独自の活動スタイルで独自の音楽世界を作り上げる音楽プロジェクト集団、C子あまね。
2020年に始動したC子あまねは、Key.野口文也、Dr.紙折更、Ba.そうたろうといったメンバーを中心に活動。
作品によってメンバー構成を流動的に変化させるスタイルで、インターネット上での楽曲公開を中心に、
コンスタントな活動を展開してきた。
2021年には17歳のシンガー・kimiiをボーカルに迎え、1st digital single「晴天に雷鳥」を発表。
各種ストリーミングサービスで有名プレイリスト入りを立て続けに果たし、
全国のカレッジチャートでも多くのランクインを果たすなど、早くも音楽ファンの間で話題を集め始めている。
7月には2nd digital single「鉄道橋」をリリースし、さらに表現を進化させている彼ら。
2020年代のインディーシーンを語る上で、目が離せない存在となりつつある。
・鉄道橋 / C子あまね
現時点での最新作となっている「鉄道橋」は、静謐で繊細な音像と、
kimiiのウィスパーな歌唱が一体になって、透明感のある世界観を作り上げている一曲。
研ぎ澄まされたアンサンブルはシンプルでありながらも、曲展開と合わさって絶妙なうねりを生み、
豊かな情景やストーリーを伝えてくれる。
映像を手がけたのは、これまでにサカナクションや10-FEET、sumikaなど、
話題のアーティストの作品を手がけてきた映像作家の市川稜氏。
楽曲の持つ空気と一体になって魅せる映像世界にも注目しつつ聴いてほしい。
・中国小景 / C子あまね(Official Audio)
1st digital single「晴天に雷鳥」の収録曲のひとつ「中国小景」。
インストゥルメンタルソングとしてアンサンブルやサウンドメイクの妙を前面に押し出したこの曲では、
音の質感やリズムなどで、自分がイメージする中国を描いたという。
ジャズ、ポップス、エレクトロ、R&B、アンビエントなど、
多彩なジャンルの色を独自に昇華した表現スタイルがC子あまねの魅力。
その持ち味を存分に体感させてくれるナンバーとして必聴だ。
・豊か / C子あまね(Official Audio)
こちらも1st digital single「晴天に雷鳥」に収録された楽曲「豊か」。
穏やかな雰囲気を漂わせるミディアムナンバーで、休日の昼下がりに聴きたくなるような
、心地よい浮遊感を伝えてくれる。
先に紹介した二曲とはまた違った見せ方で、
違った聴き味を感じさせてくれるナンバーに仕上がっている。
もともと制作に力を入れる活動スタイルを展開してきたこともあって、
今後の展望についても「環境を整えてもっと制作に向き合いたい」と語っているC子あまね。
すでに多方面から評価を集め始めたC子あまねが、今後の日本の音楽シーンでどのように存在感を高め、
どのような音楽世界を見せてくれるのか、今から期待が高まる。
11月頃には新たなEPのリリースも予定しているという彼ら。
その最新の活動情報や作品は、SNSやYouTubeチャンネルを要チェックだ。