YuReeNa　初のフルアルバム『SUPER HUG!』をリリースする、心を届けるシンガーソングライター

鍵盤弾き語りシンガーソングライター、YuReeNa。

⻑野県岡⾕市出⾝。

真っ直ぐに人の心の隙間に力を送り、聴く人をあたたかく力強く包み込む歌声。

歌謡曲やポップソングの美しさを未来につないでいくメロディーメイク術。

誰のことも置いていかない、全員を連れて行く歌詞。

まっすぐな瞳と前向きな心で周囲全体をポジティブな空気にする人間性。

そんな、心を届けるシンガーソングライター。

幼少の頃にピアノを始め、中学生でミュージカルやヒップホップダンスに触れたことでステージでの表現に目覚める。

高校一年生の時、NHKのど自慢チャンピオン大会に出場し、NHKホールのステージを踏んだことをきっかけに歌手の道を志す。

当時、友達を励ますため曲を書き、喜んでもらえたことが作曲の原点であり、原動力になっている。

2014年、NHKみんなのうたで『きみのほっぺ』がオンエア。以降さまざまなアーティストの作詞やレコーディングにも携わる。

出身地⻑野県では、アサヒグループのCMソングに自身の楽曲『ユメレッシャ』が起用されオンエアされている。

そんな彼女が2022年8月24日に、アルバム『SUPER HUG!』をリリース。

バンド活動を経て、YuReeNaとしてソロ活動をリスタートした彼女。

2021年からハートカンパニー所属となり、それから1年半かけて楽曲制作を行った。

そうして完成したのが、「“炭水化物アルバム”と自分では呼んでいるくらい、パワフルなアルバムになった」というこの作品『SUPER HUG!』だ。

テーマとなっているのは、「過去でもなく未来でもなく、いまこの瞬間を信じぬきたい！」という想い。

「いまこの瞬間に踏み出そうと頑張っている人はたくさんいる。自分自身一歩踏み出せなかったときに憧れのアーティストの音楽に助けられた。今度は自分の音楽で誰かを助けられる様になりたい。みんなを音楽の力で抱きしめちゃう！！一人じゃなく、共に歩んでいって光に向かおうよ。」

そんな想いの詰まった作品だ。

今回はその中から数曲紹介したい。

・M１：ウブゴエ（0：00～1：22）

アルバム『SUPER HUG!』の全曲トレーラーより、まずは１曲目に収録されているウブゴエを聴いていただきたい。

夏頃にできた楽曲であり、「昔吹奏楽部にはいっていた経験から、自分の楽曲を学生たちに吹いてもらいたい気持ちがあり、それに似合う曲を作った。行進曲ビートが好きなので、そのリズムを入れたいなと思っていた」と話す同曲は、壮大な広がりと思わず行進したくなるビートに、心を持ち上げられる。

内容的にも、「『ウブゴエ』というタイトルが先に浮かんで、そこから曲の世界観を詰めていった。心の中の産声を、大海原に浮かぶ船の帆のように“あげる”」との言葉通り、みんながスタートダッシュを切り出す時、新しい幕開けを迎える時に背中を押せる楽曲となっている。ソロからバンド活動を経て、YuReeNaとして改めて活動を始めた彼女だからこそ、それがより強く響くということもあるだろう。

実際、ソロ活動を始めて熱量も大きく変わったという。

「サウンド的に一番大きく変化したのは、アレンジャーさんとのやりとり。今作は直接自分でアレンジャーさんとやりとりを行い、こういったアレンジにしたい、などを共有した。共にアレンジを行うことで、すごく勉強になった！」と、それは良いチャレンジになったようだった。

・M2：YuReeNa / 瓦礫のダリア　official music video

アルバム『SUPER HUG!』の２曲目に収録されている楽曲『瓦礫のダリア』。

2021年の秋頃に出来た曲で、「サビのメロディーが最初に浮かんできた」という。

「“ジェラシー”が曲の種となっていて、ジェラシーの先に行きたくて書いた楽曲。生まれや育ちや置かれている環境など、みんなバラバラ。でも『なんであの子には出来て、私には出来ないんだろう…』と、すぐ自分と人とを比べてしまいがち。こんなジェラシーを抱いて葛藤している人にとっての、『一歩突き抜けて、やってやろうじゃないか！』と思ってもらえる様なパワーソングになって欲しい」

そんな風に話すこの楽曲は、サビの突き抜けていく力強さや、伸びやかな歌声、≪あたしは瓦礫に生まれたダリア例のない道凛と咲け≫≪嵐を超えてでもここで咲いてみせるよ≫と歌う歌詞の世界観。どこをとってもパワフルで力が湧いてくる。

そんな同曲についてはさらに、以下のようにコメントをくれた。

「家の近所に大好きな花屋があり、そこでとっても綺麗な花が凛と咲いていたんです。遠くから見るとまるっとしていて可愛いのだけれど、よく見ると花弁がトゲトゲしている。何の花か調べてみると“ダリア”という花だと知りました。直感で素敵だと感じた、この“ダリア”を曲の題材に取り入れられないか考えていたところ、『“ダリア”という花になりきって歌詞を書いてみたら？』というアドバイスを周りから受けました。改めて、花言葉を調べてみると優雅・気品・気まぐれ・裏切り・不安定といった意味があり、この悩んでゆらゆら揺らめく感じが、ダリアって人間みたいだなと思ったんです。こういった感情を抱えているダリアになりきって最初から最後に向けて、主人公ダリアがどんどん前を、上を向いていくストーリーを描きました。結果アルバムの中でも、ぼんっと前にでて ”強い光”の曲となりました。イントロや感想で登場する鍵盤の少し不協和音なフレーズは、心のうごめきをメロディーとして表現しています。」

・M6：愛しちゃったんだ!（7:58～9:25）

こちらはまたアルバム『SUPER HUG!』のトレーラーより、６曲目に収録されている楽曲『愛しちゃったんだ!』。

「プロデューサーから『飛び抜けて明るい曲を作ろう！』という話があった。ちょうどまわりの仲良しの仲間たちが結婚していった、すごく素敵なムードの頃に作った楽曲。テーマは、ウエディングソングみたいな、“LOVE”や“とても温かい愛”。YuReeNaの楽曲には明るい楽曲も多いけれど、今作のように思い切った明るさに振り切ったのは初めて」とのコメント通り、ポップで明るく、多幸感に満ちた１曲だ。

「人生で初めてオリジナル楽曲で生のストリングスを入れていただいた。実際に弦のレコーディングを見て、言葉が出ないくらい嬉しかった。より楽曲が壮大な感じになった。ギターの神田ジョンさんのカッティングが2番から入っていて、それはこの楽曲の中ですごくスパイスになっている部分。曲の途中でサンバっぽい長めの間奏もあって、楽しく踊れる」というサウンドにも表れている。

メロディーラインも抜群にキャッチーで、まさしく飛びぬけて明るい楽曲となっている。聴いていて幸せになれる１曲だ。

ちなみに「この曲はテンポに関してすごく話し合った思い出がある。もともとこの曲はかなりゆったり作っていたが、曲が出来上がってきて、しっくりくるテンポを時間をかけて追求した」との裏話も明かしてくれている。

・M7：イエロー（9:26～10:59）

アルバムのなかで1番最初にあがった楽曲だという『イエロー』。

「この曲から全てが始まった。当時の想いなど、素直な気持ちが詰まった楽曲」と話す１曲だ。

歌詞のシンボルになっているイエローは“自分の中に宿る光”、“太陽”、“灯火”。

「咲くことに必死になっている人たちがたくさんいる。孤独感に襲われたり、暗くなってしまったり、焦ってしまったり。そんな瞬間が訪れたら、始めた時のあたたかい気持ちを思い出して欲しい」という思いを込めて届ける同曲は、歌声も音も、とても温かい。暗い気持ちを吹き飛ばし、心を照らしてくれる。

そんな同曲については、「≪1cmの空の隙間へ真っ直ぐ咲いていたい愛は、ここに持ってるから≫という歌詞に、全てが詰まっている。自分の中で持っていたい大事な言葉」とも話している。

また、「この曲もあって、アルバムのコンセプトカラーがビタミンカラーになった。“ビタミン”ってみんなが必要なもの。このアルバムは“ビタミンアルバム”として、聴いてくれた人の、心の中のビタミンを生成するアルバムになってもらいたい、という想いも込めている。YuReeNaのソウルカラーがオレンジというのもポイント」とのコメントも。

この先の目標としては、「やっぱりたくさん歌手がいる、たくさんアーティストがいる中で、ここぞっていう時にYuReeNaを聴かなきゃ！！と思ってもられるようなアーティストになりたい。『YuReeNaが頑張っているから私も頑張ろう！！』と思われるように」ということを挙げてくれた彼女。

さらに「ドリカムの吉田美和さんが憧れ。その存在感はもちろん、自分も1度聴いたら忘れられない、歌えるメロディー、エネルギーを言葉に乗っけられるようなアーティストになりたい」とも明かしてくれた。

9月頭にはピアノ弾き語りワンマンライブを開催予定。

それは約3年ぶりとなるライブで、アルバムの楽曲を生演奏するのは初めてとなる。

ほかにも大切な曲をやったりする予定だというので、是非、老若男女問わずたくさんの方に聴いていただきたい。

「体をゆらして楽しんでもらえるようなライブにしたい」と意気込むそんなワンマンに、まずは注目だ。

【読者に向けて】

この3年ぶりとなるワンマンライブでは

『SUPER HUG!』のアルバムに込めた「光」を生の声でみなさんに渡す日にしたい！

「光」を受け取ったみなさんが、その日をきっかけに

日常の生活や場所で発光してもらえるように頑張りたい。

ぜひYuReeNaの「光」を浴びにきてください！