歌い手、Mqki.(マキ)。

名称につけられている『.』は自身の左目の下にある、涙ボクロを表すものとして入れられている。


元々はバンドのボーカルとして音楽活動をスタート。

そのバンドが解散した1年ほど後より、歌い手としての活動を開始。


ハードロックなどが好きでバンド出身ということもあって、「ボカロカルチャーという異なるカルチャーにリスペクトを持ちつつも、自身の色も出せれば」と思いながら発信を続けている。



・【キャットラビング/香椎モイミ様】歌わせて頂いたのは【Mqki.】



「SNS等で流行っているのを聴いたのがキッカケで知った。楽曲の持つ魅力に引き込まれて、歌ってみた」という楽曲『キャットラビング』の歌ってみた動画。


「サラッと歌っている人が多い印象だが、自分はそこにシャウトやがなりなどを取り入れて、自分の色を出せるように取り組んでいる。落ちサビからラスサビにかけてがこだわりポイント。また、楽曲全体で演出している緩急の最高潮の部分で、自分の持ち味なども含めてピークも持ってこられたと感じている」と、聴きどころについても話してくれた。


その言葉通り、軽めで可愛らしい雰囲気で歌われることが多い同曲に対して、彼はロック色溢れる、迫力と色気のあるアプローチで描き出す。特にがなりの暴力的なカッコよさは必聴だ。この作品を聴けば、彼の歌の大きな魅力が伝わるだろう。



・【G4L / Giga様】歌わせて頂いたのは【Mqki.】



「今まではバンド的な要素が強い楽曲に取り組むことが多かったが、この楽曲はEDM的要素が強い。今まで自身がやってこなかったジャンルに、新たな一面を見せられるようにチャレンジした」と話す作品『G4L』の歌ってみた動画。


ダンサブルな楽曲ながら、そのサウンド感はハードで、彼の迫力と色気のある歌声が抜群にマッチする。同曲にはラップパートも入っているが、「今まで取り組んでいなかった分苦戦もしたが、最終的にはいいものができたと感じている」と自身でも感じているように、ラップも色気と迫力をもって届けてくれる。


ところどころの力の抜け具合も抜群で、歌い手としての彼の表現力の高さを感じられるはずだ。


また、「個人的に気に入っている」という映像も、サウンドや世界観との親和性が高く、ハイクオリティな仕上がり。映像と合わせて楽しんでいただきたい作品だ。


・【ヴィータ/Gero様 & 柊キライ様】歌わせて頂いたのは【Mqki.】



「もともと柊キライさんの楽曲が好き。さらにGeroさんも好き。動画の絵師さんも好きと、好きが集まった楽曲だった。そのため初視聴の瞬間にはもう“歌いたい”と感じていた」ということから、実際に取り組んだ作品『ヴィータ』の歌ってみた動画。


「楽曲全体が纏っている重い印象、狂気的な部分に自分の色を上乗せして出力するのに時間がかかった。そのため取り組んだ時間も長く、思い入れも強い」という同作は、サウンドの疾走感や力強さに負けないぐらい、元々持ち合わせている歌声の強さが前面に押し出されているように感じられる。さらに迫力を、攻撃力を増すその歌声で、楽曲の世界観に強引に引きずり込んでくれる1作。


これは余談だが、「この楽曲を収録した翌日は声が出なかった」とのこと。それだけ、絞り出して収録した作品なのだ。




「発表はまだできていないが、オリジナル曲はたくさん出来ている」と、この先の発表に期待が高まる情報をくれた彼。
「発表のタイミングは未定ではあるが、楽しみにしていてほしい」ともコメントをくれた。


今後の目標としては「歌い手としての活動もしつつ、シンガーソングライターとしても存在感を放っていきたい」ということを挙げる。

きっとこの先、その歌声はさらに注目を集めていくことだろう。今、チェックしておくべきシンガーだ。