ボロボロになった教会を立て直すべく復興活動をしている、聖女(ひじりめ)れりあ。


YouTube、Twitterをメインに歌、企画配信、ゲーム配信をしたり、イラストを描いたりと、幅広く活動を行っている。

オリジナル楽曲にも定評があり、活動三周年記念には4曲目となるオリジナル曲『裏メシア』を発表している。


美しくも攻撃力が高い、クールでパワフルな歌声が一つの魅力。




・【MV】ストレリア/聖女れりあ【オリジナル曲】



自身初のオリジナルソング『ストレリア』。


「寝起きに運営から急に『オリ曲作ることになりました!作曲はボカロPのかいりきベアさんが担当です!』と言われて、本当にびっくりした。元々かいりきベアさんの事は知っていたし、楽曲もとても好きなので、お任せでかいりきベアさんがイメージする“聖女れりあ”を表現してもらった。届いたデモには仮歌がボカロで入っており、聴いたとき『この状態で最高にかっこいいじゃん!』と思った」と、そんな初めてのオリジナル楽曲の裏話を明かしてくれた。


かいりきベア氏:https://twitter.com/kairiki_bear


「曲のイントロでもう惹きつけられる」と自身でも話すように、かいりきベア節とでもいうべきリズミカルで印象的なイントロのフレーズから、一瞬で持っていかれる。もちろん、そんな独特なサウンド感に負けないような、パワフルでクール、かつ神秘的にすら響く彼女の歌声も魅力的だ。聖女れりあの歌の魅力が十二分に伝わり、かついつまでも頭に残る、初オリジナル曲として最高の1曲に仕上がっている。

そんな同曲に対して彼女は、「歌入れのハードルは高かったが、自分なりの表現を取り入れながら収録した。抑揚、印象を1番と2番で変えた。感想の息切れのところは自分のアイデア。またMVは、『普段ニコニコしているシスターが、なぜそんなに辛そうなのか』という考察しがいのある要素を入れたいなと思い表現した」と振り返る。

ちなみに同曲はJOYSOUNDにて配信中!カラオケで歌うことも可能だ。



・【MV】センチネル/聖女れりあ【オリジナル曲】



「透明感のある楽曲、儚い楽曲を作る方、というイメージがあった」と話す雄之助氏(https://twitter.com/bass_ynk)が担当したオリジナル楽曲『センチネル』。


2021年12月 に3D化を目標としたクラウドファンディングを実施した彼女。同企画は開始20分でクリア。最終的に目標金額を大きく超えて達成することができ、ストレッチゴールとして2曲目のオリジナル楽曲制作を掲げた。そうして出来上がったのが、この楽曲だ。


「普段の配信では絶対使わないような、綺麗な言葉で歌っています笑。普段の配信の様子を知らない人は、『可憐で清楚な人が、暗くて重い曲を歌っている』と感じそう。歌っている人と雑談配信している人はもはや別人です、というくらいギャップがあります」という同曲は、彼女の歌声の切れ味の鋭さが特に際立っているように聴こえる。


ダンサブルでありながら確かな世界観を持って響くサウンド同様に、その歌声が研ぎ澄まされているのだ。それが心の奥まで突き刺さる。
「歌詞については聴く人それぞれで解釈して欲しい!」とのことなので、是非歌詞もしっかりと感じてもらいたい。


・【MV】アプレイア/聖女れりあ【オリジナル曲】



2022年11月に公開したオリジナル楽曲『アプレイア』。


『アプレイア』というタイトルは、「a prayer(アプレイア)=祈る人」という意味だ。作曲は烏屋茶房/カラスヤサボウ氏(https://twitter.com/tghgworks_krsy)が担当。


「制作にあたり、どういう言葉を入れて欲しいか、キーワードを伝えた。あとは自分自身かっこいい楽曲が好きで、ギターの音色もかっこいいサウンドにしてもらいたい気持ちがあった。また、K-POPが好き、ということも伝えて制作していただいた」という同曲。


その意思伝達もあって、K-POPテイストの、アンダーグラウンドとオーバーグラウンドの境界線を取り払ったような、パンチ力のあるサウンドの1曲に仕上がっている。そんなサウンドに負けず劣らず、歌声も強烈だ。


「今までの曲で一番収録が難しかった。この曲に合わせた歌い方をするにはどうすればいいのか、曲調に合わせて自分の歌い方を変えていくのが大変だった。ラップパートの魅せ方や1・2番の抑揚の付け方を特に意識した」というコメントからも、この楽曲の難しさと同時に、サウンドの良さが伝わるだろう。




現在、「FAKE TYPE.さんと制作した楽曲のMVを制作中」だという彼女。「楽曲は既にライブにて発表しているものなので、ぜひライブをみて先に楽曲を楽しんでもらいたい」とも話してくれた(https://youtu.be/-csD5o1xdzA?t=1637


さらに「リスナーさんと触れ合う時間を大切にしながら活動を続けていきたい。自分が活動できるのはみんなのおかげ。配信が楽しいのもリスナーさんのコメントのおかげ」と、リスナーへの感謝も口にする。


そんな彼女にこの先の展望について尋ねてみると「憧れの作家さんから声がかかるようなVSingerになりたい。昔からずっと好きなGigaPさんや、梅とらさん、DECO*27さん、八王子Pさんなど、憧れの人と一緒に曲を作りたい。そしてゆくゆくはオリジナルのCDを作り、形で作品を残してみたいです。そうやって、“聖女れりあ=歌”というイメージを世間にしっかりと広めていきたい。また、自分自身、声優・歌手の水樹奈々さんをリスペクトしていることもあり、自分もアニメ主題歌を歌唱し、最終的にはそのアニメにキャラクターとして出演したい!」と、溢れる野望をたくさん挙げてくれた。


この先の展開に、期待が持てることは間違いない。