山口県生まれ、静岡県育ち、東京都在住、おとめ(Otome)。
K Masera氏いわく「素直に教えたことを吸収する生徒」だったとのこと。
80年代サウンドを取り入れつつ、音楽ゲームやテクノポップ(KRAFTWERK、YMOなど)に影響を受けた新感覚エレクトロミュージックを軸に制作を行っている。
・SEVEN’s CODE「Tie/おとめ」
SEVEN’s CODE提供曲。“嫉妬”というテーマを扱っている。
そのメロディーラインやサウンドからは、80‘sミュージックの何とも言えないいなたさや独特の切なさが感じられる。柔らかいボーカルは、そんなサウンドやメロディーラインと最良の相性で、聞いていると一瞬でタイムスリップ。それでいてただのリバイバルではない、現代的な雰囲気も纏っているから面白い。
2015年に音楽経験ゼロから活動を始めて、3年目で商業音楽デビューとなったおとめ。同曲では、「未経験のところから、1〜2ヶ月で完パケを仕上げるという難しさを感じた」とも話してくれた。
・Fragments of heart(Lo-Fi mix)
2020年12月、初のBGM楽曲集をリリースした彼女。こちらはその楽曲集『Fragments of heart(Lo-Fi mix)』のトレーラー映像だ。これまで年に2枚、M3での発表を行っていたが、こちらは初めてのコミケ(オンラインイベント:エアコミケ)参加作品。
「2020年はコロナ禍ということもあり、制作やインプットの期間が多くあった。その中でジャンルを漁っていたところ、ローファイサウンドをよく目にしたため、取り込んできた」と話してくれた。
そのゆるかやでチルなサウンドは、夜の雰囲気とマッチする。家で穏やかにお酒を嗜んだり、あるいは少し背伸びしたお洒落なバーなどで聴いたりするのもハマりそう。贅沢な時間を過ごさせてくれる1作だ。
実際ローファイサウンドに着手したのは、元々自身のファンにお酒好きの方が多いこと、それゆえにバーに馴染むような楽曲を作ろうと思ったこと、が理由の一つとのこと。
・【MV】Heart motion / おとめ(Otome)
2021年10月に、MV投稿した作品『Heart motion』。
「今まではアルバム制作までを自身1人のみで完結していたが、MV制作に関しては人と作る必要があったりと、新しい難しさを感じた」と話すおとめ。MVは、アニメーター・さかたはるき氏と継続的にコラボレーションをし、定期的に投稿中。こちらのMVでもイラストは同氏が担当している。ちなみに「現在、第4弾を制作中」との情報もいただいている。
ファンキーなノリの良さと浮遊感を同時に覚えるサウンド。ディープな低音が心地よいその音からは、やはり80’sの匂いがする。歌謡曲や古き良きアニソンを彷彿とさせるメロディーラインや歌詞の世界観もまた、それを強く感じさせるので、しっかりと没入して聴けるだろう。
懐かしくも新しいこの音楽は、80’s好きやテクノポップ好き、昔のアニソンファンなど、きっと幅広い層に刺さるだろう。
そして高い没入感・トリップ感が、様々なことを忘れさせてくれる。
2021年12月31日発売
Imaginary number / Time Travel Airport
新シリーズ ボーカル楽曲集 第1弾
Lo-Fi CityPopをコンセプトに、自身の記憶や思い出をリンクさせたダウナー系ポップス。全4曲+Off Vocal4曲入りのアルバム。
https://www.timetravelairport.com/imaginarynumber
2021年10月31日発売
Time Travel Escape / Time Travel Airport
オリジナルボーカル楽曲集第11弾
80'sポップなサウンドを軸に、シティポップ、エレクトロニックブルース、ボッサなどを取り入れた全7曲+Off Vocal6曲入りのアルバム。
https://www.timetravelairport.com/timetravelescape