2007年始動、時代を超える不変の音楽を追求するロックバンド、SuiseiNoboAz。
現在のメンバーは石原正晴(vo./gt./sampler)、高野メルドー(gt./piano)、
河野"time machine”岳人(ba.)、松田タツロウ(dr.)の4人。
元々は石原正晴を中心に3ピースロックバンドとして活動を開始したSuiseiNoboAzは、
2010年1月、向井秀徳プロデュースによる1stアルバム「SuiseiNoboAz」にてデビューを果たす。
以降、全国各地のライブハウスを巡り、多数のロックフェスティバルに出演し、
ライブシーンを中心に精力的な活動を続けてきた。
また、コンスタントに作品発表も行っており、
2020年12月には通算5枚目となるアルバム「3020」をリリースしたSuiseiNoboAz。
バンドの新境地を見せた本作を引っ提げて現在も全国各地でライブを行い、
多くのリスナーの心を揺さぶっている。
・SuiseiNoboAz / 3020
最新アルバムのタイトルナンバーであり、作品のキーとなる楽曲「3020」。
「1000年後も聴かれる音楽を作っていきたい」という不変的な音楽を作り上げることへの
探求が具現化したこの曲は、SuiseiNoboAzと言うバンドの在り方を極限まで研ぎ澄ませて
描いて見せている。
ツアーの最中で生まれた楽曲だそうで、移動中の高速道路上で感じた
「次の街でのライブはどのようなものになるのだろうか」
という気持ちが、この壮大な音楽の原型になったそうだ。
ロックのみならず多彩なジャンルの色も垣間見せながら、強烈なリリックで聴き手を貫くこの曲。
サンプリングとして友人との別れの際に歌われるというマレーシアのワウブレンという
民謡を取り入れていたりと、独特の表現手法を取り入れるスタイルも注目ポイントだ。
・SuiseiNoboAz / liquid rainbow
2017年リリースのアルバムの表題曲「liquid rainbow」。
そのテーマは「出会いと別れ」で、メンバーの脱退、
新たなメンバーの加入を経ての再始動が叶ったタイミングで生まれた曲だという。
さまざまな出会いと別れが重なり、噛み合った果てに見えた希望を見据え、
初めて「希望」と言うテーマを見つめて歌うことができた楽曲だそうだ。
内容的に「3020」に繋がる部分もあるという。
MVを手がけたのは、映画監督として「戦場へ、インターン」「わたしはアーティスト」
などを手がけてきた気鋭のクリエイター、籔下雷太氏。
多くの人が行き交い、多くの人生が交差する東京の風景を捉えた映像世界にも惹きこまれる。
・SuiseiNoboAz / それから
2020年のコロナ禍の中、作曲活動に打ち込む中で生まれた楽曲だという「それから」。
不変的な音楽を目指すSuiseiNoboAzのスタンスとして直接的にコロナ禍を指した曲ではないものの、
「コロナ禍で作ったので影響が出ているかもしれない」と感じているそうだ。
様々なサンプリングが取り入れられ、より先進的なロックサウンドが実現されており、
なかでもサンプリングをもとに生音でレコーディングされ、楽曲終盤のここぞという場面で
エモーションをかき立ててくるサックスが作り手として最も印象深いアレンジになっているらしい。
3020とliquid rainbowで歌い上げてきたテーマの、完結編的な曲だという「それから」。
Vo.石原自身も「歌詞がぎっちり入っているので歌うのが大変」と語る、
濃密なリリックの詰まった6分越えの大作として必聴だ。
「3020」をきっかけに新たに聴いてくれるリスナーも増えたそうなので、
本作を前面に押し出しながら今後のライブも回っていきたいそうだ。
今後も各地でのライブ出演を控え、8月27日には大阪の心斎橋JANUSで
自主企画の開催も予定しているSuiseiNoboAz。
不変の音楽を作り上げる彼らのさらなる歩みから、今後も目が離せない。
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▼8月28日(土)京都 KBSホール