札幌発のバンド、HIKAGE。


2019年4月より、札幌を拠点にライブなどの本格的な活動を開始。

同年10月、1st single 『The Valley』をリリース。同曲は、HTB北海道テレビ『NO MATTER BOARD 2020』のOP楽曲として起用された。また、楽曲のミックスマスタリングをアメリカ出身のバンド『Beartooth』のボーカルCalebShomoが担当しているというのもポイント。MVは『Silverstein』や『Beartooth』のMVを手がけるWyatt Cloughが担当した。


2020年には、5月30日に開催予定だった 『NOISEMAKER pre.KITAKAZEROCKFES 2020』 にOAとしての出演が決定。

翌2021年1月9日、2nd Single『Vanished Mirage』をゲリラ配信リリース。さらに12月に1st EP『Light My Wounds』リリースしている。
楽曲は、各ストリーミングサービスにて配信中だ。




・HIKAGE - The Valley [Official Music Video]



「海外の音楽、特にメタルコアやハードコア、ラウドロックといったジャンルに大きく影響を受けている」というHIKAGE。


ただ、それをそのまま再現するのとはまた少し異なり、そこに日本ならではのメロの要素なども組み込み、HIKAGEならではといえる、ミクスチャーバンドとしての名刺代わりになるような曲を創り上げた。それがこの楽曲『The Valley』だ。


重たくエモーショナルに突き抜けていくバンドサウンドに、ぐっとくる美しいメロディーラインが重なるその音は、海の向こうの音でもあり、こちら側の音でもあるといえる。だからこそ、幅広い層に届きうる。


ちなみにこの楽曲は、コロナが流行する数ヶ月前の発表だった。その期間については、「結果的にはコロナに大きな影響を受けてしまったが、製作に対してのめり込めたため、マイナスなだけではなかった」と話してくれた。



・HIKAGE - ISOLATION [Official Music Video]



コロナ禍における鬱屈した空気感に対して、それを破壊するような気持ちをぶつけた楽曲『ISOLATION』。


パワフルに疾走していくサウンドと、熱量に満ちたボーカル。それは一言でいえば、ぶちあがるものだ。心に一気に火をつけ、身体を熱くさせる。思わず暴れたくなる人も多いのではないだろうか。その熱量が、ストレスを吹き飛ばしてくれるだろう。


MVは、札幌市内の立て壊しが決まっていた建物の一室を使用して撮影。サウンド同様、スピード感に溢れた作品となっているので、是非音だけではなく目でも楽しんでいただきたい。ペイントもメンバーで施しているというから驚きだ。


ちなみに激しく揺れるようなカメラワークについては、「撮影した映像を早送りして作られている。なので撮影時にはBPMを1/2にして演奏している」と、裏話を明かしてくれた。


・Light My Wounds – EP



2021年12月リリース、先の『ISOLATION』を含む5曲入りのEP 『Light My Wounds』。


美しさと荒々しさの融合が感じられる1曲目『Left behind』、攻撃力を持ってぶち抜く『That's Enough』、クールなリフや美しいメロディーラインに心奪われる『Bring It Back』、先の『ISOLATION』、バラード調に聴かせる『Dear My...』など、持ち味の激しい曲調はもちろん、様々な顔が見える内容になっている。


そんな同作の紹介に際して彼らは、「もちろんこれ以降もバンドは進化し続けているため、今はさらに進化したプレイを届けられる」と、自分たちを信じて突き進むものならではの言葉もくれた。




そんな彼らの最新の楽曲、は3/9 JMSより全国流通されたHIKAGE 1st EP 『Light My Wounds』で確認できる。


またこの一年の活動は、「去年も様々な機会をいただけたが、今年もよりステップアップしていきたい。特にフェスなどの大きなステージでの表現。そのために今も製作を控えるなど、この1年を通してファンの方に楽しんでいただけるように動いている」との事。


この1年、終始その動きを要チェックだ。