普遍的かつ完成度の高い日本語ギターロックの世界観で、

国内外から強い支持を集めるスリーピースロックバンド、snowkel(シュノーケル)。

2004年に福岡県で結成された彼らは、地元を中心に瞬く間に支持を集めて

2005年にはシングル「大きな水たまり」でメジャーデビューを果たした。


その後もアニメ「NARUTO -ナルト-」のOPテーマとなった「波風サテライト」や

アニメ「銀魂」のEDテーマとなった「奇跡」など次々にヒットナンバーを生み出し、

一方でライブバンドとしてライブハウスシーンやフェスシーンでも広く活躍。

2010年には活動休止を発表したものの、2014年には活動を再開した。


再開後もコンスタントな作品リリースやライブ出演を重ね、

バンドと縁の深いアニメ「NARUTO」関連のイベントやコンピレーション作品にも参加。

タイアップの影響でアニメファンを中心に海外からも人気を集めており、

これまでにブラジルやチリなど南米のライブイベントにも複数回出演してきた。


邦楽ギターロックを軸に自由な発想でスリーピースの枠にとらわれない音楽世界を築き、

多方面から指示を集める存在だ。




・波風サテライト



バンドの代表曲のひとつで、アニメ「NARUTO -ナルト-」のOPテーマとして

絶大な人気を誇る「波風サテライト」。


映像はブラジルのサンパウロで2017年に開催された大規模アニメコンベンション

「Ressaca Friends2017」への出演の様子で、アニメをきっかけに彼らの音楽を

知ったファンが熱狂を見せているのが分かる。


バンドにとっても思い出深い一曲で

「この曲がいろんなところに連れて行ってくれた」と感じているそうだ。



・理由



活動再開後に発表された4th ALBUM「popcorn labyrinth」。

その収録曲のひとつ「理由」は、休止期間を経たことでメンバーそれぞれが培った経験を活かし、

演奏面でも表現や世界観の面でもより奥深さを増したミディアムナンバーだ。


2014年に渋谷CHELSEAHOTELで開催した復活ライブのときの光景が、

今でも印象強く記憶に残っているという彼ら。

10年越しのアルバム発表やツアー開催を伝えたときの歓声が忘れられないそうで、

そこから現在までバンドとしてコンスタントに走り続けている。


・君に響け



結成15周年を記念して発表された11thシングル「君に響け」は、

シンプルに研ぎ澄まされたサウンドと優しいメロディに乗せて

「離れていても繋がっている」というメッセージを歌い上げたナンバー。


コロナ禍の前にリリースされた楽曲だが、

奇しくも現代社会の中でより響くメッセージソングとなっている。

バンドの最新形を見せる一曲として、今だからこそ聴いてみてほしい。



現在は事務所などに所属せず、フリーで活動しているsnowkel。

自分たちの思うままに行動ができるからこそ、色々なことに挑戦していきたいそうだ。


12月に公演の作・演出ボーカル西村晋弥で行われる演劇舞台「不自由への解放」の音楽も

snowkelが担当しているそうで、それも新たな挑戦の一環だという。

また、ブラジル・南米を中心に現在も熱狂的なファンが多いので、

コロナが落ち着いたら海外遠征なども実施したいそうだ。


コンスタントに作品を発表していることについて、

「老後になって聴き返す時に最高の思い出にしたい」という気持ちもあるという彼ら。

音楽活動を続けるsnowkelが、今後どのような楽曲を聴かせてくれるのかますます期待が高まる。



【イベント情報】



公演 :「不自由への解放」

作・演出 : 西村晋弥
場所 : 西日暮里キーノートシアター
日程 : 2021年12月17日〜2021年12月19日
17日 18:00〜
18日 14:00〜 / 18:00〜
19日 14:00〜

内容 : コメディ・お芝居
突然死んでしまった男。
そこに現れる一癖も二癖もある人達。
不自由の中にこそ自由がある。
それを知った男の結末とは。

主要キャスト : 中北秀樹(漫才練習中)
イチカワサヤ
濱川恭次(劇団TypeⅡ)
西村晋弥(シュノーケル)
井口眞緒

音楽:シュノーケル