作詞・作曲・アレンジ・MIXなどを行う音楽家、rig。


高校の時に軽音部に所属し、そこから音楽の道に進みたいと志す。一度は就職も決まっていたが、それを蹴り専門学校に進学。
そこでVoと出会い10年以上にわたって活動を展開。並行して楽曲制作や提供を行うようになっていった。


『rig』というネーミングは、「下積み時代にお金が無くてできなかったことや、行動に踏み切れなかったような体験が多かった」という自身の体験から。
音楽1本で生活していくにあたって、同じような“後悔”をしないために、後悔を意味する“Regret”から取ったものだ。




・「Chime」- おたつ。 Official Music Video



イラストレーター・まかろんKとの合作『Chime』。


同氏のイラスト4枚から受けたインスピレーションを広げて、楽曲を制作。

同曲のボーカルを務めるおたつ。は楽曲制作後に「テーマに合うボーカルを探して、声をかけた」という。


青春感を覚える楽曲の世界観やメロディーライン・サウンドと、小年感もあるおたつ。の歌声は、相性抜群なように感じられる。

だから聞いていると主人公に感情移入したり、思わず応援したくなったりしてくる。

そんな、まるで一本の映画やドラマを見ているような感覚で聴くことが出来る1曲だ。


ちなみにrig曰く「おたつ。さんはこの作品に出てくる主人公にかなり似ている」とのこと。



・「不器用なぼくが捧げる花」- こはならむ Official Music Video



同じくイラストレーター・まかろんKとの合作『不器用なぼくが捧げる花』。


描かれているのは、「アイドルに恋をしてしまった高校生の葛藤」だ。

ボーカルこはならむは、やはり楽曲に合わせてオファーをするという形で決まっていった。


≪まだ幼くっても 綺麗に拭えなくても 君を讃えるよ≫とうたう歌詞の世界観はもちろんのこと、それを届けるこはならむの歌声の、はち切れんばかりの切なさが印象的だ。


登場人物の心の叫びそのもののように聞こえるその歌声に、思わず自身の感情をリンクさせてしまうという人は多いのではないだろうか。

そうして、泣けてくる。


・睫を濡らす - 肢体遊戯 Official Music Video



親しくしている友人のイラストレーター・K。

そんなKとの音楽×絵画のユニットが『睫を濡らす』だ。


この楽曲『肢体遊戯』は、そんなユニットからの1曲。

やはりこちらも、楽曲に合わせてボーカル青妃らめに声をかけたという。


≪もう脈の無い彼を深く深く土に埋めたあああああああああ≫という歌い出しで始まるこの楽曲は、サウンドにもどこか毒がある。

その毒々しい雰囲気を、ボーカル青妃らめの独特な歪みのある鋭利な歌声で描くから、とにかくかっこいい。


『睫を濡らす』でのそんな毒感のあるサウンドからは、rigのサウンド感の幅広さにも驚かされるだろう。




今後の展望を尋ねてみると、「中長期では、ライブを実施したい。今までお願いしたボーカルの方に出ていただいてなのか、それはまだ検討中だけど」と、今後の楽しみになる言葉をくれた。


さらに「2ヶ国語での楽曲を、2ヶ月というスパンで」というのも目標にしているそうだ。

いずれにしても、これからの活動にも期待できることは間違いないだろう。

是非TwitterのフォローやYouTubeのチャンネル登録をして、今後の活動をチェックしていっていただきたい。