2019年秋、東京にて結成された6人組バンド、asobi。

渋谷・下北沢を拠点に活動中。


2021年1月にリリースされたsingle『Empty Room for Two』はSpotify公式プレイリスト

『TOKYO RISING』に選出され、配信1か月で100,000再生を達成。

同年2月には新曲『TOKYO CULTURE』をリリース。こちらはApple Music『J-HIPHOP注目トラック』に選出され、

同年6月にリリースした『Daisy』はJ-WAVEの『TOKIO HOT 100』で36位にチャートインするなど、関係者の間で大いに話題を集めた。


“生楽器と電子音楽が融合した現代的かつメロウなサウンド”、“それぞれに完成されたスキルを持つ3MC”、

“R&B/HIPHOPをベースにした幅広い楽曲ジャンル”は、国内外を問わず幅広いリスナー層に支持されている。




・asobi - Cruel [Official Video]



心地よいトラックがとても印象に残る楽曲『Cruel』。


「生っぽい音メインで作っていたが、制作を進めていくなかでエレクトロの要素を強めた。

所々にピアノやバイオリンなどのアコースティックな楽器が入っているのもポイント」と話す通り、

様々な音がまるでおもちゃ箱のように散りばめられていながら、生楽器による安心感もあり、

新鮮さと心地よさを同時に感じることが出来る。

サビでビートがガラッと変わるなど、曲展開が多いので何度でも楽しめるというのも特徴的。


そんな同曲のイメージになっているのは、“酒場で管を巻く男達”。

「嫌なことだったり、忘れたいことだったり、酒を飲んでそういうことを忘れて、パーッとやろう」

というテーマで描く1曲だ。とはいえゴリゴリのムードでのそれとはまた少し趣が違うので、

きっと多くの人が軽やかに楽しむことが出来るだろう。


MVにも、素のメンバーの普段のわちゃわちゃしている姿がおさめられており、

耳からも目からもアガる作品となっている。



・asobi - Daisy [Official Video]



MCのIsami Shojiが作曲、編曲をDJのLaineyが担当した楽曲『Diasy』。

曰く「過去を思い出して、あの頃はいいな、良かったなぁと、漠然と思っている感じ」を描く1曲。


表題のDaisy (雛菊)には素敵な人という意味合い、また、無邪気という花言葉があり、そこでも過去への想いを表現している。

歌詞の内容に合わせて、アレンジでもサックスの音やピアノの単音が加えられており、それがまたノスタルジーを想起。

そのノスタルジーに浸りながら、コーヒーでも飲みたくなる。


とはいえ、時にゴスペルを思わせるようなハッとする音もあり、ただのノスタルジックな楽曲とも異なる。

ノスタルジックな響きと、センスの良さへの驚きを、両方感じられる1曲だ。


・asobi - Empty Room for Two [Official Video]



曰く、「社会人になってから作った」という楽曲『Empty Room for Two』。

こちらも同じく作曲はMCのIsami Shojiが担当している。


そのタイトルからも連想できるように、「二人だけの何もない部屋。君しか見えない」を歌う。

そんな歌の空気感や跳ね感のあるサウンド、軽やかに舞うメロディーラインが心地よく、

じんわりと心を持ち上げてくれるムードだ。


かと思えばラップパートではそれまでのムードからガラッと雰囲気を変え、楽曲にアクセントを加える。

そのギャップにやはりセンスと驚きを感じ、彼らの鳴らす音の世界観に引き込まれる。

日常のBGM的に聞くことも、細部まで堪能しながら聞くことも、どちらもおすすめできる1曲。




「今後は自主企画も開催していきたい」という彼ら。
「年内にはシングルの配信リリースも予定している」とのことなので、どちらも楽しみに待っておこう。


この先の展開で考えているのは、「ステージをどんどん大きくしていきたい。asobiのライブを広げていきたい」ということ。

さらに「テレビなどタイアップをつけ、リスナーをどんどん獲得していきたい」、

「海外リスナーも多いので、海外、アジア圏とかでライブをしたい」とも話してくれた。


その音は間違いなく本物で、テレビのタイアップも、より大きなステージや海外でのライブも、どれも容易に想像できる。

この先どんどん歩みを進めていくであろう彼らは、今、確実にチェックしておくべき存在だ。



【リリース情報】



2021年10月27日発売
『Second Guesses』



【ライブ情報】
2021年11月6日
『OMUNIBUS』@新宿

OMUNIBUSオフィシャルウェブサイト➡︎https://omnibus-tokyo.com/