大分県出身の歌手・タレント、あべ由紀子。
山間の小さな町で生まれ育ち、歌手になることを夢見て上京。
2004年より女性3人グループ『Kaori@livedoor PHOENIX』のメンバーとして活動。
シングル『ハートのエースが出てこない』でデビューを果たした。
その後、プロレス番組や通販番組のMCを担当するなど、活動の幅を拡げる。
「大分県かぼすPR大使」にも任命されており、2010年にはソロとしてシングル『かぼす音頭』をリリース。
2015年には、『大分あるある本』を出版。
・あべ由紀子新曲「真夜中の太陽」ミュージックビデオ
2021年6月にリリースした8年ぶりのシングル『真夜中の太陽』の表題曲。
「大切な人に会えない今だからこそ、その存在の大切さをより感じるようになった」と話す彼女の想いが詰め込まれた本作は、故郷に大切な人がいるが、やはり簡単には会うことが出来ないという、今の時代を生きる人々の想いとも密接にリンクする。
それでいてサウンドはジャジーで、全体が重たくなりすぎていないというのも大きなポイント。
特にサビのメロディーラインやサビ前の抜け感の心地よさは抜群で、心を軽やかにもしてくれる趣がある。
MVでも今までとは異なる大人な魅力を表現しているなど、彼女の新たな一歩を感じることが出来る作品だ。
・大阪ラプソディ あべ由紀子with鶏さまKings
コロナ前に荻窪のライブハウスで行ったライブより、楽曲『大阪ラプソディ』のカバー。
哀愁を感じるメロディーラインとサウンドを、親しみやすさも深みも感じられる彼女のボーカルが彩る。
まるでポップスと歌謡曲を結びつけるような雰囲気があるその歌声は、きっとこの楽曲の魅力を老若男女に届けてくれるはずだ。
実際この楽曲をこのカバーで初めて聞いたという人でもあっても、どこかぐっとくるように、テンションが上がるように聴ける人は多いのではないだろうか。
・銀の龍の背に乗って あべ由紀子
こちらもコロナ前、静岡は伊東のホテルサンハトヤのステージで、楽曲『銀の龍の背に乗って』を歌った映像だ。
楽曲『銀の龍の背に乗って』は、一聴してその世界観に引き込むような、独特の深みと力強さのある歌声で描かれる楽曲だ。
カバーする際にも、同様の歌声を求められるといえるだろう。そしてそれは、決して簡単なものではない。
しかし彼女は、そんな独特の深みと、一気に引き込むような力強い歌声を届ける。
特に力強い声の張り上げは抜群で、まるで天に昇る龍のように、どこまでも伸びていきそう。
様々な表現で楽曲を届けることが出来るという、シンガーとしての質の高さも伝わってくるパフォーマンスだ。
これからの活動について尋ねてみると「コロナという状況だからこそ、どんどん新しいことにチャレンジしていき、より多くの方に活動を発信していきたい。そして応援してくださっているファンの方や両親にも活躍を届けられるように頑張っていきたい」と話してくれた彼女。
現在「真夜中の太陽」のカップリングとして収録されている「ありがとうが宝物」のMVを制作するクラウドファンディングにも挑戦中だ。
https://www.muevo.jp/campaigns/3057【ライブ情報】