マイペースなキャラクターと透明感のある歌声が魅力のバーチャルYouTuber、小日向えだ。


「世界征服系にゃんこVTuber」の彼女は、2021年5月に初めての歌ってみた動画を投稿し、歌い手デビュー。

翌2022年6月にはVtuberとしてもデビューを果たし、現在に至る。


その正体は「人類みな猫になる計画を企んでいる自称ねこ」。猫の年齢でいうと2才で、自分をスコティッシュフォールドだと思い込んでいるという彼女は、歌ってみた動画を中心に、Vtuberデビュー後は歌枠配信やゲーム配信なども行ってきた。


今後の躍進が楽しみな、実力派歌い手/新人Vtuberだ。




・【初投稿】ムーン / tama - 小日向えだ[#こえだうた]#歌ってみた



歌い手としての小日向えだのデビュー作が、tamaのボカロ曲「ムーン」の歌ってみた動画。

ポップさの中にもノスタルジーが漂う原曲の雰囲気と彼女の歌声が絶妙にマッチして、柔らかな浮遊感を感じさせてくれる。


原曲の世界観に合わせて、投稿されたのは満月の夜。

初めて聴いたときにメロディーラインにぴんときた楽曲だそうで、初投稿だからこそ自分の好きな曲を歌おうと考え、この曲を選んだそうだ。


小日向えだの記念すべき第一作目として聴いてほしい。



・【#歌ってみた】レゾンデートル頂戴 / YM - 小日向えだ[#こえだうた]#VSinger



活動開始から半年のタイミングで投稿されたのが、伝説的なボカロPであるYMの名曲「レゾンデートル頂戴」のカバー。

前のめりなゴリゴリのロックサウンドとどこかダウナーな歌メロ、病みの入った詞世界に、小日向えだの歌声が合わさることで不思議な熱量を生み出している。


原曲は2010年の投稿作品。彼女が学生の頃によく聴いていた曲で、当時は音楽に支えられていた部分もあり、その頃を思い出しながら歌ったという。

このカバーの存在はYMにも届き、作曲者本人から褒めてもらえて嬉しかった……というエピソードもあったそうだ。


・【#歌ってみた】マイガール / tama - 小日向えだ[#こえだうた]#VSinger



活動開始から一周年の作品として投稿された「マイガール」の歌ってみた動画。

原曲は初投稿動画と同じくtamaによるボカロ曲で、初投稿を「ムーン」のカバーで迎えたときから「1年後には、またtamaさんの楽曲を歌いたい」と思っていたそうだ。


歌詞の内容も、歌い手からVtuber/Vsingerへと変身を遂げた自身にとって、共感できる部分が多かったとのこと。

清涼感のある音楽世界を、感情豊かに歌い上げたカバーとして必聴だ。




今後はオリジナル曲やCDの制作を目指したいという小日向えだ。「自分のCDが店頭に並ぶ様子を見てみたい」と夢を語ってくれている。


また、「3D化してのライブをする」という目標も持っているそうで、さらに配信者として日々の配信も頑張っていきたいという。視聴者の日常に寄り添えるようなVtuberになりたい……と思っているそうだ。


Vtuberデビューも果たし、今後のさらなる活躍が期待される小日向えだに、これからも注目していこう。