
「お前は何を考えているんだ」――初見で思わずそうツッコミたくなるような、強烈なインパクトを放つアーティストがいる。
それが、戦国時代特化型シンガーソングライターであり、童謡作家、さらには怪談師としても活動する『肩幅ヒロシ』だ。
2018年1月、難関であるナンダコレハProduction(※架空のプロダクション)主催「新人発掘オーディション~新参者~」を勝ち抜いた(?)期待の新人。ステージにはセグウェイ(用途に合わせて3台持ち)を乗りこなして登場し、うまい棒バズーカを撃ち込んでくるという常軌を逸したパフォーマンスは、全国各地のオーディエンスから「ナンダコレハ……」というリアクションを引き出している。
また、ヤフオク!に「寝ます」を出品し、ロケットニュース24に取り上げられ多数のメディアで掲載されたこともあり、その軌道はこの頃から既に推測不能。
芸歴27年という長きにわたるキャリアの中で培われたエッジの効いた笑いと音楽、そしてイラストが融合したその世界観はまさに「ナンダコレハ」の連続である。
なお肩幅ヒロシ所属プロダクションのホームページにはCEOの黒瀬太獅、戦国ウタイビト柳瀬式なども写真付きで掲載されているが、何だか全員顔が似ているような……?
■千原ジュニアも絶賛! 伝説の動画投稿職人から戦国特化型アーティストへ
現在の彼の肩書きは驚くほど多岐にわたる。
童謡作家・元日本童謡協会会員、戦国時代特化型シンガーソングライター、江戸城再建プロジェクト会員、怪談師、さらにはスカイツリーソラマチ「戦国魂」の店長まで務めていたというから驚きだ。
「NHK『みんなのうた』に起用されたい」「教科書に載りたい」という夢を抱き、童謡作家としてキャリアをスタート。
その後、芸能事務所からのオファーを受け、お笑いライブの合間で歌を歌うようになる。
そこでバッドボーイズや髭男爵らと共演し、舞台袖でお笑いのノウハウを吸収。
その経験を活かして映像制作を始めると、「投稿動画職人」としてその才能を開花させた。
2年間100本もの動画を制作し、実にその半数以上がTV番組にピックアップされるという驚異的な採用率を誇り、数々の伝説的な実績を残している。
『進め!電波少年』でもお馴染み日本テレビ土屋敏男プロデューサーに”賞金王”と呼ばれ、千原ジュニアは『頭5つ6つ飛び出ている』と称賛。
日本テレビ系列『デジタルの根性』では年間グランプリ受賞。
Gyao『わらブロchオープン記念賞金300万円山分けキャンペーン』でも1位を獲得し、内わらブロ塾にて審査員賞受賞。
NHK『テレ遊び パフォー!』では、テリー伊藤の推薦により第3回投稿SHOW!キング大賞受賞。
動画職人として名を馳せた後、シンガーとしてCD『戦国フィーバー』をリリース。
これが、「戦国魂」プロデューサーである社長の目に留まり、イベントのテーマソングを担当。
これを機に戦国関連の仕事が激増していくこととなり、お城EXPO、戦国武将EXPO、関ヶ原合戦祭などなど、多数の戦国イベント出演を果たすきっかけとなる。
■「来年は肩幅広げようと思ってる」 ノリから生まれた“肩幅ヒロシ”
戦国関連の仕事が増える中、ある忘年会での出来事が彼の運命を決定づける。
出席者から「来年何やるの?」と聞かれ、何も考えていなかった彼はとっさに「肩幅広げようと思ってる」「名前は…か、肩幅ヒロシ!」とその場しのぎで発言。
しかし、周囲が予想以上に食いついてしまい、翌年のデザインフェスタでのデビューを宣言する羽目に。
後戻りできなくなった彼は、急いで渋谷のアメフトショップへ走りショルダーパッドを購入。
さらに、その異常な肩幅に合うスーツを探し、オーダーメイドスーツの名店「洋服の並木」とワイシャツの名店「山本ワイシャツ店」で特注シャツを制作。
眼鏡のパリミキで、西部警察に出てきそうな度入り眼鏡も購入し、1セット10万円以上をかけて現在の完璧なビジュアルを作り上げた。

その突き抜けたクリエイティビティは、クリエイターやモノ作りをする人々や、”普通”を見飽きてしまった人々から熱狂的な支持を集めている。
今回は、そんな彼の脳内にこびりついて離れない強烈な楽曲/作品たちを紹介しよう。
① 耳元で どすこいボイス
日本舞踊25年目(名取)であり、ダンサーでモデルの六帖アズサ(現・六條アズサ)との奇妙キテレツユニットが織りなすシュールな一曲。
打ち込みのドラム音に乗せて「耳元でどすこいボイス」というフレーズが延々とリフレインする。
この曲は、本人が「夢でお相撲さんに耳元で囁かれた」というイカレた実体験(?)から着想を得たもの。
ホワイトバックに手をグーにして腰を横に振る男女というシュールなMVと、やけに良い声のギャップから抜け出せなくなる中毒性の高い作品だ。
ついつい口ずさんでしまう異常な魅力もあり、キャッチーなのかマニアックなのか判断が極めて難しい特異点である。
なおこの超異色コンビは、2025年11月16日に惜しまれつつも解散となった。
② 釘踏み抜いた / くぎふみぬいた
夜中の3時半にふと目覚め、「中学校の時に友達のお父さんが釘を踏み抜いたこと」を思い出した瞬間にメロディーが降ってきたという、まさに天才の所業とも言える一曲。
歌謡曲のようなコブシとロックのようなしゃくりが効いた歌い方で、セリフやコント仕立ての展開が盛り込まれている。「ババ引き抜いた」などの秀逸な韻踏みや、意外なアウトロ展開、釘踏み抜いた感の強い衣装の靴など、彼のお笑いノウハウとアートセンスがいかんなく発揮された音ネタ作品だ。
リスナーもついつい”それっぽいフレーズ”を口ずさみ対抗したくなる何かに溢れている。
この楽曲を利用した韻踏合戦「釘踏み抜いたゲーム」が学生間で流行するのも時間の問題……?
肩幅ヒロシの存在感を強烈にアピールするショートティザー映像。
ダンディでクールでハリウッドスターのような彼が立川の街を闊歩し、電話ボックスの入口で引っかかったり、右半分しかない車の運転席でキメたりする様を堪能できる。
実はこの映像、超一流クリエイター/撮影陣によって撮影された本格的なもので、そのクオリティは驚くほど高い。
ナンダコレハProduction公式HPのトップ画にもなっているキーヴィジュアル写真もティザー収録と同時に行われており、実際の電車内で撮影されだそうだ。
車内広告がすべて肩幅ヒロシ仕様に改変されている点に注目。
また、本稿タイトルにも採用してる肩幅のサイズ表記である「0.0006km」は、本ティザーにて採用されたものである。
細部まで散りばめられた小ネタから目が離せない。
■教科書掲載を目指して。肩幅ヒロシの「次なる野望」
コンビ活動を経て、現在はソロとしての活動を確立すべく精力的にコンテンツを制作中の肩幅ヒロシ。
今後はソロ用の楽曲制作はもちろん、転換BGMの制作などステージの完成度をさらに高めていく予定だ。
同時に、戦国武将の末裔とのコラボなど、誰かと組むことで生まれる化学反応も模索していくという。
遠くない未来には、『ミッドナイトショルダー』というYouTube番組を開始し、「カナシバ・リー」「逆さうさぎのグーピー」といった個性的なVTuber・キャラクターをプロデュースして出演させていきたいとのこと。
彼らのグッズ展開も計画中だ。
さらには、「戦国関係者オールスターを集めて戦国版 We Are The World のような作品を世に送り出したい」という。
そして教科書に掲載される童話作家となることが、現時点で最大の目標のひとつだ。
本稿で取り上げた活動以外でも、怪談師として松原タニシとの共演も果たしていたり、声優としての活動経験があったり、ジャンルの垣根を軽々と超え、肩幅を物理的に引っかからせながらも様々な小道大道を開拓して突き進んで行く肩幅ヒロシ。
一度見たら絶対に忘れられない彼の「ナンダコレハ」な世界に、ぜひどっぷりと浸かってみてはいかがだろうか。

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