時は⻄暦2050年。
Cingのデザインはアニメ『キルラキル』キャラクターデザイン・総作画監督など、
アニメイター/イラストレイターとして活躍するすしお(https://twitter.com/sushio_)が担当。
物語の第1章となる楽曲はアニメ『呪術廻戦』の劇伴やアイドルグループ『sora tob sakana』の
音楽プロデュースで注目を集める照井順政(https://twitter.com/yoshimasaterui)提供。
プロジェクト自体は2020年、「2050年の世界ってどういったものだろう」という考えから生まれた。
近未来としての2050年の音楽や、表現の仕方などを追求したものだ。
・Cing『アイスクリーム/サイネージ』Official Music Video
Cingのデビューシングルであり、3部作連続リリースとなる作品の1作目『アイスクリーム/サイネージ』。
ここからの3作品を通して「夜~夜明け~日中の時間が移り変わる様子と、
Cingの心情が変わっていく様を重ね合わせて表現している」という。
そしてその3作品を合わせて、“自分探し”という1つのストーリーが完結する。
「元々『sora tob sakana』というアイドルの音楽プロデューサーである照井順政さんの言葉の選択や詩の世界観、
転調・変拍子などの独特の楽曲が好きで、今回Cingの楽曲・コンセプトを含めお話させていただいた。
いままでのBeingにはなかった新しい楽曲が生まれると思った。そして実際、予測不能なリズムパターンや、
言葉の選び方など、想像以上に面白いものが出来上がっていると思う」
と話す『アイスクリーム/サイネージ』は、まさにその言葉通りの作品だ。
ポストロックやエクスペリメンタルロックなどの実験的な要素と、エヴァーグリーンなポップネス、
さらにはクラシカルな要素など、様々な音楽が自由に織り交ぜられている。
だから耳なじみが良いにも関わらず、斬新に聞こえてくるのだ。
それは言うなれば、未来を感じられる音。
「青と黒が混ざった夜の色」がこの楽曲のイメージカラーで、制作に際しては、
照井氏にイメージとして六本木の昼と夜の写真をご提案したこともあったという。
さらに「歌と歌詞以外のバックトラックにも、細かなこだわりや、
面白いと思ってもらえる要素がちりばめられているので、そういった部分も注目して聴いてもらえたら。
インストバージョンもゆくゆくは出せたらと思っている」と注目ポイントと気になる情報ももらっている。
そんな楽曲のインスピレーションは、映画からもらっている部分もある。
具体的には、ホラー映画の『ゾンビ』(原題: Dawn of the Dead)という作品を挙げ、
「この映画は3部作として作られていて、『夜』『夜明け』『日中』がそれぞれテーマとなっている。
ゾンビは出さないものの、このテーマをどこかに取り入れたいと思い、楽曲のストーリーコンセプトにもってきた」
と話してくれた。
MVは、「静かにずっと眺めていられるような作品」をコンセプトに、1枚絵のイラストを定点で制作。
サウンドの没入感も合わせて、入り込める作品となっているので注目だ。
3部作のその後の楽曲の構想も進んでおり、そちらもS F映画からインスピレーションを受けた作品になるとのこと。
さらには「グッズ制作も準備中」という情報も発表してくれているので、楽しみに待っておきたい。
目標は「アニメーションでライブをやること」。
そして「音楽活動以外でも、Cingというキャラクターとしても活動をしていきたい。
Cingというアーティストのコミカライズも夢としてある」というから、これからのCingの活動には期待しかない。
【リリース情報】
Download&Streaming好評配信中
https://cing.lnk.to/icecreamsignage
▼第一章・第一部「アイスクリーム/サイネージ」
https://cing.lnk.to/icecreamsignage