福岡最速3ピースメロディックパンクバンド、FROM ME.。
2020年に結成すると、同年11月には1st Single『Departure』をリリース。
その後メンバーの脱退・加入を経て、2021年6月1日より現体制での活動が発表された。
疾走する熱量の高いバンドサウンドと、パワフルかつ鮮やかなコーラス・メロディーラインは
どこまでも突き抜ける。
サウンドの勢いそのままに、福岡のみならず全国のメロディックパンクシーンを加速させうる3人組だ。
・FROM ME.「IDOL HERO」Music Video
曰く「パッと出てきた」楽曲『IDOL HERO』。
爆発的な疾走感を持つバンドサウンド、耳なじみの良いメロディーライン、そしてエネルギッシュで
高揚感のあるコーラスと、彼らのサウンドの特徴・魅力が存分に発揮されている同曲には、
その英語詞の中に「無責任に『君にはできるよ』なんて言うなというメッセージ」が込められている。
ただし、ただそういう存在へのアンチテーゼを向けるわけではなく、
≪道に迷ったとき 僕はあなたの力にはなれないと思う≫
≪道に迷ったとき あなたの北極星になれる日まで僕は力を尽くそうと思います≫と歌う。
そして最後は≪拝啓、この歌は無責任なヒーローが北極星になるまでの物語です≫と締めくくるのだ。
・FROM ME.「Turning Point」Music Video
メンバーチェンジのタイミングで作ったという楽曲『Turning Point』。
まるまるボーカルを撮り直しするなど、レコーディングにおいては大変なこともあったそうだが、
そんな楽曲だけにこの曲には独特のきらめきがある。
それは何かが終わりまた始まっていくときの、あるいは仲間と別々の道を歩き出す時の、
得も言われぬ雰囲気からくるものなのだろう。
メロディーラインにもどこか切なさが感じられ、
爆発力の高いバンドサウンドもより感情的に聞こえてくる。
あからさまに涙を誘うようなバラードナンバーとは全く異なる質感なのに、
聴いていると自然と涙が出そうになってくるのだ。
今までのツアーの映像を繋いで作ったMVはさらにそのキラキラした切なさを強くさせる。
音から映像から、どうしたってぐっとくる作品だといえるだろう。
6月20日よりアルバムあるいはミニアルバムの制作に向けたレコーディングを始めるという。
その後は「ツアーや遠征を積極的に行いたい」と考えている。
さらに「フェス常連バンドになりたい」「レーベルにも所属したい」という思いも明かしてくれた。
そのサウンドはフェス向きでもあり、今後実際に大きなフェスの常連になっていったり、
レーベルに所属したりことも想像に難くない。注目して追いかけていきたいバンドの一つだ。
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