シンガー、巴山萌菜。


アニメ&データカードダス『アイカツ!』の歌唱担当を卒業し、2016年からソロシンガーとして主に東京・大阪のライブハウスでのワンマンライブ、コミケ/M3といった同人イベント等の場で活動中。


自ら企画する動画生放送番組では、持ち前の歌唱力と魅力的な歌声を活かし”動画収録風景をお届けする #もな生 出張編”やポップス・アニソン・オリジナル曲の生演奏動画やリリックビデオを投稿し盛り上げ好評を得ている。


2017年10月には即売限定でCD販売していたアニソンカバー #もなリク 音源10曲を配信リリース。現在も新譜をリリースし続けて、YouTubeにてリリックビデオをアップ。楽曲は絵本・漫画などとのコラボレーションを行い、新たな表現を目指す。


2018年1月からは、ソロ・プロジェクト・ユニット『Re:versed』としても活動をスタートさせ、MBS/TBSドラマイズム『賭ケグルイ』オープニングテーマ『一か八か』を担当。



・Re:versed(リバースト)とは


巴山萌菜が自ら発信する本来のスタイルを超えて、様々な分野で活躍するクリエイター達と、様々な表現に挑戦するソロ・プロジェクト・ユニット。


『アイカツ!』時代の実績を生かし、本来行っている歌唱方法・表現を超えて劇伴/キャラクター・ソングなどに対応すべく立ち上げた変名ユニットであり、プロジェクト毎にそのテーマに合わせて、サウンド・プロデューサー、作家達とコラボレーションを行っていく。


2018年3月14日にユニバーサルJからデビュー・シングルCDをリリース。



今後は巴山萌菜本来の活動を行いつつ、『Re:versed』としての作品提供も並行して行い、その活動の幅を拡げていく。




・巴山萌菜 - 約束 Music Video



アニメ『アイカツ!』の歌唱担当をしていたことで、「アニメから知ってくれた方も多く、SNSやYouTubeを通して海外から応援してくれる方をたくさん感じられました」という彼女。


「一度繋がった関係はずっと続いていく。アイカツ!から繋がってそこで終わりじゃなくて、そこから更に巴山萌菜をもっと知ってもらいたいし、一度繋がった関係を大切にしていきたいです」。そんな想いを込めて歌い上げるのがこの楽曲『約束』だ。


艶があり温かいシルキーな歌声と、優しく心を覆ってくれるようなサウンド感。それは自然と心に沁み込み、“繋がり”を感じさせる。

「コロナ禍真っ只中に楽曲リリースをしました。それまでライブを中心に活動をしていたけれど、なかなかライブができない状況になってしまいました。そんな状況下でもファンの人と繋がっていたいという気持ちが強く、オンラインコンテンツに力を入れていくようになりました。この曲があるからこそ、ファンの皆さんと繋がっていられた感覚があります。この先も、世の中何が起こるかわからないけれど、この曲を聴いてそれぞれの思い出が蘇ってくるような曲になればとても嬉しいです。楽曲を通して、“わたしはずっとここにいて、みんなとつながっているよ”というメッセージを届けています。ライブでもよくやる、自分にとって一番大切な曲」という、込められたその想いは、間違いなく聴く者にも伝わるのだ。

ちなみにこの楽曲の作詞作曲を担当してくれたケイスケサカモト氏によるセルフカバーが収録されたアルバムもリリースされている。

同氏は大阪を中心に活動をしており、彼女は東京と大阪でワンマン公演をすることが多く、大阪ワンマン公演の際に同氏とイベントでコラボしたこともある。


「私は東京でリリースをして、ケイスケサカモトさんが大阪でリリースするということが“場所は離れているけれど、同じ曲をリリースする”という『つながり』を表せたと思います」と、彼女は語る。

そんな同曲は、巴山萌菜として初めてMV撮影した作品でもある。


日常を感じる、あたたかみのあるMVで、「心が疲れてしまったときや、何かにぶつかってしまったときでも、家に帰ったら巴山萌菜が待っていてくれているような、やさしい安心感を覚えてもらえるような作品をイメージしました。いつでも、離れていても、ふとしたときに私のこと思い出してくれたら嬉しい。ファンの皆さんのことを思い浮かべながら作り上げました」というそんな映像にも注目だ。

2022年1月には、この楽曲『約束』が舞台化された。“音楽と演劇の融合”がコンセプトのフェスイベントに参加が決まり、見事『約束』が抜擢され、脚本がついたのだ。


「舞台を鑑賞した人それぞれで、見る前の『約束』を聴いた印象と、舞台を見た後の『約束』の捉え方の違いがありました。舞台を通して、新しい物語が生まれたり、自分の思い描いていた『約束』のストーリーと重ね合わさった部分があったり、いろんな発見がありました。バイオリニストとの演奏もあるなど、今までにない『約束』が生まれた瞬間で、楽曲が深まり、進化していく感覚を味わえました」と語るその言葉は、この先の彼女のさらなる表現の進化を予感させる。



・巴山萌菜 - スタートライン(リリック・ビデオ)



「学生時代に書いた曲で、いま発表している楽曲の中で、唯一自分自身で作詞作曲をしたもの」だという楽曲『スタートライン』。


そのタイトルから連想できるように「この楽曲を聴いてくれた誰かの背中を押せるような楽曲になってくれれば嬉しいです。“みんないつでもスタートラインを切ることができるんだよ”というメッセージを込めています」という応援ソングだ。


どこか牧歌的でありながらも力強く、爽やかなサウンドと、明るくポジティブな空気を纏う歌声が、光を見せてくれる。


「自分自身もともと引っ込み思案で、人前でなにか発信することが苦手だったが、両親や友達など、周りの人たちに色んなきっかけをもらって、人前で歌を歌うようになりました」という彼女。


「学生時代、実の弟がサッカー大会に出場した時に会場に応援に行き、高校の青春時代をすべてかけて頑張る姿を見て、とても感動し。そしてその会場でアーティストさんがテーマソングを歌う姿をみて、自分も青春溢れる、記念すべき大会で歌を歌いたい!という気持ちになりました」。そんな風に「選手たちへの応援ソングを作りたい!」と思ったのが、この楽曲を制作するきっかけとなった。


「最初は応援歌として制作したが、自分自身の背中を押してくれる楽曲にもなりました。自分自身もこの楽曲にパワーをもらい続け、今度はファンの皆さんの背中を押せるように」との想いを込めて届けるこの歌は、確かに誰かの背中を押す。


曲の最後『ららら』で歌うところは、ライブではファンの皆さんと一緒に歌ったり、手を振ったりするとのことなので、是非一緒に楽しんでいただきたい。


・ブラック★ロックシューター/初音ミク(Covered by 巴山萌菜) #もなリク



アニソンカバーをする楽曲を決めるにあたり、みなさんからTwitterにてリクエストを募集している彼女。

『#もなリク』で寄せられたリクエストは、もちろんアニソンやボカロ曲が多い。


もともとアイカツ!で歌唱担当をするまでアニメやアニソンは全然知らなかったというが、「ファンの皆さんにたくさんの楽曲を教えてもらいました」とのこと。

そしてリクエストいただいた曲の中から、”この曲を歌いたい!”と思った曲をカバーしている。


このカバー『ブラック★ロックシューター』はアニソンカバーCD「#もなリク」にも収録されている1曲だ。


そんなこの楽曲では、突き抜けるようなパンチ力のある歌声と、切なさも感じさせる感情表現に惹きつけられる。単純な歌唱力の高さだけではなく、表現力の高さにも、改めて気が付かされるだろう。


ちなみに「アルバム収録曲にハートフルな楽曲が多かったので、かっこいい、ロックな曲も歌いたい!と思って選曲しました」という同作は、自身曰く巴山萌菜の別プロジェクトとして行なっている『Re:versed』のイメージに近いという。

「今はYouTubeをもっと盛り上げたいと思っています。そのコンテンツとして『もなリク』によるカバー作品発表はどんどんやっていきたいです。楽曲は全てオリジナルアレンジ。また、カバー動画はLyiricVideoとして発表していて、今までお世話になってきたイラストレーターさんにイラストを描いてもらったりしているので、映像も注目してほしいです」とも話してくれているので、この先のカバー作品や映像にも、要注目。



10月30日に開催される、音系・メディアミックス同人即売会『M3-2022秋』への出店が決定している彼女。「ここでは更なる新曲が発表されるかもしれない」とのことなので、楽しみにしておいてもらいたい。


また「30歳の節目の誕生日のタイミングで開催を予定していた大きなワンマンライブが中止になってしまったので、来年にはリベンジを果たしたいと思っている。しばらくワンマンライブができていないからこそ、この公演は生のバックバンドをつけて特別なものにしたいです」との言葉も貰っている。


そちらもあわせて、期待しておきたいところだ。


そんな彼女にこの先の展望について尋ねてみると「ドラマの主題歌やアニメのタイアップ、CMソングをやりたい!というのはずっと掲げている夢です。『Re:versed』はドラマ作品のイメージや楽曲のイメージを自分なりにインプットして、声色を変え狂った表現を作りました。今までの自分になかった、自分が生まれていくのが楽しい!こういう歌しか歌わない!というスタイルではなくて、どんな要望にも答えられるアーティストとして様々な楽曲やテーマに挑戦していきたいです。アニソンしか聴いていなかった人、ポップスしか聴いていなかった人、それぞれの架け橋になる様な存在にもなりたいです。私の人生の中で“歌”はかけがえのないものなので、おばあちゃんになっても歌い続けていたい」と答えてくれた。


その歌声や表現力は、間違いなく映像作品にもハマる。

まだまだこの先を楽しみに出来るシンガーであることは間違いないだろう。


【リリース情報】



■『約束』

作詞・作曲;ケイスケサカモトさん http://ozaka.net/

編曲:Laffineさん https://twitter.com/Laffine4



また、作詞作曲を担当したケイスケサカモトによるセルフカバーが収録された

NEW ALBUM『ルリモハリモ』が2022年9月3日にリリースされた。

HP:http://ozaka.net/new/top.html



■『スタートライン 』
作詞・作曲:巴山萌菜

編曲:Laffine https://twitter.com/Laffine4

イメージイラスト:カガミツキさん

https://twitter.com/nyogetsu


■『ブラック★ロックシューター』
Illust・Movie
雲七紅さん(イラストレーター/漫画家)

HP:https://kumona-no-a.amebaownd.com


■『ガーネット』

Illust:カガミツキさん https://twitter.com/nyogetsu

Movie:味醂さん https://twitter.com/milimilinn



【その他】



月1のYouTubeでの生配信『もな生出張編!』

#もなリク カバー楽曲の収録背景を配信しており、
裏側の様子を見られたり、生演奏でのカバーライブを見たりすることができる。

Cajon:工藤竜之介 https://twitter.com/kudosen0726

Guitar:原嶋純平 https://twitter.com/jjjjunsofleakie

photograph:佐野美夕 https://twitter.com/yokkoi_set