シスター見習いエルフVTuber、聖々良(せせら) しきの。

歌、ゲーム、飲酒雑談など、活動は多岐にわたる。

ファンネームは『しきの聖教徒』。なにをしても見守ってくれる優しい方が多いというのが特徴だ。

実はデビューの半年前から楽曲制作を進めていたというこのオリジナル楽曲『あたしだけの君でいて』。

「それこそ作曲家さんや動画氏さんと打ち合わせ、自身のデビューの準備とけっこう大変だったが、それだけ思い入れも強い。特に、いろいろな準備が整ってきたころには、とてもワクワクしていた」。そう話す１曲だ。

「カワイイフューチャーベースの曲調に、機械っぽさのニュアンスを目指して製作された」というが、まさにその言葉通りのモダンでどこか機械っぽさがあるサウンド感に、ふわふわとしたたゆたうボーカルが心地よい。そんなボーカルにもどこか機械っぽさが感じられるので、世界観を描き出す彼女の表現力の高さも感じられるだろう。

また「普段のアットホームさとはまた違う、すこしメンヘラっぽい一面を見られる」というのも、この楽曲のポイントだ。

「初めて歌枠を行った際にとても好評で、歌ってみた製作をした」という１曲『花に亡霊 / ヨルシカ』の歌ってみた動画。

儚い雰囲気がある楽曲『花に亡霊』。その儚い雰囲気と彼女の透明度の高いボーカルの雰囲気は相性抜群。そのまま楽曲の世界観に溶け込むような歌声を聴かせ、聴く者を没入させてくれる。丁寧に感情をこめているような、繊細な雰囲気もまた魅力的だ。

自身としては、「サビのコーラスを含めた厚みがお気に入り」とのことなので、是非細部まで聴き入っていただきたい。

『MIRA / Kanaria』の歌ってみた動画。

普段は持ち前の透明度の高い歌声を活かして、儚い雰囲気の楽曲を歌うことが多い彼女。しかしこの楽曲はまたそういった楽曲とは雰囲気が異なる。どこかダークな雰囲気が香る１曲だ。

そんな楽曲を彼女は、持ち前の透明度はそのままに、どこか荒んだような雰囲気で歌い上げる。その意外な一面に、歌声に、ハッとさせられる人も多いのではないだろうか。そしてそれは同時に、やはり彼女の表現力の高さを証明しているといえる。