“全ての学ぶ者の味方”、真城由理。


アルテス学園を開学したバーチャル先生であり、ホロライブのアキ・ローゼンタールなど多数のVSingerと共演するVSingerであり、ゲームCM吹き替え実績も多数持つV声優であり、音系Vクリエイター/エンジニアでもある。


さらにKADOKAWA発行のVtuber専門誌『VティークVol.05』に掲載されたり、企業からのPR案件も多数依頼されたりと、その活動は多岐にわたっている。

「夢は、まだ誰も見たことがないようなVRライブを生み出し、たくさんの人に歌を届けること!」




・『エンヴィーベイビー』×『KING』歌ってみた【真城由理】/ [ENVYBABY] × [KING] covered by Yuri Mashiro



Kanariaの大ヒット曲のマッシュアップ作品の歌ってみた動画。


「リスナーや友人から「歌ってみたら?」とおすすめされていたのもあって、歌ってみようと思っていた。そこにKanariaさんが『エンヴィーベイビー』×『KING』のマッシュアップを発表。そのタイミングで収録して投稿した」という作品。


「反響もよく、再生数は自身の動画では一番」という同作では、色気のあるセクシーなハイトーンと、楽曲の持つ世界観との相性の良さが光る。そのなんとも妖艶なムードの中に、引き込まれてしまうのだ。


「原曲は歌詞の語感を大事にしている印象。なのでそこを一番大事に、気持ちいい語感とリズムを意識して歌唱した」と話すなど、原曲へのリスペクトをしっかりと持っている点も魅力だ。


それも、聴く者を楽曲の世界観、彼の歌唱の世界観に引き込む要因の一つだろう。



・【THE FIRST TAKE風】Black Journey(ヒプノシスマイク・Fling Posse) 歌ってみた【#Vソニ 3.0】



ファーストテイク風の動画で描く、『ヒプノシスマイク・シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”/Black Journey』の歌ってみた。


「この曲の作詞作曲であるケンカイヨシ様&たなかのタッグは、もう何年も前からチェックするほどのファン。そのためこの楽曲についてもリリース時からチェックしていたが、期待を超えるようなクオリティに心を打たれて、ぜひ歌いたい!と思った」とのことだ。


「原曲にはクラシックのようにテンポが揺れ動くようなパートもあり。こういった楽曲を生でとるのは非常に難しいが、だからこそ歌唱力を披露することができたのでは?と考えている」と話すなど、その仕上がりには自身でも手ごたえを感じている。


実際、テンポ感やピッチ感、表現など、すべてにおいて決して簡単とは思えない同曲を、様々な表現をみせながら、確かなリズム感とピッチ感で描き上げている。質の高さを感じざるをえない歌ってみただ。


また、ファーストテイクという企画の趣旨を守るため、公開レコーディングをし、その後すぐに自身でMIXするという過程を、全て配信で公開。

こういった試みは他のVtuberにはなかなかないものだろう。その試み自体も、面白い。




・創造LIBERA / 真城由理(self cover)【MV】



自身のオリジナル楽曲『創造LIBERA』。


文学的なテーマを盛り込んだ曲で、ヘルマンヘッセのデミアンをベースに、その物語をなぞりつつ新たな表現や世界観を構築している。そういった歌詞に対しての、ワブルベースのサ

ウンドや現代的なアプローチが面白い1曲だ。


この楽曲の制作に際しては、「古くからある創作に対しての再構築」というような意識もベースにあったという。


そんなイメージ故か、新しさとクラシカルさの両方を感じることが出来る1曲となっている。さらに、やはり色気のある歌声でそれを描くから、楽曲に何とも言えない説得力のようなものを感じるというのもポイントだろう。


その説得力を持って≪本当の自由は僕等の心の中いつでもあったんだ≫と歌われるから、ハッとする人も多いはずだ。




「これまでのVtuberとしての活動は、コーラスやエンジニアとしてなども含めて、割と幅広い内容を行ってきた。今後はそれらの活動を活かし、Unreal Engineなどを用いたVR空間の構築や、Vtuberさんの新たな可能性を、プレイヤーとして前線に立ちながら開拓していきたい」と、これからの活動についてコメントをくれた彼。


実際に、声を使う活動の研究に特化したバーチャルSNSとして『VION LAB.』も設立している。


トークやお芝居、歌などの活動で“美音”を追究する者たちが研究員として集まり、ノウハウやツール、案件を共有。そんなことが完全無料のSNSで可能となっているので、気になる人は是非そちらもチェックしてみていただきたい。