シンガーソングライター、MION。
2010年、16歳、日本最大級の音楽コンテスト・ヤマハミュージックレボリューションジャパンファイナルで優秀賞を受賞。
以降、名古屋を中心に全国で精力的に活動を開始。
全国ライブツアーの様子を取り上げたテレビ番組が3ヶ月に渡り放送される。
2016年1月リリース、初の全国流通(通算6枚目)シングル『Summer Magic』がオリコン総合デイリーチャート1位、
ウィークリー10位を獲得。TBS系『カウントダウンTV』でMusic Videoが放映され、その後リリースしたシングル
『Alive』『Want You Back』『S.O.S -Soul Of Steven-』も連続でオリコンチャート上位にランクイン。
2020年2月には、NAGOYA ReNY limitedにて活動10周年単独ライブを開催し大盛況で終える。
そして、2013年にカナダ、2018年に韓国でのライブ経験もある彼女は、
よりワールドワイドな活動を目指し2020年3月から拠点をイギリスに移す。
渡英後はロックダウン中に毎日配信を開始し、規制緩和後にはMV撮影や路上ライブ、
スタジオライブ等を実施するなどイギリスでの音楽活動展開を始めている。
・MION 【S.O.S -Soul of Steven-】Music Video
音楽で海外進出をしたい、それを実現すべく渡英した彼女。
この曲はイギリスに拠点を移す前の最後のリリース作品だ。
テーマとなっているのはスティーブ・ジョブズの言葉。
「もし今日が人生最後の日だとしたら 今していることは本当に自分のやりたいことだろうか?」
力強く疾走するロックサウンドを、低音から高音までパンチのあるボーカルで歌い上げる。
≪素直に生きていますか?≫≪自分を信じなくちゃ誰を信じるの?≫と歌う言葉・思いの強さは、聞く者の芯を太くする。
それはきっと自分の道を自分で切り開くための、自分の人生を自分の足で歩くための、礎となるだろう。
・MION【Merry Christmas】Music Video
「愛をテーマに歌詞を書いたが、受け取り手によっては恋愛とも家族愛とも取れる」と話す楽曲『Merry Christmas』。
そのタイトル通り、ホリディ感溢れるキラキラしたサウンドと、
クリスマスを彷彿させるキャッチーなメロディー、歌詞が印象的だ。
一度聴いたら頭から離れないこの曲は、思わず口ずさんでしまう人も多いのではないだろうか。
またそのMVには、煌びやかなイルミネーションや心踊るクリスマスのストーリーが散りばめられていて、
視覚的にも幸せな気持ちにさせてくれる。是非、音と合わせて目でも堪能していただきたい作品だ。
・MION 【Want You Back】MV
恋人にフラれて間もない、辛い心情を綴った失恋バラード『Want You Back』。
2018年8月にリリースした全国流通シングル第三弾の表題曲だ。
切なさの募る世界観を描く歌声は、先の2曲とはまた違った趣で、聞く者の感情を刺激する。
聞いていると思わずいつかの自身の失恋を思い出して、切なさが溢れてくる。
もちろん、現在進行形で叶わない恋心を抱いている人と、感情がリンクすることはいうまでもない。
悲痛な想いを叫ぶようなサビのメロディーと、
心の声を音にしたようなピアノアレンジが、一層切なさを捲し立てている。
様々なタイプの楽曲を生み出し、様々な歌声で表現できることは、
シンガーソングライターとしての彼女の魅力の一つだと気が付かされる。
今後の活動について尋ねてみると、世界的に愛される音楽が生まれるイギリスで、その技術を学び、
日本のみならず海外でも活躍できるアーティストになりたいと話すMION。
今後は「現在拠点にしているイギリスでの楽曲制作を進め、新しいシングルのリリースを目指しています。
また英語での歌唱と日本の音楽文化を織り交ぜたライブパフォーマンスで、イギリスでの音楽活動を展開していきたい。」と語った。
渡英を経てさらに成長した彼女の音楽と触れ合えるその瞬間を、今から楽しみに待っておこう。
文/maya suzuki