シンガーソングライター、作編曲家、歌手、ボカロPなど、インターネット上で幅広く活躍するアーティスト、鈴葉ユミ。
主にYouTubeでのオリジナル曲投稿やカバー動画の投稿、そしてオリジナルCDの販売などのかたちで活動する鈴葉ユミは、自身のアーティスト活動のみならず、ゲームBGMの制作や個人・サークルへの楽曲提供、ボーカルやコーラス担当としての作品参加など、クリエイターとして幅広く活躍。同人作品を中心に数々の実績を残し、商業作品にも多数参加してきた。
・【Official MV】清廉香夜/鈴葉ユミ
2022年2月にMVが公開されたばかりの、現時点での最新作「清廉香夜」。
和風楽曲を集めたコンピレーションアルバムに参加した際に制作した曲のセルフカバーだという本作は、サウンドから和のテイストが前面に押し出され、研ぎ澄まされた音楽世界を築き上げている。
歌詞のストーリーは「身分の差がある禁断の恋」を描いていて、物語性のある世界観も魅力のポイントだ。
制作時の原曲は男性ボーカルだったが、本作では自身の解釈をより色濃く込めたことでセルフカバーならではの個性も生まれているという。
・【Original】Twilight Garden/鈴葉ユミ【MV/Full】
自身のアーティストとしてのカラーが最も反映された代表曲だというナンバー「Twilight Garden」。
ゴシックでファンタジー色の強い浮世離れした世界観と、重厚なコーラスが展開される壮大な音像が特徴で、この両方の要素が彼女の作風の軸になっているそうだ。
この曲は4曲入りCDの表題曲で、CDは収録曲が時系列順に「イングリッシュガーデンで巻き起こった事件」を描く物語形式のコンセプト作品に仕上がっている。
曲中でも「箱庭」という表現が出てきて、MVイラストでもこの箱庭を表すアイテムを手にした女性が登場したりと、作品全体を通してひとつの物語を成しているのが最大のポイントだ。
・春のかたみ歌ってみた/鈴葉ユミ
ホラーアニメ「怪~ayakashi~」のEDテーマとして知られる楽曲「春のかたみ」。
もともとこの曲が大好きだったという鈴葉ユミ。「常に変化し続ける世の中に憂いを感じる」という世界観を巧みに、かつ繊細に歌い上げていて、シンガーとしての表現力を惜しみなく発揮している。
もともと「その時々の一瞬の記憶を鮮やかに音楽で記録しよう」という気持ちで音楽を始めたという鈴葉ユミ。
生きてきた証、生きた軌跡を残すことができる音楽活動を、これからも続けていきたいという。
世界に音楽を届けることを目指して、現在は英語の勉強も行っているそうだ。
今後はYouTubeでのコンテンツの充実により一層力を入れていく予定で、オリジナル曲の制作や提供、CD販売などと併せて活動を加速させていきたいという。
また、新たな作品制作として、長く世界観に浸ってもらえるようなコンセプトアルバムを発表したい語っている彼女。
鈴葉ユミのさらなる活躍から、目が離せない。