12/1生まれ、新潟県出身。

ピアノ弾き語りプログレッシブポップアーティスト、amamori。


鍵盤の上で自由に遊びまわるようなピアノと変幻自在な歌声が一つの特徴。
幼稚園でピアノをはじめ、同時期から曲を作りはじめる。
その後10歳でロックに目覚め、ドラムや吹奏楽やオーケストラを経験して、国立音楽大学ピアノ科卒業、コレペティートルコース終了。


ピアノ弾き語りでの活動を主とし、その楽曲は「弾き語りプログレッシブポップ」「音の絵本」などと評される。




・amamori feat.石川浩司 - カピスコ capisco(220118live)



「高校生のときから大好きな石川浩司さん(元たま)と即興セッション」したときの映像だというこの作品。

曰く「夜中に何かを埋める歌」とのこと。


怪しげであり、たのしげでもあるその歌と音には、わくわく感がある。それはまさに“夜中”を思わせるものだ。

即興というのが信じられないほどにピアノ・歌・パーカッションが綺麗に交わっているというのも一つのポイントで、聴いていて心地よい。


独り孤独な夜中も、こんな音楽と一緒にあれば、素敵なものへと変わるかもしれない。



・amamori - ないないない (Nai Nai Nai) MV



台湾に住んでいる友人が撮ってくれたというMV付の作品『ないないない』。

曰く「“喪失“をテーマ」にした作品で、≪もう君はいない どこにもいない 声も聞こえない影さえも見えないやあ≫という、切なげな歌い出しで始まる。


きっと同じような喪失は、ほとんどの人間が経験したものだろう。しかもそれを鮮明に映像が浮かぶ抜群のワードチョイスで描くから、きっと自分の経験に置き換えて思い出される人も多いはずだ。そうして、切なさが高まる。


それでいてメロディーラインにはどこかポップなエッセンスがあるというのがまた面白い。


・ Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song) / MR.BIG



2022年1月23日に、「ポール・ギルバートの日なので今週のMR.BIGです」との言葉とともにアップした演奏動画。

とてもスピーディーな演奏によって、そのスキルの高さが伝わってくる。


ここで見てきた1曲目のような、ゆったりと遊ぶような演奏も彼女の魅力の一つであることは間違いないが、こうしたハードでスピーディーな演奏も出来るという質の高さに改めて驚かされる。




「2021年12月から『月刊やせいのあまもり』という無修正のデモ音源1曲に季節のふろくがついたものを毎月販売しています」という彼女。(詳細はこちら:https://amamori-online.booth.pm/items/3573418


幅広いポップセンスと確かなスキルとオリジナリティ。その全てを持ち合わせている存在は、決して多くはない。ただ彼女は確かに、そのうちの一人だといえるだろう。


もっともっと、たくさんの人に知られるべき存在であることは間違いない。