兵庫県は姫路市出身のシンガーソングライター、アノエリカ。


透明でありながら艶のある歌声は、“パールボイス”と称される。卓越した表現力も魅力の一つで、ポップスからR&Bまで幅広く歌い上げる。2014年に大阪で、ライブハウスやストリートライブを中心に活動をスタート。2018年11月には、初めてのフルアルバム『Heather』をリリースしている。


その後2021年5月に現在の“アノエリカ”名義に改名し、アルバム『Ellie』を発表。さらに同年12月にも同名義での2ndアルバム『Anologue』を発売。そこでは全曲自身で作詞作曲を担当するなど、より等身大の自分を発信している。




・Anologue


2021年12月リリースのセカンドアルバム『Anologue』。全曲自身で作詞作曲を担当しているがゆえ、これまでの作品とは少し毛色が異なる作品となっている。


1曲目から、幕開け感のある爽やかなポップソング『リスタート』が心を持ち上げる。それはきっと、何かに向けて走り出す人、走りだしたいと思っている人に力をくれるだろう。そして、共感力の高いリアルな歌詞と歌声で別れを歌う『夢見草』、自分自身の等身大の姿を見せてくれるように感じられる『未完成』、前進力の高いサウンドと壮大な歌声で突き抜けていく『ファイター』といったように、様々な楽曲で真っ直ぐに思いを届ける。


この中にはきっと、どんな人でも共感できるところがあるだろう。そしてそれが心に作用するのだ。だから聴く人を“独りにさせない”。この作品はそんな作品だ。



・【MV】Ellie - Carry on! Carry out!



Ellie名義でリリースした初めてのアルバム『Heather』収録曲『Carry on! Carry out!』。


EDMを彷彿とさせるようなパワフルな疾走感と、煌びやかで爽やかなメロディーライン。そこに、そんな印象的なサウンド感に負けない艶と輝きを持つ彼女の歌声が調和し、音と歌と言葉の全てでポジティブなエネルギーを届けてくれる。


何かに悩み足が止まってしまいそうな時、鬱屈とした日々から抜け出したいけどなかなか勇気が出ない時、あるいは単に何かで凹んでしまった時、きっとこの楽曲がそこから心を解き放ってくれるはずだ。


・【LIVE MV】アノエリカ–これからいくつ恋をしても



大阪は梅田アムホールにてライブMVとして撮影した楽曲『これからいくつ恋をしても』のパフォーマンス映像。

同地は初めてのワンマンライブの会場であり、巣立つ時の会場でもあったという。


そんな同地から届けるこの楽曲は、≪これからいくつ恋をしても きっとあなたは最後に思い出す人≫と歌う、エモーショナルな1曲だ。「学生時代に聴いていた90年代のJ-POPのような雰囲気の楽曲」と話すようなパワフルなバンドサウンドもぐっとくる。


そんなバンドサウンドや伸びやかな歌声でそれを描くから、余計に想いの強さが伝わってきて、ただでさえリアルな世界観がさらにリアルに聞こえてくる。誰かの恋の話を聞いているような感覚で聴くことが出来る人も多いのではないだろうか。もちろん自分自身とリンクする人もたくさんいることだろう。




「おばあちゃんになるまで歌っているのが夢」だという彼女。
「老若男女に親しみを持ってもらいたいと思い“アノエリカ”名義にした。この先も、歌い継がれるような楽曲を生み出していきたい。」と話してくれた。


その歌と言葉は、幅広い世代が共感できるものであることは間違いない。そしてその共感に救われる人がたくさんいるのだ。

この先も長く、聞き続けていきたいアーティストの一人だ。



【リリース情報】

〜2021.12.16〜

2ndアルバム『Anologue』(全10曲)