ジャンルレスに、幅広い声色を使って歌う日本人ボーカリスト、Sennzai。
2016年には自身のレーベル『Seardrop(スィアドロップ)』の活動もスタート。
自身でディレクションを務めながら、継続的に作品をリリースしている。
その歌声の大きな特徴は、感情的にも無機質にも響かせられる多彩な声色。
声楽経験も影響しているであろうそのファルセットや超高音域のロングトーン、感情揺さぶるビブラートは、聴く者を一瞬で惹きつける。
2022年10月30日には7枚目のフルアルバム『Prismtone』をリリース。
・【MV】 RedemptioN (贖罪) / bermei.inazawa feat. Sennzai
「初めての実写MVを作りたい」という想いで、クラウドファンディングを実施して作成された楽曲『RedemptioN (贖罪)』。結果的に200%以上の大成功となり、この作品が制作された。
「メジャーアーティストを手掛ける最前線の撮影チームをお呼びして、実現できる最大限の作品を制作できた」というその言葉通り、映像としての美しさ、楽曲の独特なムードと親和性を感じるストーリー性を兼ね備えた、見ているだけで引き込まれる作品となっている。
映像と歌と音、その全てが上質な、「命を込めて歌った自信作」と言葉にふさわしい1作だ。
・【MV】Not a God / PRIDASK feat. Sennzai
2022年9月にMV公開となった作品『Not a God』。
端的に表現すれば、アンダーグラウンドな雰囲気に強く覆われた、ダークなムードのHIPHOP曲だ。2020年代以降のHIPHOPトレンドとリンクするようなモダンなサウンド感で描かれているクールな作品で、驚かされるのはその近代的なHIPHOPトラックに対して、しっかりとモダンなラップを乗せている点。
ただ音にテイストを合わせるだけではなく、ゾクッとするようなカッコよさを感じることから、改めて彼女の表現力・歌声の多彩さ・多才さが分かる。
【MV】アンヒューマナイズ / WHITEFISTS feat. Sennzai
ラウド系のバンドサウンドを思わせるような切れ味抜群で重たさを伴ったロックサウンド。そんな熱量の高いサウンドに負けずに突き抜けていく、パワフルかつ感情的な歌声。歌とサウンドの熱量に、どんどんと引き込まれる1曲だ。
特にポイントとなるのは力強さ。≪もう一回がない僕たちは 今を生きている 戻れないから 命燃やせる≫。そう歌うこの楽曲を届けるためには、その歌声にも命を燃やして今を生きるような力強さが必要になることは間違いない。彼女はそんな楽曲に対して、真正面から熱い気持ちをぶつけて、美しくもパワフルな歌声を届けているのだ。
その熱い感情が、聴く者と共鳴しないはずもない。
「最近は同人という枠に囚われず、セルフプロデュースアーティストして世界に向けての発信を意識している」と話す彼女。
唯一無二と言っていいほどの個性を放ちながら、幅広い楽曲を歌いあげる。それはこの先さらに磨き上げられていく可能性が高いだろう。
今後をもっともっと、楽しみに追いかけていけるアーティストだ。
【リリース情報】
BOOTH:https://seardrop.booth.pm/items/4280145
メロンブックス:https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1678612
Diverse Direct:https://diverse.direct/seardrop/secd-0009/
TANO*C STORE:https://www.tanocstore.net/shopdetail/000000003129/
Bandcamp:https://sennzai.bandcamp.com/album/prismtone
各種DL/ストリーミング配信:https://linkco.re/C1gmmXNR?lang=ja