大阪を中心に活動中のTremolo Shake's Band、ゆらぎ。


メンバーは、Gt./Vo.チャーリー、Ba.じゅんぺー、Key./Vo.吉乃さち、Dr.ちっぴという4人組編成。

ジャンルレスで「楽しい」を音にしたいという思いのもと、音楽を奏でる。

ゆらぎから広がる音の振動をより遠くへ。


2018年にはFM802が主催する日本最大級のライブショーケースフェスティバルMINAMIWHEELに出演。

さらに2020年、Eggs年間ランキング6位を獲得と、その音楽は業界内外を問わず確かな評価を受けている。

当面の目標はTOKYO CALLINGに出演すること。





・幻想


https://linkcloud.mu/e843de52


今のメンバーになってから初めて作ったと話す楽曲『幻想』。

目に見えないものの方が大事、今自分の周りにある環境や人を大切にしてほしいという思いを綴った1曲だ。


その内容だけ見ると、ダウナーなサウンドで描く楽曲を連想しがちだが、

この楽曲は若干のセンチメンタル感を描きながらも、

どちらかといえばポップでエネルギッシュなサウンドで疾走していくのが面白い。


それはどこか90年代のポップロックを思わせる音だと言えるだろう。

サビのメロディーラインの盛り上がりも注目ポイント。

感情的な歌声で描かれるそのメロディーラインは、耳に余韻を残す。



・壁




空間系を意識して作ったという楽曲『壁』。


「シューゲイザーに寄りながらもポップさが軸になるよう意識しました。

この曲は決して楽しく表現しようと思った曲ではないので、

メロディに関しては抑揚を多用するのではなく、少し気だるい様子を表現しました」

との言葉通り、サウンドの覆われ具合はシューゲイザーやドリームポップのそれだが、

メロディーラインはポップ。


かと言って、そのたゆたうサウンドのバランスを崩すほどに、

ポップに振りすぎているわけではない。

バランス感覚が絶妙で、心地よく聴ける1曲だ。


歌詞の内容は、端的に言えば

「見栄っ張りな自分に嫌気が差し、日頃の自身の行動に後悔している」

というもの。


それでも、自分のことを好きでいてくれる人達のために、

自分からまわりの人達を好きになりたいと決心する。


以下は、この楽曲に対して本人からのコメントだ。

「この曲について東京のとある店舗でタワーレコードさんがレビューしてくれたり、

私の知り合いが『夜に必ず聞いてから寝る』と言ってくれたり、とてもありがたく思っています。

実は、私もこの曲が自身の曲の中で1位2位を争うくらい好きです。

まだ聞いたことがない方には是非聞いてほしいなと思います。きっとクセになりますよ」



・ゆらぎONE-MAN SHOW VOL.2 ツイキャスプレミア配信ライブダイジェスト



2020年11月29日に行われた配信ライブのダイジェスト映像。


「コメント欄を読んだり、途中メンバーに関するクイズを出して視聴者に答えを考えてもらったりと、

ファン参加型で今までになかったライブ形式をお届けできた」

というように、このライブはある種の挑戦的なライブだった。

そしてそれは成功したといえる。


ちなみにそんなクイズの様子は、このダイジェストでも2分35秒から確認可能だ。

もちろんライブ自体でも、パワフルかつ疾走感あるサウンドが印象的な『いつの日か』や

シンガロングなメロディーラインが光る『幻月』など、かっこよさと耳なじみの良さが同居した

パフォーマンスを見せ、見応えのあるライブであったことが分かる。




「ライブスケジュールが軒並みキャンセルになり中々思うように動けていないが、

いつでも動き出せるように楽曲制作をしている」というゆらぎ。

「年内にミニアルバムをリリースできればと考えている」とも明かしてくれた。

そんなミニアルバムの続報を楽しみにしながら、Twitterなどでその動向を追いかけていこう。