シンガーソングライター、大瀧ヌー。
弾き語り動画投稿をきっかけに、2013年に作詞作曲を始め、シンガーソングライターとしての活動をスタートさせる。
アートワークやイベントディレクションまでを一貫した表現として自らで手がけ、絵画やキャンドル・映像・茶道や伝統芸能とのコラボレーションなど、常に独自の表現を模索。主催イベントは軒並みソールドアウトとなるなど、音楽ファンのみならず幅広い層から支持を集めている。
2019年5月に3rd Album『かぎりのないグラデーション』をリリース、全国ツアー実施。
同年8月には初のコラボシングル『夏の煙』を配信リリース。
音楽のための音楽に止まらず、他の様々な要素と融合させ、楽曲のストーリーの中に深く入り込ませるような物語性の強い世界観を表現するSSW。
・蛍火
「想像力を通して離れた場所でもそこに像を結ぶということ、必ずいつか消えてしまう自分自身の残り火を届くべきところへ届けること」をテーマとした、完全リモート制作によるナンバー『蛍火』。
打ち込みによるビートに繊細なピアノ・アコースティックギターが絡み、疾走感がありながらも奥行きのある物語を連想させるような曲に仕上がっており、聴く者を幻想的な世界へ誘う。切なげで儚げ、でも確かな力強さを感じる歌声もまた、世界観への扉を開いてくれる。
何かを奪われてしまったとしても、私たちはきっとそれを超えていける。星のない夜も超えていける。そんなことを感じる1曲だ。
・大瀧ヌーバンド 『藍染の唄』(Official Music Video)
コロナ禍の2020年に敢行した4ヶ月連続リリース第1弾の配信シングル『藍染の唄』。
「何か得体の知れないものに染まっていく世界、そんな中でも1つ大切なものだけは離したくない」そんな思いを綴ったナンバーで、Music Videoはアニメーション制作集団『ACREATION』とのコラボ作品となっており、その音や映像からは夏を連想する。
軽快なリズムや疾走感があってキャッチーなメロディーラインは心地よく、それが≪あなたといたいから 壊れながら生きるよ≫≪離さないまだ繋いでいたい≫と歌う芯のある歌詞をより光らせる。
爽やかでありながら、心の中に熱いものを滾らせてくれる楽曲だ。
・夏の煙 - くすり×大瀧ヌーバンド(Official Music Video)
共に愛知県を中心に音楽活動を行う『くすり』と『大瀧ヌーバンド』初のコラボレーション。で、夏の終わりのどうしようもなく切ない感情を表現した珠玉の一曲『夏の煙』。
繊細な鍵盤とリンクするような儚く切ない2人の歌声。それを美しく彩り、立体感を加えるバンドサウンド。そのどれもが瑞々しく、胸をぎゅっとさせる。
「3年前と比べると、活動に対するスタンスなどもそうだが、物事の見方や感じ方も変化してきている。よりクオリティの高いものを作る自信があるし、今の状況の中で作れるもの、今だからこそ作れるものを生み出していきたい。現在、新しいアルバムの制作にも取り組んでいる。少しずつでも、自分にしか作れないものを作って届けたいと思っている」と、この先の活動についてコメントをくれた彼。
いずれにしても、この先の活動にも期待が持てることは間違いない。
2022/8/26、27@札幌
2022/11/13@名古屋