ジャンルの枠にとらわれない多彩な音楽性と
圧倒的な熱量のライブパフォーマンスで魅せるロックバンド、nim。
2006年に京都で結成されたnimは、幾度かのメンバーチェンジを経て
2020年にVo.Gt.Koichi Kato、Vo.Gt.Hisana、Gt.Mel、Ba.Hiroki、Dr.nongの現メンバー体制へ。
エモを基調に幅広いロックジャンルを取り入れ、男女ツインボーカルによるメロディアスな楽曲を展開し、
国内外問わずインディペンデントなシーンと呼応しながら成長を続けてきた。
これまでにフルアルバム3枚や多数のシングルをリリースし、
一方で生粋のライブバンドとして常にライブシーンの最前線で活躍。
国内ライブハウスやイベントはもちろん、オーストラリア、中国、韓国での大規模な海外ツアーも行っている。
韓国では国営放送に生出演を果たすなど、多方面で実績を積んで国境を越えた注目を集めてきた。
その後も定期的に自主企画やリリースを行いながら、現在まで精力的に活動中。
シーンの最前線を走り続ける実力派バンドとして知られている。
・A thousand years
2020年2月のライブ映像から楽曲「A thousand years」。
普段は打ち込みから楽曲制作を行うことが多い中で、
この曲はおよそ一年かけてセッションを中心に練り上げたそうだ。
歌詞には「戦争を経験していない世代」の立場から歴史について綴ったというメッセージが込められており、
エモーショナルな爆発力を秘めたサウンドと一体になることで、その想いがよりダイレクトに響いてくる。
・Text on payment
同じライブ動画で聴くことができるもう一つの楽曲「Text on payment」は、
メンバーチェンジなどでバンドが不安定だった時期の心境をもとに書かれた楽曲だという。
北海道へと向かうフェリーの中で、船の揺れと
自身の感情の揺らぎが重なったときに生まれたという秘話があるそうだ。
バンドが今の方向性を見出す過渡期に書いた歌詞には
「高い目標に向かいながら不安を抱えていても大丈夫」
だというメッセージが込められているという。
・Piece of heaven
2nd full album「MELLOW KONG」に収録された「Piece of heaven」は、
エモとしての激しさやアグレッシブなアンサンブルの妙を感じさせつつも、
軽快な聴き味に仕上がったナンバー。
作詞作曲を手がけたのはVo.Gt.のHisanaだそうで、
「世の中は良くなっているはずなのに、生き急がなければならず、かえって悪くなっている一面もある」
という葛藤を詞世界に込めているという。
サウンドと合わさって、聴きやすく共感できる普遍性を持ちつつも、
確かなフックも感じ取れるインパクトの大きな一曲になっているのが印象的だ。
本作はアルバム全体を通してピースフルな雰囲気に仕上がっているそうなので、
作品を通して是非聴いてみてほしい。
今秋には3曲入り配信シングルのリリースを予定し、
その中には今回紹介した「A thousand years」「Text on payment」も収録されるという。
8月と10月には拠点の京都で自主企画も控え、今後はさらなるシングルリリースを
重ねてアルバム発表も目指すなど、ますます活動の勢いを強めていくそうだ。
バンド自身からは「こんなご時世だがライブバンドとして生の音を体感して欲しいので
できる形でライブを続けていきたい。初期のnimがトリプルギターで一時期4人になって
また5人に戻ったのでかなり変わったので楽しみにして欲しい」というメッセージを預かっている。
さらに進化を遂げていくnimの今後から目が離せない。
【Twitter】
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【Instagram】
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