神戸出身のシンガーソングライター、眞名子新。
1997年生まれ。2016年から“神戸のあらた”として活動を開始。
2022年に開催されたJ-WAVE TOKYO GUITER JAMBOREE 2022『SONAR MUSIC Road to RYOGOKU suported by REALLIVE360』ではグランプリを受賞。
・眞名子 新 - 僕らの大移動 (Official Audio)
「今まで日本になかったような、カントリーでフォーキーだけど古くない感覚がある曲だと思う。オケは洋楽っぽさもあると思うが、メロディーは日本人っぽさのあるものになっている」と話す楽曲『僕らの大移動』。
その言葉通り、鳴らされている音はどこか懐かしさを感じるような、望郷感のある音色。しかしメロディーラインのキャッチーさや小気味よいリズムのノリがそこに新しさを加え、何ともワクワクする1曲に仕上がっている。それはまさに、『僕らの大移動』というタイトルにピッタリだ。
そんな同曲に対しては、以下のようにコメントもしてくれているので、紹介したい。
「今まで歌とギターのみのシンプルなサウンドにこだわって制作してきた自分にとって、この曲は大きな冒険となりました。サポートしてくれるメンバーに支えてもらいながら、自分の表現したい音楽が少しずつ形になっていく様に感動し、アンサンブルの素晴らしさを初めて体感しました。いわゆる処女作ですね。曲名の通り、大きな命の移動を感じるものになったし、また、自分も大きく変わっていくんだという意思が詰まった曲になったなと思います。自分が誰かにやられると悔しい音楽ができたんじゃないかな」
・眞名子 新 - マシかもしれない【Official Music Video】
「可愛くて、気怠くて、情けない曲になりました。休日、日差しがカーテンの隙間から入ってきて、眩しくさで仕方なく起き、大きなあくびから始まる気怠い一日。誰にでもあるようなそんな一日が可愛くなればいいなと思って作りました。実はこの曲は完成が早くて、自分がたまたまその日考えていたメロディーと兄が送ってきた詩が絶妙にあってできた一曲で、自身の曲の中では結構珍しいものです。ドラム、ベース、ギター(自分)のアンサンブルがとにかく楽しかったの一言に尽き、それが音にしっかり表れているので、音楽に嘘はつけないなと思いました。これからも。」
そんな風にコメントをくれた楽曲『マシかもしれない』。『僕らの大移動』と同様にBassにbetcover!!や秋山璃月のサポートメンバー吉田隼人氏、Drumには元プププランドの谷朋彦氏を起用した1曲だ。
・眞名子 新 - リビング (Official Audio)
生まれ育った実家を手放すことが決まって、今までの生活の全てを記録したいと思ってできたという楽曲『リビング』。
セルフライナーノーツでは「小さい頃から何をしていても鼻歌を歌っているような少年で、お風呂で歌うのが至福のひとときでした。よくうるさいと怒られるから、聞き耳を立て、浴室に母の足音が近づいてくると歌うのをやめたりしていましたね。まぁ思い出はこの辺にして、どんなことも過ぎれば思い出にはなるし、もうちょっとやってみよう。自分の生活や家族、故郷を想いながら作ったけれど、歌い続けていくうち、みんなにもそれぞれの“リビング”があるんだよなと。笑っちゃうこと泣いちゃうこと、怒られたこと、思い出したいこと、思い出したくないこと、そんな今までを土台として今の自分ができていて、これからも生活は続いていくのだと思います。レコーディングでは、いまだに仲良くできない母を想いながら歌い、ありがとうという気持ちを込めました。伝わらないでくれ、母よ」と綴る。
そんな風に話す同曲を聴けば、きっと誰もが自分の“リビング”を思い出すはずだ。そしてもちろん、これまで生きてきた日々の事も同時に頭に浮かんでくる。懐かしさと暖かさで、胸がいっぱいになる1曲だ。
ちなみにこの楽曲は、≪雨を知らせる西風が吹いたらこの町は変な匂いがする≫という歌詞で始まる。
「ライブについては今後も音源通りの感じで、バンド編成でもやっていけたらなと思っています。また、来年まとまったアルバムの制作ができればなと。目標は武道館でのワンマンライブ」と、これからの活動について話してくれた彼。
■2022年11月25日(金)
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