東京都を中心に活動する4人組バンド、kao。

元街人のVo.奥智裕、Ba.岩佐貴明にGt.Daichi、Dr.akihiroが加わり、『kao』として2021年に活動を開始。


エレクトロやEDMの要素を取り入れた独自性の高いロックサウンドが特徴。

2021年12月3日、初のミュージックビデオ『telepath』をYouTubeにて公開。


同年12月14日、下北沢SHELTERにて自主企画『DROP』を開催。

kaoにとっては初ライブ・初自主企画・初ワンマンライブだったが、チケットはソールドアウトを記録した。


その後、『telepath』を含む3曲入りシングル『plot』をライブ会場限定盤として発売。

2022年5月にはその中から、『pray song』のミュージックビデオを公開している。




・kao『telepath』Music Video



「2020年に前バンドが解散した時、何も信じられず誰もが敵に見えた時のことを書いた楽曲です。EDMやエレクトロの要素を初めて取り入れた作品。ロックバンドのサウンドにEDMを取り入れるのは実験的で作っていて面白かったです。kaoの中核を成す楽曲となりました」とコメントをくれた楽曲『telepath』。YouTubeに公開した初めてのMV付き作品であり3曲入りシングル『plot』収録曲。


心地よい浮遊感と、柔らかいEDMサウンド、さらにはある層には懐かしくも響くであろうポストロック的なロックバンドの要素が入り混じるサウンド感は、彼らならではのものだろう。個性的で独自性のあるサウンドは刺さる層が限定される可能性もあるが、彼らの場合にはメロディーラインにも確かな存在感が感じられるので、ロック好きやデジタルサウンド好きだけではなく、J-POP好きにも刺さりうる。つまりは様々な層に刺さりうる大衆性と、音楽的にコアな質の高さを両立しているのだ。


「『Porter Robinson – Something Comforting』を聴いて、この感じをバンドに昇華したいと思って書いたのがきっかけ。サビというサビはないが、EDMベースで作った曲なのでドロップの部分がかっこいいと思っています。一曲の中で振り幅があるので楽しんでほしい。特に最後の方のギターソロ入るところのブレイクがおすすめ」とのコメント通り、1曲の中での展開も豊富で、何度も聴きたくなるというのもポイント。

ちなみに「こだわりはソフトシンセの音で、大変だったのはRECの中でトラックが60~70と、沢山あったこと」だとも話してくれた。

・kao『pray song』Music Video



「2020年。コロナ渦初期に、一人で夜散歩をしながら書き上げた曲です。終始同期のリズムに合わせて構成されています。Cメロには当時ハマっていたthe 1975のギターフレーズをオマージュして取り入れました」と話す作品『pray song』。


「聴きやすいポップスを意識して作った、エレクトロポップ的な曲」との言葉通り、独特の柔らかい浮遊感に加えてポップスの要素が強く発揮されていて、最初から最後まで心地よい。思わずメロディーラインを口ずさみたくなってしまうという人も多いのではないだろうか。


歌詞の雰囲気もまた、たまらなく良い。やるせなさやその先にあるはずの少しの光を感じさせ、ぐっとくるのだ。一人の夜に寄り添ってくれるようで、きっとその音と言葉に救われる人もたくさんいることだろう。




「日本に限らず活動してみたい。逆輸入バンドになれたらいいかなと思っている」と話す彼ら。彼らのサウンドは、海の向こうの香りもするものなので、きっとそこにも届くのではないだろうかと思わせる。実際に向こうで先に、より有名になる可能性も十分だ。


もちろん「今年の目標はミニアルバムを全国流通でリリースすること。また、東名阪3マンを組みたい。夏に企画もやりたいし、かっこいい曲もどんどん作っていきたい」と、国内での活動にも積極的だ。


是非、Twitterなどをフォローして、この先の活動を追いかけていっていただきたい。



【ライブ情報】


2022年5月27日(金):八王子RIPS

2022年6月7日(火):高崎4会場サーキットイベント

2022年6月25日(土):東京3会場サーキットイベント