東京都を中心に活動する4人組バンド、kao。
エレクトロやEDMの要素を取り入れた独自性の高いロックサウンドが特徴。
同年12月14日、下北沢SHELTERにて自主企画『DROP』を開催。
kaoにとっては初ライブ・初自主企画・初ワンマンライブだったが、チケットはソールドアウトを記録した。
その後、『telepath』を含む3曲入りシングル『plot』をライブ会場限定盤として発売。
・kao『telepath』Music Video
「2020年に前バンドが解散した時、何も信じられず誰もが敵に見えた時のことを書いた楽曲です。EDMやエレクトロの要素を初めて取り入れた作品。ロックバンドのサウンドにEDMを取り入れるのは実験的で作っていて面白かったです。kaoの中核を成す楽曲となりました」とコメントをくれた楽曲『telepath』。YouTubeに公開した初めてのMV付き作品であり3曲入りシングル『plot』収録曲。
心地よい浮遊感と、柔らかいEDMサウンド、さらにはある層には懐かしくも響くであろうポストロック的なロックバンドの要素が入り混じるサウンド感は、彼らならではのものだろう。個性的で独自性のあるサウンドは刺さる層が限定される可能性もあるが、彼らの場合にはメロディーラインにも確かな存在感が感じられるので、ロック好きやデジタルサウンド好きだけではなく、J-POP好きにも刺さりうる。つまりは様々な層に刺さりうる大衆性と、音楽的にコアな質の高さを両立しているのだ。
・kao『pray song』Music Video
「2020年。コロナ渦初期に、一人で夜散歩をしながら書き上げた曲です。終始同期のリズムに合わせて構成されています。Cメロには当時ハマっていたthe 1975のギターフレーズをオマージュして取り入れました」と話す作品『pray song』。
「聴きやすいポップスを意識して作った、エレクトロポップ的な曲」との言葉通り、独特の柔らかい浮遊感に加えてポップスの要素が強く発揮されていて、最初から最後まで心地よい。思わずメロディーラインを口ずさみたくなってしまうという人も多いのではないだろうか。
歌詞の雰囲気もまた、たまらなく良い。やるせなさやその先にあるはずの少しの光を感じさせ、ぐっとくるのだ。一人の夜に寄り添ってくれるようで、きっとその音と言葉に救われる人もたくさんいることだろう。
もちろん「今年の目標はミニアルバムを全国流通でリリースすること。また、東名阪3マンを組みたい。夏に企画もやりたいし、かっこいい曲もどんどん作っていきたい」と、国内での活動にも積極的だ。
是非、Twitterなどをフォローして、この先の活動を追いかけていっていただきたい。
2022年5月27日(金):八王子RIPS
2022年6月25日(土):東京3会場サーキットイベント