ミュージカル俳優として子役からスタート。

ミュージカルから2.5次元舞台まで芝居・歌・ダンスと三拍子そろったマルチプレイヤーとして活動する中、「好きな音楽や自分の幅の広さを表現し、沢山の方に廣瀬真平という人間を見て知っていただきたい」という思いから歌い手としてYouTubeでの活動を開始。


Mixを始め、映像編集なども全て自身で行っているというのが一つの特徴。
父親が音楽エンジニアということもあり、Mix作業には昔から慣れ親しんでおり、所属しているグループ『DIAMOND☆DOGS』のMVや宣伝映像なども担当。
音楽面に関しては、好きなアーティストと公言する『オーイシマサヨシ』、『ONE OK ROCK』、『Gero』(全て敬称略)に多大な影響を受けている。




・シャンティ / 廣瀬真平【歌ってみた】



DIAMOND☆DOGSではダンサーとしてパフォーマンスを魅せる廣瀬。ただ、「『Sound Horizon Around 15周年記念祭』には歌い手として出演し、そこでは、ファンの方からボカロ楽曲を歌って欲しいとメッセージを貰い、ボカロ楽曲をよく歌った」と話してくれた。


この楽曲『シャンティ』もwotaku feat. KAITOのボカロ楽曲だ。歌ってみたにてこの楽曲を選曲したのは「もともと発表していた歌の系統が、ロックの中でも明るい系統が多く、自分のダークな方向も見せたい、と前から思っていた。同曲はまさに違う自分の引き出しを出せる楽曲」という理由から。また、「作曲をしているボカロPさんがwotakuさんで、自分が好きな歌い手さんである天月さんが歌っていた」というのも一つのきっかけだ。


作品としては、「ダークな世界観、”裏の世界”という雰囲気の楽曲で、ダークヒーローとか好きな自分にぴったりだった」という通り、闇墜ち感とでもいうべきクールでダークな雰囲気がたまらない作品に仕上がっている。明るく元気な歌声も聴かせることが出来る彼だが、それとは同一人物とは思えないほどに危険な香りがするのだ。


その雰囲気がドストライクだという人は、多いのではないだろうか。

ちなみにもちろんMixは自身で手掛けている。



・神っぽいな / 廣瀬真平【歌ってみた】



「作曲家・ピノキオPさんによるエッジの効いた楽曲」と自身でも解説する楽曲『神っぽいな』の歌ってみた動画。


「こういうモヤモヤがこの世の中にはあるんだ、人間みんないい人ばっかりじゃない、という奥の部分に共感できる。歌だからこそ言える、世の中に対しての皮肉が面白い」とも話す同曲は、そんなシニカルな歌詞を、キレのあるリズミカルなメロディーラインで描くバランス感が面白い。


逆に言えばそれは、歌う際にはそのリズミカルな部分をうまく乗りこなすリズム感と、シニカルな歌詞をハードになり過ぎないように表現する軽やかな表現力が求められるということになる。


しかし彼はそれを違和感なく表現。

軽やかさと攻撃的な部分のバランスの良さが光る、クールでポップな作品となっている。


・小悪魔だってかまわない! / 廣瀬真平【歌ってみた】



「HoneyWorksさんの世界観が好き」で、「グループでも歌詞を書いたりすることがあって、恋愛系の歌詞ではHoneyWorksさんの歌詞に影響を受けている一面もある」という彼。同曲はそんなHoneyWorksの楽曲『小悪魔だってかまわない!』。


「大好きな歌い手のめいちゃんさんが歌っているのを聴いて、絶対歌いたいと思った。自分自身のキャラクター・イメージとか声質にも合う楽曲」というのが選曲理由だ。


先の2曲は、クールな雰囲気の歌声が聴ける作品だったが、同曲はまたガラッと雰囲気を変える。ポップで明るい、弾けた雰囲気の楽曲と高い親和性を感じさせる、明るく無邪気な歌声を聴かせているのだ。これが『シャンティ』の部分でも触れた明るく元気な、ダークな雰囲気の歌声と同一人物とは思えない歌声だ。


聴いていて、自然と元気が出てくる作品。




「YouTubeのコンテンツも、今後はよりコンスタントに上げていく予定。YouTubeを通してファンの方ともっと交流してみたい」と、今後のYouTube展開についての考えを話してくれた廣瀬。


さらに続けて「目標のひとつはオリジナル楽曲をもつこと!ソロライブも開催したい!また、アニメのキャラクターボイスなどもやりたいし、2.5次元の舞台にも立ちたいし、声優さんとしてカバーボイスもやってみたい」と、いろいろとやりたいことや目標を明かしてくれた。


「可能性を自分で決めたくない。年々新しいことに挑戦したい欲が増していく。ファンの皆さんには本当に支えてくれてありがとうという気持ちがある」という彼は、きっとこの先さらに飛躍していくはず。


今のうちにチェックしておいて損はないだろう。