大阪拠点の混合4人組女性ヴォーカルバンド、Dimrays。
・Dimrays - Pain≒t(Official Music Video)
バンドの指針を示す曲『Pain≒t』。
疾走感とヘビーで重厚な要素、そして美しさを併せ持ったサウンド感が印象的で、
そのサウンドに意外なほどにキャッチーなメロディーラインと、弱さと強さを兼ね備えた歌声、言葉が乗る。
様々な要素が織り交ざり、意外性をもって耳に届くのに、それでもどこか耳なじみ良く聞こえてくるから、
音に惹きつけられると同時に描かれる言葉たちがすっと胸に入ってくる。
「見ていて楽しいものにしたくて、Voは衣装を3回変えている」というMVも、
音同様に惹きつけられるものとなっているので、音だけではなく是非映像にも注目していただきたい作品だ。
・Fr
「パッと聞くとロックのイメージだけど2番以降はラップパートが多くなる。
展開が豊富な、色々試せる1曲」と話す楽曲『Fr』。
2021年9月リリースの1st EP『ANTITHESIS』に収録されている。
その言葉通り前半は、鋭く重たいバンドサウンドとハードなデスボイスの荒々しさに耳を奪われる。
しかし1分18秒ごろからガラッと雰囲気を変え、カッティングエッジなHIPHOPの要素を鳴らすのだ。
その意外性やギャップに、ぐっと心を掴まれる人は多いだろう。
また、単にHIPHOPの要素を織り交ぜるだけではなく、ラップを含め、
そこがきちんとHIPHOPとしてクールなのもポイントだ。
配信リンク:https://music.apple.com/jp/album/fr/1585632093?i=1585632183
・Mr.Coward
1st EP『ANTITHESIS』の中で一番激しい楽曲『Mr.Coward』。
「重たい音楽が好きな人はノリノリになってくれると思う」と話す通り、
ずんずんとした極めて重たいサウンドが、お腹の奥深くに突き刺さる。
それでいてサビにはエモい要素も入っているので、キャッチーにも響いてくる。
さらにはこの楽曲にもラップパートが取り入れられているなど、そのサウンドはまさに変幻自在。
ヘビーな音楽好きはもちろんのこと、普段あまりヘビーな音楽に触れていないという層まで、
どんな人にも届きうるカッコよさを持った1曲だ。
きっとこの楽曲を通して、重たい音楽のカッコよさにも改めて気が付くのではないだろうか。
配信リンク:https://music.apple.com/jp/album/mr-coward/1585632093?i=1585632178
今年はライブに注力していきたいとのことだが、「12月くらいにはシングル出したい」との言葉ももらっているので、
まずはライブに足を運びつつ、次のシングルを楽しみに待つことをおすすめしたい。
「もっとライブに来てもらって、好きになって欲しい」と話すように、ライブではさらに惹きつけられることだろう。
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