時代になっているが、
それは本当にハッピーなのか?というような問いかけ。音楽に関しても、手軽に聴けることから消費されるペースも加速している。
それに対して作る側の辛さ、でも結局は音楽を続けていくしかないという想いなどが込められている」という。
その背景を尋ねてみると、「この2年、コロナ禍ということもあり、アウトプットの活動はなかなかできなかった。
そんな影響もあり、これまでの作品と比べて心模様が色濃く出た表現が多くなったと思う」と話してくれた。
この楽曲での、軽やかかつ力強く突き進む疾走感を覚えるサウンド。
そこにのせられる重さのある言葉たちと、≪でも最後には笑ってやんだ 止め方なんてわかりゃしないんだ≫という言葉。
それらはきっと、今の時代を生きる多くの人に、刺さるものがあるだろう。
【2021年の活動情報(ピックアップ)】
・CHAIコラボ曲「PING PONG! (feat. YMCK)」
CHAI最新タイトル『WINK』にて、コラボ制作。ミュージックビデオもYMCKが手掛ける。
・「おしえて北斎!」
アニメ『おしえて北斎!-THE ANIMATION-』のED曲を上鈴木兄弟(P.O.P)とYMCKで制作。
・Cygamesスマホゲーム「ワールドフリッパー」に楽曲提供。
https://worldflipper.jp/sp/digital_art/soundtrack/
・「Neon Lightの夜 feat.一十三十一」
DÉ DÉ MOUSE×TANUKIコラボ曲『Neon Lightの夜 feat.一十三十一』のリリック(歌詞)ビデオをYMCKが制作。
【リリース情報】
2019年10月28日発売
https://ymck.net/archives/album/family-circus
その他こちらより確認:https://ymck.net/ymck-album-list
2021/12/19(日)
共演:エイプリルズ、P.O.P、バーチャルボーイズ
https://vboys.jp/event/211219/