東京の5人組ニューウェーブ系ポップバンド、宇宙団。
Vo./Gt.もちづき、Gt./Cho.コンノ、Key.関口マドレーヌ、Ba.高のしま、Dr.ツチ丸の5名からなる。
2014年より4人組ガールズバンドとして活動していたがベースの脱退を経て、
2021年より新たにギター・ベースを迎え5人組男女混合バンドとして再スタート。
キャッチーなメロディやフレーズの中にニューウェーブやプログレの風味を落とし込んだ、中毒性の高いサウンドが特徴。
・宇宙団『いつかは』(Music Video)
プールに入りながら歌ったり、絵の具をぬりたくったり、
びちょびちょになりながらはっちゃけている身体を張ったMVも見応え抜群なこの楽曲は、
宇宙団としてはじめての男女ツインボーカルでの楽曲『いつかは』。
「ずっと先延ばしにしていたことに対して、いつかはこうなろう!いつかはやろう!じゃなくて、
今ここで勝負かけて頑張ろうよ!『いつかは』って理由をつけるのをやめようよ!という気持ち」
が込められている1曲だ。
『いつかは』と思って何かを先延ばしにしてしまうことは、往々にあることだろう。
むしろそうなってしまう、そうしてしまうことの方が多いのではないだろうか。
でもいざ取り組んでみたら、本腰を入れてみたら、もっと早くそうすればよかったと思うことも多いもの。
ポップでキャッチーなメロディーラインや華やかなサウンドでメッセージを届けるこの楽曲を聴けば、
自然と『いつかは』という思いは薄れていき、やる気が出てくるはずだ。
メンバーが変わり、いままでガールズバンドだったのが混合バンドになった宇宙団。
前編成時の宇宙団の良いところは残しつつ、新しいバンドになっていった。
そんな宇宙団だからこそ、「長い間このバンドをやってきていたが、また一から新しいバンドとして始めるような気持ちで、
「いつかは」と言っていたことを頑張ろう!」というリアルな想いが込められたこの楽曲が生まれたのだろう。
・宇宙団『スッテハイテ』(Music Video)
5人体制になってからの初めての楽曲『スッテハイテ』、
サウンド的にはニューウェーブ感が突き詰められている楽曲で、レトロ感が満載。
これまでのような勢いが魅力的な楽曲とはまた少し趣が異なり、独特の浮遊感に中毒性を覚える。
「5人になったので今までできなかったことをやろう」という考えのもと、リードギターでのアレンジがポイントだ。
≪スッテスッテハイテハイテ≫と歌う歌詞のリズミカルさもその中毒性につながる一因で、耳に心地よい。
また、心地よいのはサウンドだけではなく、宇宙団のロゴを作っているクリエイターによって制作されたMVにおいても同様。
「深夜のテレビ番組みたいなイメージの、シュールな中毒性のある映像を」という狙いで制作されたMVには、人は出てこず、
ずっと自然の風景が映されている。
ぼーっとリラックスしたい時に、映像と合わせて摂取するのがおすすめだ。
・宇宙団「ユートピア」(Music Video)
「これから自分達はどうなるんだろうという、未来に対する不安」を抱きながら
「新しい環境でも頑張っていこうよ」というメッセージを込めた楽曲『ユートピア』。
それは聴く人に対して作用するものでもあるが、元々は自分たちを鼓舞する楽曲として制作したという。
前編成時の楽曲であり、煌びやかなサウンドと真っ直ぐな疾走感で突き抜ける。
そんな同曲だが、ライブではアレンジを変えて今でもよく演奏されている。
どこかセンチメンタルな雰囲気もあるメロディーラインに乗せて届けられる、
≪誰にも壊されない場所に新しい世界を作ろう≫≪さあ!手を掲げよう≫
というそのポジティブなメッセージは、不安に共感しながらも優しく手を引っ張ってくれるよう。
心が押しつぶされそうになった時に聴きたい1曲だ。
「現在の5人体制になってから、今までとは大きく変わった。別バンドのような感覚で、
自分達にとっても刺激的で、音楽の表現の幅もとても広がった」と話す宇宙団。
「現体制でコンセプト・アルバムなど自分達の音楽性を深めた作品を制作していきたい。
そして大きなサーキットなどのイベントに出演したい」と、今後の展開に期待したくなる言葉ももらっている。
9月19日には渋谷LUSHで自主企画イベントを開催予定。
有料配信もあるので、まずはそこに注目しつつ、これからの活動も追いかけていっていただきたい。
【リリース情報】
9/12 MV &デジタル配信スタート
【ライブ情報】
2021/09/19(Sun.) at 渋谷LUSH
▶︎予約 https://uchudan.jimdofree.com/contact/
▶︎配信チケット購入 https://qumomee.toos.co.jp/