シンガーソングライター“あにー”によるソロプロジェクト/バンド、TaNaBaTa。
2008年に『TaNaBaTa』の名前でソロワークの音楽制作活動を始める。インターネット音楽シーン・同人音楽シーンを中心に幅広い支持を集め、2009年より同名義でバンドでのライブ活動も開始。同年の恵比寿LIQUIDROOMでの初ワンマンライブは即日完売となった。大型イベントへの出演や全国ツアーの他、毎年7月7日七夕の夜にワンマンライブ『TaNaBaTa Night』を開催している。
その他、LiSAなど様々なアーティストや各社音楽ゲームへの楽曲提供など、幅広く活動を展開している。
・TaNaBaTa『東京』 (Music Video)
1月16日リリースのニューアルバム『あと1cm』収録曲『東京』。曰く「2~3年前に制作し、ライブでは既によく演奏している楽曲」だ。
自身でも「“東京”というタイトルの楽曲は数多くあると思うけど、どれも印象的な曲が多い」と話すように、音楽シーンにおいて『東京』というタイトルの楽曲が名曲ぞろいだというのはよく知られた話だろう。雨の匂いと空気感が沁みるこの楽曲もまた、そんな名曲たちに匹敵する1曲だといっても過言ではない。メランコリックなムードに、胸がぎゅっとなる。
「もともと空想的な世界観の楽曲が多いが、これは比較的リアルな、イメージのしやすい楽曲じゃないかな」と話すように、これまでの楽曲と比べて身近な世界観で描かれており、余計にぐっとくるのだ。
そんな同曲制作のきっかけは友達と話をしていて、「TaNaBaTaはファンタジーな歌詞のイメージがあるし、“東京”っていうタイトルの曲は作らなさそうだよね~!」と言われたこと。「じゃあ逆に作ってみよう」と思い立ち制作したそうだ。
・TaNaBaTa 『あと1cm』 全曲試聴トレーラー
2022年1月16日リリースのアルバム『あと1cm』のトレーラー。
「2020年〜2021年に行った同タイトルの弾き語りツアーで披露し、何度も歌ってきた楽曲が多いので、自分にとっては新譜のようで、新譜じゃないみたいな感覚」と話す作品になっている。ライブでは弾き語りで披露していたが、アルバムは全てバンドアレンジで収録。ライブで聴いてくれていた人にとっても、真新しい感覚で聴けるのがうれしいところ。
疾走感豊かに印象的な歌詞を歌う『1cmでも近くがいい』、切れ味の鋭いサウンド感がクールな『ほ・ん・と・は・ね』、レトロな空気を纏うアッパーチューン『プラネタリウムに住みたい』、和風ジャズや歌謡曲を彷彿とさせるような『歯型をつけてよ』、メロディーラインが耳に残る『エリー』、アルバムのラストで大きな余韻を残す『ガラスのゆめ』、そして先の『東京』など、様々な質感の楽曲を収録。まず間違いなく、飽きずに何度も聴けるだろう。
・TaNaBaTa『あいつはイカサマをしている』
2019年リリースのアルバム『今夜、少女じゃいられない』に収録されている楽曲『あいつはイカサマをしている』。
ジャズとロックをうまく融合したようなサウンド感と歌声のクールさがとてもかっこいい。お洒落で小気味よく、それでいてダークでハードな雰囲気もあるので、聴いていて気分が上がることは間違いない。
1月にはアルバムリリースとツアーファイナルがあり、2月26日にはワンマンライブを開催予定と、この先の活動からも目が離せないTaNaBaTa。もちろん毎年7月7日に恒例で行っている『TaNaBaTa Night』は今年も開催予定だ。
【リリース情報】
2022年1月16日リリース
*『あと1cm』特設サイト
http://www.tanabata.be/ato1cm.html
■2022年1月16日(日)