シンプルなギターロックサウンドに等身大のストーリーと感情を込めて描くスリーピースガールズロックバンド、輪廻。


2019年1月にバンドメンバー募集サイトを通じて結成された輪廻は、東京都内のライブハウスを中心に活動してきた。

2020年1月には結成1年を記念して自主企画「生まれ変わっても君とロックvol.1」を吉祥寺ROCK JOINT GBにて開催し、

2021年3月には1st demo single「お月様」をリリースするなど、ライブシーンでも作品制作の面でも着実に実績を重ねている。


メンバー全員が10代と若いバンドでありながら、軽快さの中にもしっかりと一体感を見せるアンサンブルと

10代の繊細な心の機微をダイナミックに表現する歌詞、Gt.Vo.双葉の力強く熱量を帯びたボーカルが確かなインパクトを発揮。

圧倒的な期待値を秘めた気鋭のニューカマーとして、耳の早い音楽ファンの間で注目を集め始めている。


バンド名の由来は輪廻転生して生まれ変わっても、またこのメンバーでバンドをやる……という、

このバンドへの強い想いが込められているそうだ。




・お月様



2021年MVが公開されたばかりの「お月様」。

寂しげなバラード調の始まりから、中盤で一気に加速して

ギターロックとしての疾走感を纏っていく挑戦的なナンバーに仕上がっている。


歌詞で描かれるのは、「君」を想いながら、もう傍にいないその面影を探すストーリー。

単なる恋愛ソングに留まらず、「すべての人にとっての大切な人」を大切にしようという

メッセージが込められているという。


どこか切なくも前向きな気持ちにさせてくれるキラーチューンとして必聴だ。



・大人になったらさ



Gt.Vo.双葉の作詞作曲による楽曲 「大人になったらさ」 は、

前を見ながら目標に向かって突き進む感情を歌ったロックソング。


憧れのバンドのライブを最前列で見た時に、

距離は近いのに手が届かないことを思って書いたというこの曲。


将来憧れの人に届くように成長したい、という気持ちがあり、

楽曲自体にもメンバーそれぞれの憧れているバンドのさまざまな曲からの

影響が色濃く取り入れられているそうだ。


この曲から輪廻のことを知ってもらう機会も多く、

バンドにとっては代表曲と呼べる一曲だという。


・君の記録



「大人になったらさ」と同時期に制作され、初めての自主企画のときに

持っていくなどバンドの初期からの楽曲のひとつになっている「君の記録」。


ギターロックとしての疾走感はもちろん、凝ったアレンジも注目ポイントのひとつになっていて、

途中で3連符フレーズを挟みつつまた一気に加速したりと多彩な見せ方がなされている。

この楽曲の持つ緩急が「生まれ変わる」ことを表しているそうだ。


輪廻のバンドとしての表現の幅広さを見せる一曲として聴いてみてほしい。




「目標は武道館!オリンピック!」と元気よく壮大な意気込みを語ってくれている輪廻。

そのためにもまずはより多くの人にバンドの存在を知ってもらい、新しいファンを獲得したいと思っているそうで、

今は10月に公開された新しいMVを多くの人に届けていきたいという。

2020年代邦楽ロックシーンを勢いよく駆けていく輪廻から、今後も目が離せない。