Hommarju　高揚感を与える自由なハードコアサウンド

2008年より活動を開始した作曲家・DJ、Hommarju（オマージュ）。

レイヴミュージックを軸にロックやハードコアを取り入れた激しいサウンドを武器に、音楽ゲーム『beatmania』『SOUND VOLTEX』シリーズへ様々な楽曲を提供。

2017年には活動10年目にして1stフルアルバム『HYENA』をリリースし、一気に注目を集める。さらにゲストアレンジャーとして数々のCDに楽曲提供し、メジャーシーンではGACKTのアレンジも担当。

BOOM BOOM SATELLITESのリミックスコンテストでは中野雅之氏から「クオリティが高いリミックス」という評価を受け優秀賞を受賞。

同時にDJとしても活動し、さいたまスーパーアリーナや新木場COAST、品川ステラボールなど数々のステージをこなす。

フロアやリスナーと向き合い、作品を届け続けてきた今後も活躍が期待できるアーティストである。

・Hommarju - Thank you (Official Video)

ハードコアジャンルをメインにしているHommarju。

この楽曲『Thank you』もハードコアなサウンド感が、テンションをぶち上げてくれる１曲だ。しかし、ただ激しいだけの楽曲とは異なり、そこにはなんとも言えない感動が感じられる。それはやはり、この楽曲に込められた想いからだろう。

この楽曲には、「今まで10年以上音楽業界で活動できている。それは支えてくれたファンの方やクライアント、周囲の方々など、様々な人の支えがあったから」と話す彼の、感謝の気持ちが込められているのだ。

作中には合唱のパートもあるが、そこは上記に上げたいろいろな方々に参加してもらっている。それもまた、感動的なムードを生み出し、ぶちあがるのにぐっとくるという、不思議な感覚を生み出す一因になっているといえるだろう。

そんな同曲は、「DJをやるときには最後にかならずかける」という。そのため、クラブではみんなで大合唱もできる。さらにファーストアルバムのラストも飾っているという、彼にとって、そしてファンにとっても大切な１曲となっているのだ。

・Hommarju - Bat [Official Audio]

こちらもハードコアジャンルの楽曲『Bat』。

「作曲に行き詰まって『自分の色を出すにはどうすればいいんだ』という自己表現の部分に悩んでいた時期に作られた作品で、半年以上を費やして作られた楽曲。普段は1週間ぐらいでおおよその楽曲の原型は見えるようになっているので、かなり難産だった作品。これを作った際にはバットマンを見ていて、そこから少しインスピレーションを得た。それは何気ないことのようにも感じるが、無意識に日常からのインプットを楽曲制作につなげたことは、Bat以前にはあまりなかった。なので、小さくもターニングポイントになった楽曲でもある」と話してくれた１曲だ。

そんな同曲は、とにかくパワフルで圧倒される。強力なエネルギーのようなものに一瞬で全身が覆われて、そのままどこまでも連れて行ってもらえそうな気分になる。印象的なメロディーのリフレインも心地よいが、それなのに展開的に飽きがこないので、自分にスイッチを入れたい時の楽曲としてピッタリだろう。

実際自身でも、「DJでかけるときには、この楽曲でスイッチが入るような感覚を持っている。そのためライブでは序盤にかけることが多い」というから、まさにだ。

・Stardust Midnight (ft. あっくん大魔王)

最新曲『Stardust Midnight (ft. あっくん大魔王)』。

「自分がDJを続けてきて、『ずっと今までと同じことを続けてしまっている』という壁にあたった。そのときには周囲の反応も少し鈍っているようにも感じていた。そんな中で、Vtuberのあっくん大魔王さんと出会って、生き方などにシンパシーを感じて、創作インスピレーションが湧いてきた。また、スタンスとしても感じるものがあり、長い期間音楽活動を続けてきたがゆえの、ファンの方からの反応があることや、聴いてくれることへの『慣れ』のようなものも改めて再認識できた。そういった部分を改めて、純粋な『音楽で喜んでもらいたい』という気持ちを出した楽曲」。そんな風に話す１曲だ。

まさにSTARDUST MIDNIGHTとでもいうべき、キラキラとしながらも変わらずの攻撃力を発揮するサウンド感。パワフルに突き抜けていくボーカル。そして≪僕は君を照らしたい≫と歌う歌詞の世界観。そのどれをとっても、聴く者を高めてくれるものだといえる。

そんなこの楽曲は間違いなく、“聴く者を喜ばせてくれる音楽”だ。

「今まではCDを出すのがメインの活動だった。それは自分の作品を出す、というイメージだったが、今後はよりいろいろな方とコラボできればいいなぁと感じている。また、ゆくゆくは自身の主催イベントも行っていきたい」と、今後の活動について話してくれた彼。

この先のさらなる活躍に、期待が高まる一方だ。

是非Twitterなどをフォローして、今後の動きを随時チェックしていっていただきたい。

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