シンプルに研ぎ澄まされたギターロックサウンドと深い詞世界で魅せるロックバンド、東京パピーズ。
2013年に結成された東京パピーズは、翌年には「RO69JACK14/15」で優勝を果たし、
以降もコンテストの上位常連に。
メンバーチェンジを経て、2015年12月には自身初の全国流通盤となる「東京」をリリースした。
この作品ではThe Strokes「Room on Fire」のメインエンジニアを務め、
MIYAVI、モーモールルギャバンらを手がけてきた吉岡俊一がプロデュースを担当。
2019年にはその吉岡が発足したKingfisher Recordsに所属し、
シングル「火星の暮らし」「漂流教室」、1st full album「地球儀」を発表している。
また、ライブバンドとしても常に存在感を放ってきた東京パピーズ。
「音楽をとりかえせ」と題したワンマンライブをこれまでに三度成功させて、
ライブハウスシーンで確かな存在感を示してきた。
2021年7月にはGt.磯崎啓太が加入し、Gt.Vo.木村太郎、Ba.ヒロ・ハミルトン、Dr.阿部絵平と併せた現体制に。
今後さらなる躍進が期待される要注目バンドとして、各方面で話題を集めている存在だ。
・東京パピーズ「ワールドターニング」MV
1st full album「地球儀」に収録された「ワールドターニング」は、
日常的な風景と壮大な世界観が融合したユニークなストーリーを見せるオルタナティブロックナンバー。
武骨で爆発力を秘めたサウンドはしっかりと厚みを感じさせ、
Gt.Vo.木村太郎の力強い歌声がその中心を貫いている。
アルバムのリリースがコロナ禍の直前になったことで、
図らずも深い意味や強いメッセージ性を感じさせる楽曲になったという。
ロックナンバーとしての分かりやすい聴きやすさもあるので、
東京パピーズを知る最初の一曲としてもおすすめだ。
・東京パピーズ「火星の暮らし」MV
こちらも1st full album「地球儀」の収録曲のひとつ「火星の暮らし」。
アルバム発表前にはシングルとしてもリリースされている。
ゆったりとした曲調のミディアムナンバーに仕上がっていて、
地に足の着いたドラムとシンプルな中でも絶妙なうねりを見せるベース、
いい意味で枯れたサウンドを鳴らすギターが一体になって、
素朴でどこか切ない空気感を生み出している。
楽曲の持つ哀愁とノスタルジーをさらにかき立てる、
全編ワンカットによる映画的なアプローチのMVも見どころのひとつ。
懐かしい気持ちになれる一曲として聴き入ってほしい。
・東京パピーズ「オレンジ」MV
収録曲9曲全てのMVが公開されることが決定している1st full album「地球儀」だが、
その第一弾として公開されたのがこの「オレンジ」だ。
「君」への想いを等身大の言葉に乗せて描く歌詞が
緩急のついたロックアンサンブルに支えられてくり出され、
聴き手の感情を揺さぶるエモーショナルなストーリーを作り上げている。
製作段階から強い手ごたえがあり、ファンからも
お気に入りの一曲だと感想が集まっているというこの曲。
東京パピーズのこれからの代表曲として注目だ。
さらに勢いを加速させていく東京パピーズに、これからも注目してほしい。
最後にGt.Vo.木村太郎からのメッセージを掲載するので、必読だ。
ギタリストも加入し、ようやく自分たちなりの音楽が形になりつつあります。
強いバンドになりました。ライブもぜひ観ていただきたいです。
11/28(日)下北沢近松
12/19(日)新宿red cloth
9/18(土)京都nano『センチメンタル』